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元祖焼きまんじゅう 茶々 群馬高崎 和菓子なスクチャイ023 2025.07.08

和菓子なスクチャイ023 群馬 > 高崎

元祖焼きまんじゅう茶々 群馬高崎

元祖焼きまんじゅう茶々
元祖焼きまんじゅう茶々
元祖焼きまんじゅう茶々
元祖焼きまんじゅう茶々の焼きそば
元祖焼きまんじゅう茶々の焼きそば
元祖焼きまんじゅう茶々の焼きそば
元祖焼きまんじゅう茶々の焼きそば

前回までに日本三大饅頭のひとつである「岡山の大手まんぢゅう」から始まり「新潟長岡の大手饅頭」そして「山形米沢 本家岩倉の甘酒まんぢゅう」の3種類の酒饅頭の記事を投稿したが、酒饅頭繋がりでもうひとつ「群馬の焼きまんじゅう」も酒饅頭の仲間なので紹介する。これで4種類目の酒饅頭となる。

なぜ酒か?

生地を膨らませるために麹菌の発酵を利用しているのだ。酒造りに使う麹菌を使うので発酵段階で酒の風味が醸される。酒饅頭はここが醍醐味なのだ。
短時間に二酸化炭素を発生させて生地を膨らませるベーキングパウダー(ふくらし粉)は化学変化を利用し便利なので蒸しパンやホットケーキなどに使われるが、時間がかかる酵母や麹菌による微生物発酵で生地を膨らませるパンや饅頭には特有の風味が加味され、微量ながらビタミンやアミノ酸類も産生するので栄養価も高くなる。

酒饅頭は酒や味噌醬油の製造に使う同じ麹菌を使い、その工程は途中まで酒造とよく似ているので酒饅頭と言われるようになった。途中で酒精(アルコール)が生成するので酒の風味が醸し出される。しかしエチルアルコールの沸点は78度なので製造途中で酒精は蒸発してしまい、アルコール耐性のない人や子供も問題なく食べられる。残るは酒粕のような香りと微量ながらの栄養成分が残りこれらがえも言われぬ風味を醸し出す。酒饅頭の美味しさの所以はそこだ。

前置きが長くなったが、ここから群馬名物の焼きまんじゅうの話だ。

焼きまんじゅうは生地で勝負している。最近は麹菌を仕込んで生地を作らない、つまりベーキングパウダーで簡便に膨らませている焼きまんじゅうもあるようだが、伝統的には生地は酒饅頭と決まっているらしい。風味があるので食べたらわかる。人気店の焼きまんじゅうはほぼ間違いなく酒饅頭だ。

群馬の焼きまんじゅうはまんじゅうと言っても餡は入らないのが基本だ。ここで餡が入ってないのにまんじゅうを名乗るのは何事かと怒り狂う御仁がたまにいるらしい。そうなるとまんじゅうの定義はなんぞやということになる。吾輩はなんとなく丸い形から来ているので中身はどうでもいいように思っているが、人によってまんじゅうの意味合いは違うのかもしれない。

さて群馬焼きまんじゅうは小麦粉から生地を丹念にこしらえる。小麦粉を使うのは地域的に昔から産地だったからとのこと。そこに酒造りに使う麹菌を仕込み発酵させる。それを整形して蒸す。さらに焼く。そして調合した味噌をたっぷりと塗ってさらに焼く。すると味噌の焦げた香ばしい香りが漂い、焼きたてに齧りつくとフワフワの食感!生きていて良かった!至福のひとときだ。なお、焼きたてはアチチ桃山時代(落語林家一門の伝統的ギャグ)なので要注意だ。

これで完璧に満足するので中身にあんこなど必要ないことがわかる。
しかし確かに中に餡があってもいいじゃないか?と考えた人がいるのだろう。グラスの底に顔があってもいいじゃないか(岡本太郎)。その一歩が道となる、迷わずやれよ、やればわかるさ(アントニオ猪木の詩を改変)。餡トニオ猪木だ。

実際群馬では餡入りの焼きまんじゅうが散見される。
写真の店もそうだった。写真手前の大きい方の2つが餡入りだ。
餡入りも、もちろん美味しかった。
しかし吾輩は餡なしで充分満足だ。

まずは味噌が美味い。そしてフワフワで儚い生地だ。それだけで人生の至福が味わえるのだ。「群馬の焼きまんじゅう」は伝統郷土菓子の極意だ、と思っている。

なお写真の店は高崎駅から荷物が少なければ徒歩で苦にならない距離の「元祖焼きまんじゅう茶々」だ。
ここで食べるためにわざわざ高崎駅で途中下車すること何度かあり。
高崎の焼きまんじゅう屋さんではなぜか焼きまんじゅうと焼きそばを両方売ってたりする。この「茶々」も例外ではなく焼きそばが売っていた。これが実に美味しい焼きそばなのだ。焼きそばと焼きまんじゅうで、ちょっとしたおやつを通り越してちょっと軽めの食事、となることだってありうるのだ。
価格は忘れた。まあ子供の小遣いで買える値段だから心配無用だ。まあ次回行った時に確認して後日ここに書き入れる。(≧∇≦)

(おわり)

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