坊っちゃん団子 亀井製菓 愛媛松山 和菓子なスクチャイ096 2025.09.05
和菓子なスクチャイ096 愛媛 > 松山
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
坊っちゃん団子 亀井製菓 愛媛松山




1.「坊ちゃんだんご」に近所で出会う
もはや全国レベルで有名な松山名物「坊ちゃんだんご」だ。
先日近所のイオンの和菓子売り場に小袋のものがあったので久しぶりに味わってみようと思って買った。
もちろんこの記事に書く目的もある。
・・・というか和菓子の記録をひとつ増やして子供っぽくも嬉しがるためだ。
(あくまでこの和菓子食べ記録は自分のためだ。しかしたまたまでもここの情報が誰か他の人の役にでも立てれば光栄だ。)
2.夏目漱石の小説『坊っちゃん』
松山名物の「坊っちゃん団子」はもはや言わずと知れていると思われる夏目漱石の小説『坊っちゃん』に登場する団子に由来する愛媛県を代表する銘菓だ。
小説『坊っちゃん』と同じくらい名前と姿が日本全国に知れ渡っているかもしれない。
特に旅好きで四国に旅した人たち、あるいは旅をしない人でも、物産展のようなところで目にしたことがあるのではないかと思う。
あるいは愛媛県の観光ポスターの写真などで。
まず名前がええやん。「坊ちゃんだんご」。
それに見た感じ、かわいいやん。(≧∇≦)
それに、美味しいし。
みんなに愛される理由がわかるような気がする。
3.(余談)夏目漱石の小説
夏目漱石の坊ちゃんは笑いのポイントを押さえていて先生に渾名をつけたりいたずらしたりするシーンを思い出すが、吾輩にとって夏目漱石といえば「こころ」だ。
割と最近勉強を教えている高校生に国語の教科書を見せてもらったら今も「こころ」が載ってるのだった。
高校時代、登場人物Kに反応して、加藤、黒崎、熊井などなどイニシャルKの奴らがこぞって「おい!K!」と呼ばれてたっけ。
今にして思えばそんなこと言うて何がオモロイ?ってなもんだが、まあ吾輩にもそういうガキンチョの頃があったってことさ。(≧∇≦)
「こころ」のKもそうだが、星新一のショートショートの「N氏」も槍玉に上がっていた。
西、西村、中谷、中川・・・、みんなN氏と呼んでいた。
何がオモロいねん!?の青春の1ページだが、まあ夏目漱石の小説で思い出したのはそんなところでございました。
ガキンチョですみません。(≧∇≦)
(余談おわり)
4.見るからに美味しそうな3色団子
抹茶、黄身餡(または白餡)、小豆の三色の餡で求肥を包み、串に刺した可愛らしい団子だ。
5.味
吾輩は学生の時の全国ひとり旅時代にすでに松山で坊ちゃんだんごを買って食べている。
記録がある日本最古の道後温泉に入った後にだんごを食べたような気がする。
ちょっと記憶が曖昧だが、道後温泉本館でお茶を飲んだ時のお茶請けとして食べたかもしれない。
へっ! 吾輩らしからず、ちょっと優雅なことをしたかもしれない。
そのとき、甘さ控えめで餡と求肥のもちもちとした食感がとても美味しく感じた。
優雅さはさておき、味だけは鮮明に覚えているのだ。
小さなだんごだが、人を惹きつける魅力抜群のだんごなのだ。
こりゃ伝統菓子になって当然だと思った。
その意味で今買っただんごも当時から変わってなさそうな気がするのだ。
買った場所が近所のイオンでもどこでも、間違いのない買い物だ。
6.製造元
松山市には複数の和菓子店が坊っちゃん団子を製造販売しており、それぞれに独自のこだわりや味が楽しめるようだ。
代表的な製造元として、亀井製菓やうつぼ屋、つぼや菓子舗などがあり、今回吾輩がイオンで買ったのは亀井製菓だ。
さすがに学生時代に買って食べた製造元は覚えていないが見た感じは同じだ。
まあどの製造元も同じ見た目なのかもしれないが、比べたことがないのでよくわからない。
7.形態
個包装のものや、複数の本数が入った箱入りのものが一般的で、横にしてもひっくり返して持ち歩いても問題ないのでお土産に最適だ。
しかし原材料はシンプルとはいい難く、結構色々「今風の物質」が含まれている。
脱酸素剤入りの密閉袋に入っているので日持ちするようにできている。
吾輩が買ったものは、買った時点から一ヶ月以上日持ちをするものだった。(写真参照)
8.由来
有名な話なのでここでわざわざ述べる必要はないとも思うが、敢えて簡単に書く。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』で、主人公が「温泉の裏の団子屋で湯ざらし団子を食って二銭の勘定を払って、・・・」と語る場面があるが、この描写にちなんで後に道後温泉の和菓子店が小説の表題から「坊っちゃん団子」と名付けたのだ。
言ってみたら商品名は夏目漱石の小説の題名からのパクリなのだ。
9.歴史
坊っちゃん団子は、大正10年(1921年)頃から製造・販売されるようになった。
夏目漱石が小説『坊っちゃん』を発表したのは明治39年(1906年)だ。
この小説に登場する団子のモデルとなったのが、当時道後温泉にあった「茶屋又」(現:つぼや菓子舗)の「湯ざらし団子」だ。
小説の発表後、小説を読んだ当時の「茶屋又」の二代目が小説の表題にちなみ「坊っちゃん団子」と命名し、湯ざらし団子を元に三色の餡で求肥を包んだ現在の形を考案して販売を始めたのが大正10年頃だった。
このように「坊っちゃん団子」という名前と現在のカラフルな団子の形は小説『坊っちゃん』の発表後に生まれ、次第に松山名物として定着していった歴史がある。
現地の旅行案内では、まあだいたい上記のように書かれている。
謂れはともかく、見た目が可愛くてきれいで美味しいという、人気が出る団子の素質を充分持っているだんごなのだ。
これから吾輩も、忘れた頃にまた視野に入れば買って食べることになるだろう。
しかし2本入りで税込267円とは、小さいだんごにしては一本133円と、結構いい値段ではある。
(おわり)
