五人百姓 加美代飴 笹屋 こんぴらさん(金刀比羅宮)香川琴平 和菓子なスクチャイ046 2025.07.26
和菓子なスクチャイ046 香川 > 琴平町
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
五人百姓 加美代飴 笹屋 こんぴらさん(金刀比羅宮)香川琴平
1.こんぴらさん境内の飴屋
金刀比羅宮(以降、こんぴらさん)の大門から先の神域では一般人の商売はできないが、5軒の売り子さんがいて飴を売っている。
彼女たちは先祖代々鎌倉時代から境内の神域で特別に飴を売る許可を得た五人百姓 5軒の家で、現在の売り子さんが30代目だとのことだ。鎌倉時代からざっと800年も続いているのだ。
こんぴらさんを参る全国からの参拝客がここで飴を買い、地元に戻って家族友人知人たちと飴を割り分け合いながらこんぴらさんへの旅の話に花を咲かせる。
その話を聞いた人が、じゃあ俺も今度行ってくっか!となり、飴をきっかけにしてこんぴらさんへの参拝と信仰がどんどん広まったのだ。
2.賞味期限切れ2年目の飴






飴を買ったのは人生2度目となる2023年の1月のこんぴらさんの参拝の時で、恥ずかしながらそれからずっと封を開けずに今(2025/07/26)になってしまったのだ。
賞味期限(2023/05/31)切れもいいところで、参拝時の購入時点から2年半、賞味期限切れから2年2ヶ月経過している・・・中身は大丈夫だろうかと真剣に心配するほどの時間が経っている。
吾輩としては昔の人のように誰かと一緒に割って食べながら金刀比羅宮への旅話をするつもりだったのだが・・・その機会が結局なかったということだ。(≧∇≦)
3.2度目のこんぴらさん参拝
思えば最初の参拝は大学生の時、高校時代の地学部OBの先輩たち野郎ばかり6人で徳島と香川を4日間車で旅した時だった。
その時20歳そこそこの青年だったが、もともと呼吸器に疾患があった(当時はわからなかったが後年に診断された)吾輩は長い階段で苦しくて死ぬ思いをした。
(幼少時から体育で走らされる度に胸が苦しくて死ぬ思いをしていたが、診断されなかったので理由が言えず休めなかったのだ。今までよく生きていたことかと思う)
それからさらに年齢を喰った今、果たして一番上まで行けるのか?というのが最大の心配事だった。
目の前まで来ておいて階段の途中で挫折して引き返すなどすれば人生最大の屈辱を味わうに違いない。
しかしどういう風の吹き回しか、無謀にも、雲の上の極楽まで続くような長い階段を登らないといけない神社にまた来てしまったのだ。
誰に言われたでもない、自分の意志で来たのだ。
そしてなんと不思議なことに、今回はあまり苦しく感じることはなかった。
時間はかかったが、わりと無事に785段の石段を登って御本宮に到達したのだ。
(その奥にさらに538段登って厳塊神社(奥社)があるそうだが前回も今回も登ってない)
思えば一人で自分のペースで登ったからかもしれない。
人に気を使って人に歩調を合わせるのはかなり負担になるのだ。
その点一人は気楽だった。
ともあれそんなふうにご縁があって2度お参りさせていただいたこんぴらさんだ。
4.初回は飴売りに気付かず
そう言えば初回の参拝時は飴は買わなかった。
もちろんその時も売っていたはずだが・・・いや、あのときは和歌山からフェリーで徳島に渡ってから夜通し車を走らせて夜明け前に着いたこんぴらさん下の駐車場に車を停めて仮眠する程度で早朝一番に登ったのだ。
今もそうだが深夜には登れなかった。
開門と同時の早朝だったこともあり、飴売りが出ていたかどうかは定かではない。見た覚えがないのだ。
5.ブラタモリこんぴらさん編

2017年1月21日放送分

2017年1月21日放送分

2017年1月21日放送分

2017年1月21日放送分
こんぴらさんの飴を知ったのは2022年2月22日に観たブラタモリこんぴらさん編で、2017年1月21日放送分の再放送だった。
その番組を見てなぜか急にこんぴらさんに行きたくなったのだ。今度は忘れずに飴を買いたいと思った。
ちなみに飴だけ買うなら一般の土産物屋が並ぶ参道を過ぎた大門をくぐったすぐ先に店が出ているので、そこからさらに長い階段を最後の御本宮まで登る必要はない。
下から大門までは全体785段のほぼ半分ほどの階段数だ。そこまで挫折しなかったらなんとか飴は買えるのだ。
6.2年半前の飴を食べる

割る前(上)

割った後(上)
さて賞味期限から2年2か月も過ぎた飴の開封だ。鬼が出るか蛇が出るか。
最初の袋は手の感触ですでに割れていることがわかった。封を切って出してみるとやはり割れていた。
2枚目の飴は割れていなかった。
その2枚分を皿に出して撮影したものを上に公開する。
なぜか割れていた方(写真下)は色が薄かった。
両方ベタついたりはしていなかったので袋の中は乾燥した密閉状態にあったはずだ。
光を通さない銀紙のような包装でその上に厚紙のケース、保管場所も直射日光が射さない極端な温度にならない部屋の中だった。
2色あるとか2種類入ってるかとはどこにも書いてないので、やはり保存中になんらかの変質があったのだろうか。
それとも元から色の差が個体毎にあるものなのだろうか。
いずれの飴も食べてみたが、どちらも柚子のさわやかな風味が効いた昔ながらの美味しい飴だった。
賞味期限切れでも飴なのであまり気にすることはないのかもしれない。
そういえば大阪のおばちゃんが配る飴ちゃんは、実は賞味期限がいつかわからないむちゃ古い飴の可能性が高いと聞いたことがある。大阪のおばちゃんの飴ちゃんはポケットからポケットに鞄から鞄に移動するだけで案外消費せず、従って店舗では飴ちゃんはほとんど買わないらしいのだ。
ともあれ、素朴で美味しい五人百姓加美代飴を舐めているうちに琴平までの旅の道中やこんぴらさんの御本宮からの絶景を思い出したりして、また行きたくなってきた。
飴を人に食べさせつつ自分の旅話で人にこんぴらさんに行きたくさせる効果もあるのかもしれないが、吾輩の場合まず自分自身がまた行きたくなってきたのだ。
飴の効果は絶大だ。
そのうち3度目の参拝に出かけるかもしれんで。
(おわり)
