はっか糖 関口製菓 新潟十日町 和菓子なスクチャイ109 2025.08.25
和菓子なスクチャイ109 新潟 > 十日町
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
はっか糖 関口製菓 新潟十日町

1.邂逅
何度か十日町あたりに出かけた時スーパーマーケットのお菓子売り場で何度もこの「はっか糖」を見かけていたが、自分的には珍しくないお菓子に見え、十日町に限らずその辺で一般的に売っているようなお菓子だと思っていた。
それで、人に紹介するなんておこがましいような気がしていたのだ。
しかしよく考えると自分自身は今まで食べたことがなかった。
さらに和菓子の情報収集をしている時に、この「はっか糖」が十日町や魚沼あたりの特産物だと知るのであった。
意識してみると、このはっか糖を売っているのは吾輩の行動範囲ではほとんどピンポイントで十日町だけなのだった。
もしかして希少価値のあるお菓子かもしれないと感じたのはその時だった。
日本の伝統菓子大全のような本にまで掲載されている、実は只者ではないお菓子なのだった。
それで遅ればせながら買ってきて食べ、ここに紹介するに至った。
買った場所は十日町駅前のリオンドール十日町店内のスーパーマーケットで税込257円だった。
まさに子供向けの駄菓子屋の駄菓子のような価格だった。
「はっか糖」には同じ関口製菓の商品が何種類かあったが、初めての購入だったので色々試してみたくて4種類の色入りの「ハッカ味ごのみ」という袋入りを買った。
他にはこれより多少安い価格で白一色だけの袋入りもあった。
2.外観


「はっか糖」は見た感じ、白墨、チョークだ。
あの、学校時代に黒板に書いていたやつだ。
(以下、余談。雑談。脱線)
ちなみにチョークと言えば、学校時代のプロレスごっこでタイガー・ジェット・シンの首絞め攻撃だった。
または冬の車の運転前の暖気運転だ。
あれも空気の導入弁の首絞め作用からチョークと言われていた。
今は冬でも夏でもボタン一発で車のエンジンがかかる便利な時代になったので知らない人も多いだろう。
そういえば最近の学校には黒板はほとんど見あたらず、白板にマーカーペンの組み合わせのようで、掃除の時間に黒板消しのチョークの粉をパタパタ叩くと言う塵肺にでもなりそうな過酷な掃除の作業はなくなったみたいである。(余談。雑談。脱線。終了)
さて、そんなチョークを喰うのだ。
・・・
食べた感触までがチョークだった。
飴のように粘りがあったりして強靭なのかとも想像していたが、案外ぽろぽろと簡単に砕けた。
案外これで、本当に黒板に文字が書けるかもしれない。
ぽりぽりと軽いお菓子で、なかなか食べやすい。
それに、薄荷(はっか)風味が爽やかだ。
原材料表示によると、色は天然色素(コチニール:赤色、クチナシ:黄色または青色、そして抹茶:緑色)だ。
「白」のはっか糖は色素なしで風味付けが砂糖と薄荷だけなのだろう。
4色の内訳を述べると、以下のようになるだろう。
白:薄荷(はっか)
緑:抹茶
茶:桂皮(にっき)
ピンク:コチニール
表示がないので吾輩の予想だ。
クチナシの黄色が何に使っているのか不明だが、本当は黄色の「はっか糖」もあるのかもしれない。
吾輩の買った「ハッカ味ごのみ」には4色だけで黄色は入ってなかった。
しかし、袋詰めのときに単に黄色を忘れただけかもしれず、本当は5色かもしれない。
4色か5色かも袋には表示がないので知りようがないのだ。
ただ、そんなところも手作り手作業感があって雰囲気は出ているので悪くはない。
それに一番不思議なことに、原材料には薄荷(はっか)の文字がない のだった。
薄荷の文字がないのに薄荷の風味がある。
ただ単に原材料名に書き忘れただけなのだろうか。
ともかく吾輩はこういう粉を固めたようなお菓子は大好きなのだ。
今度も十日町あたりに行った時は定期的に買って帰るお菓子に決定した。
しかし次回からは「白」一色でいいな、と思った。
色が付いていて見映えはいいが、味が色に合ってるかどうかははっきりとは感じないからであった。
3.関口製菓のはっか糖の特徴
この「はっか糖」の製造元は現在いくつかあるみたいだが、代表は昔からある関口製菓のようだ。
原材料はグラニュー糖、水飴、そして薄荷草(はっかそう)から抽出したハッカ成分「ハッカ脳」だけを使った非常にシンプルな駄菓子だそうだが、先に書いたようにラベルの原材料には「薄荷」なり「ハッカ脳」なりが書かれてないのが不思議なのだ。
4.食感と味

先にも書いたように、口に入れるとサクッとした独特の食感があり、すぐに溶けていく。これは砂糖を再結晶させるという特別な工程を経て作られるためだそうな。
ハッカの爽やかな清涼感と上品で優しい甘さが口の中に広がる「はっか糖」は吾輩はとても気に入った。
5.種類
プレーンな白い「はっか糖」の他に、抹茶やニッキ、梅しそ、ゆずなどの風味を加えた様々な種類があり、一番人気の「はっか糖 味ごのみ」の袋入りでは複数の味を楽しむことができる・・・とのことなので吾輩は袋に「ハッカ味ごのみ」と書いている色々入りを買ったのだ。
ピンクは梅しそか?とも思うのだったが、先に述べたようにラベルの原材料名にはその文字は出てきていない。
また、ピンクを食べても梅しその風味は感じなかった。
関口製菓では、また、ウエハースで巻いた「きぬ巻はっか糖」も作っていてそれも人気とのことだ。
十日町のリオンドールにそれは売っていなかった気がするが、気になる商品ではある。
6.歴史と文化
はっか糖は新潟県の魚沼地方で古くから親しまれてきたお菓子だそうな。
その起源には諸説あるみたいだが、だいたい以下のような背景があるようだ。
6.1.地域の気候と歴史
魚沼地方は豪雪地帯であり、冬の寒さを利用して薄荷草を栽培し薬として利用していた歴史がある。
6.2.上杉謙信伝説
一説には、戦国時代の武将上杉謙信が薄荷草の栽培を奨励したという伝説も残っているらしい。
6.3.生活の知恵
昔は、農作業や機織りなど疲労のたまる作業の合間に糖分補給や気分転換のために食べられていた。
シンプルな原料で手軽に作ることができたため、多くの家庭や小さなお菓子屋さんでも作られていたとのことだ。
このように、はっか糖は地域の伝統的なお菓子であり、関口製菓は昔ながらの製法を守りながらも現代のニーズに合わせた新しい味にも挑戦し続けているとのことだ。
古くからあるお菓子だけど、食べるとなんだか新鮮な気分になるので吾輩にとってはむしろ新しいと感じたお菓子なのだ。
このお菓子は現代にも充分受け入れられると吾輩が保証したい。
そもそも吾輩がまた買うと言ってるのだ。
まかしなさい!(横山やすし風)(≧∇≦)
(おわり)
