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のり煎餅 松島蒲鉾本舗 宮城県松島町 和菓子なスクチャイ283 2026.01.29

和菓子なスクチャイ283 宮城県 > 松島町 

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※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。


のり煎餅 松島蒲鉾本舗 宮城県松島町

松島蒲鉾本舗の「のり煎餅」
松島蒲鉾本舗の「のり煎餅」
松島蒲鉾本舗の「のり煎餅」

1.試食目当てが運の尽き

松島海岸は仙台で時間の空いた時、と言っても数十分程度では無理で数時間空いた時に限るのだが、ふらりと仙石線に乗って来て周辺を散歩することが年に何回かある。

周辺の観光客相手の店にはいちいち入らないのだが、その時は松島蒲鉾総本店の店内にたまたま人がいなかったので入ってみたのだ。

なぜかと言うとお腹が空いていたからだ。

この手の店にはきっと試食コーナーがあるのだ。

そして確かに試食できる食品があってその中で「のり煎餅」が香り高く美味しかった。

価格は3袋まとめて買うと税込1,800円とのことで安くはない。

しかしこの旨さよ!

ということで最初タダで何か試食して空腹を紛らわそうと店に入った吾輩は1,800円支払わされて見事にミイラ取りがミイラになったのだった。

レジのおねえさんはオマケに個別包装の小さい笹蒲鉾を1個くれた。

店舗を出て正気に戻った吾輩は、それにしても3袋で1,800円って高くないか?と思い始めた。1袋600円もするのだ。

ああいう観光客を相手にする店には不思議にお金を使わせる謎の妖気が漂っているのだ。入っただけで「負け」と心得ておいた方がいいかもしれない。

2.和菓子?

3袋もあって日持ちもするものだから最後の3袋目に手をつけたのは賞味期限ギリギリだった。

しかも最後の袋をいっぺんに全部食べる勢いだった。

そこでこの煎餅が和菓子の一種ということに気づいたのだ。

和菓子ネタを危うく逃すところだったのだが、そういう理由で中身がすでに減っているのはご容赦いただきたい。

3.松島蒲鉾本舗

松島海岸のシンボルともいえる「松島蒲鉾本舗(通称:松かま)」は笹かまぼこの名店として有名だが、実は「のり煎餅」も隠れた人気商品なのだ。

3袋で1800円という強気な価格設定だが、「松島」という土地の恵みを感じさせる味わいだ。

創業が1934年(昭和9年)の松島蒲鉾本舗(松かま)は塩竈で創業した「須田商店」が前身で、90年以上の歴史を誇る老舗だ。

1970年に現在の「松島蒲鉾本舗」となり、日本三景松島の観光の中心地である松島海岸通りに総本店を構えた。

2011年の東日本大震災では津波により店舗も工場も壊滅的な被害を受けたが、わずか3ヶ月後には製造を再開し、「地域に愛される味を守る」という強い意志を持つ企業なのだ。

4.「のり煎餅」

松島蒲鉾本舗の「のり煎餅」
松島蒲鉾本舗の「のり煎餅」

蒲鉾屋さんである「松かま」が、なぜ煎餅を?と思うところだが、ここには「松島」という土地柄が深く関わっている。

松島は古くから海苔の養殖が盛んな地域で、「松かま」は看板商品の笹かまぼこだけでなく松島の特産品である「海苔」を活かしたお土産づくりにも力を入れている。

煎餅は磯の香りが強い薄焼きで、パリッとした食感の良さが際立っているのだった。

海苔の質にこだわっているため、安価な煎餅とは一線を画す「贅沢な磯の風味」が楽しめるのが特徴だ。

1袋あたり600円という価格はスーパーの煎餅と比べれば高級だが、厳選された海苔の使用量やお土産としての品質を考えると非常に満足度が高い「失敗のない選択」と言えるかもしれない。満更吾輩はミイラになったわけでもなかったのだ。

そういうわけで今まで和菓子ネタになることがずっと念頭に現れず、際限なくポリポリと食べ続けていたのだ。危うく無くなるところだった。

このたびは気づいて写真に撮って記事になって良かったね、というところであり、結果的に1袋600円に躊躇せずこの高級煎餅を買っておいて良かったのだ。

(おわり)

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