上方落語ようかん(時うどん味・饅頭こわい味) 天満天神繁盛亭 大阪天神橋(黒須製餡所・日光市) 和菓子なスクチャイ192 2026.01.01
和菓子なスクチャイ192 大阪府 > 大阪市天神橋
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
上方落語ようかん(時うどん味・饅頭こわい味) 天満天神繁盛亭 大阪天神橋(黒須製餡所・日光市)

左:饅頭こわい、右:「時うどん」

左:饅頭こわい、右:「時うどん」
1.1月1日の大阪天満天神繁盛亭

1月1日(2026年)の大阪天満天神繁盛亭は開場の13:30から賑やかで、ノリのいい(調子のいい)若手落語家3名による鯛おみくじ釣り(500円)が大盛況であった・・・と言っても絶対に誰でも釣れる鯛(の飾りもの)が釣れるといちいち盛大な拍手で絶叫してそれはそれはやかましい場なのだった。
吾輩はいっぺんに金と赤の鯛2尾を釣ったがもらえるのは1尾だけで金の方を選んだが、その時も周りの若手落語家さん3名、林家愛染(あいそめ)さん、柳家平和さん(東京を追放され大阪に出稼ぎ中)、桂弥壱さんと、愛染さんの弟子(入門二ヶ月目の弟子見習い)の現役女子高生1名(高座名はまだなし)、そして売店のおばちゃん2名までもが吾輩に盛大な拍手で祝賀の大声援を送ってくれたのであった。

その時みんなに取り囲まれていた吾輩は恥ずかしくなって「そんな盛大な拍手するほどのもんかいな!?」と言うと一同笑ったが、ま正月ということで景気良くして(見せかけて)いるのだった。(≧∇≦)
盛大な拍手と声援をくれたふたりのおばちゃんの売店を覗くと「上方落語ようかん・ネタ入り」というのが売っていた。
なんでも、落語ネタを想像した味、ということで吾輩は「饅頭こわい味」と「時うどん味」を買った。1個432円だった。
もうひとつ「ちりとてちん味」というのもあったがそれは見送った。
何となく「腐った豆腐」の味を想像して怖気を振るったからだ。
ま、でもそこにある「ちりとてちん」は知ったかぶりではなくきっと美味しいに違いないだろうが。
ところで、買ってから原材料名を見て怯えたのだが、「時うどん味」の方は漂白剤(次亜硫酸ナトリウム)など怪しげな薬品が使われているのだった。

左:饅頭こわい、右:「時うどん」
最初に原材料名を見ていたら買わなかったところだが、売店でさっきから威勢のいいおばちゃん2人を前に、買う前に原材料名をチェックさせてもらうなんて余裕がなかったのだ。
おばちゃんはふたりとも昔よく怒られた駄菓子屋のおばちゃんの顔になんとなく似ていたから怖かったのだ。
ともあれうっかりでもたとえ買ってしまった食べ物は喰う主義の吾輩だ。
2.食べた
2.1.時うどん味




まずは「漂白剤(次亜硫酸ナトリウム)」入りの時うどん味だ。
まあ買ってしまったものはしょうがない。
ひと口食べた瞬間・・・
うどんやん!
出汁効いてるし!(≧∇≦)
甘い白あんの中にほんのり塩味がして、「出汁」が香っているのだ!
うどんの中にあんこをぽっちゃんと入れて出汁と一緒にあんこを啜るような感じの味だ。(もちろん吾輩はそういうことをしたことがないので想像だ)
時に今日の演目で「時うどん」をやった師匠がいた。(桂米二師)
名演技で、うどんが食べたいな〜と思っていた矢先だった。
しかしこんな形でうどんを味わうとは・・・_| ̄|○
2.2.饅頭こわい味




こちらは「無難な」饅頭のあんこ味でホッとした。
人騒がせな添加物も混入していない。
さながらうどんの後に食べる甘味の役割か。
しっとりとして口中でとろけるように柔らかく、とても美味しいようかんだ。
3.製造元に黒須製餡所について
日光市の「黒須製餡所」は観光客で賑わう日光の目抜き通りから一本入った場所に佇む知る人ぞ知る「あんこ(製餡)の専門店」だ。
日光は「日光羊羹」が名物として非常に有名だが、黒須製餡所はその文化を根底から支え続けているまさに「職人のための職人」とも言える存在なのだ。
3.1.黒須製餡所の歴史と特徴
1925年(大正14年)創業で100年近い歴史がある。
日光には多くの羊羹店や和菓子店があつが、黒須製餡所はそれらのお店に「あん」を納める卸を本業としてきた。
つまり、日光の名だたる名菓の「味のベース」を作ってきた存在なのだ。
3.2.日光の「水」へのこだわり
日光の羊羹が美味しい最大の理由は男体山などの山々から湧き出る清らかな水にある。
黒須製餡所もこの良質な水を用い伝統的な直火釜で丁寧に豆を炊き上げることで、雑味のない小豆本来の風味を最大限に引き出している。
観光客向けの派手な宣伝はしていないが、「本当に美味しいあんこを食べたいなら黒須へ行け」と地元の人が口を揃える信頼のお店なのだ。
(おわり)
