失恋して落ち込んだら異世界に来たので世界を救うことにした第5話
私にとっての気持ちが揺れ動くことね、、、。その日の夜、私はまだ慣れないお姫様ベットにゴロゴロしていた。この世界にはスマホがないので手軽に調べることもできない。
うーん。今まで流れに身を任せて生きてきたからか、あまりこれが好き!とか。あれがやりたい!とか言うのがなかった。そんなこと言ったら振ったあの人を好きになったことが自分で選んだ初めての事だったかもしれない。
告白したのも人生で初めてだったし。
「わかんないな〜でも明日までだし考えないと、、、」
と思っていると窓からトントンと音が聞こえた。
「ん?」今のノックだよね。え、でも開けてもいいのかな。不審者だったら怖くない!?それとも勇者を狙う暗殺者とか、、、それはないか、、、、
いやあるよ!だってここ中世ヨーロッパみたいなところだよ!
え、でも行ってみる、、、、?とチラリと窓の外を見ると見られた姿があった
こちらを見て開けてというジェスチャーをしてるので開けてみた。
「リバーさん!?こんなところでどうしたんですか!?」
窓の外はバルコニーになっているとはいえここは三階だ。まさか階段なんてものない。
「ちょっと。すみません。あとで話すので静かにしてくださいね。あまり大きな声で話すとレトに見つかってしまうので、、、」
あ、そっか夜中に男の人が女の人の部屋にってあんまりよくないもんね。
レトさん起こりそう、、、。
「では少し暗いですが私の首に腕を回してもらえませんか?」
え、もしかして何だけど、これって、、、と思ったがリバーさんがこちらを
見てニコッとするのでそんなイケメンスマイルには逆らえなくらり、
言われるがままリバーさんの首に腕を回した。その瞬間体が持ち上がり
思った通りお姫様抱っこの体勢になった。
イケメンと顔が近いし、こんなことされた事ないし、なりより頭がパニックだ。ああ、顔から火が出そう。
「ではしっかり掴まっててくださいね。」と優しく言うと次の瞬間そこはもう地面だった。え、あれ私さっきまで自分の部屋にいたよね?と思っていたのも束の間、私はどんどんリバーさんに運ばれていってしまう。ここで抵抗は多分できない。降ろしてくださいなんて言うものならまたあのイケメンスマイルで静止させられてしまう。
「あ、あの。私はどこに連れてかれるのでしょうか?」
「ああ、すみません。ゆかり様。あの花畑の真ん中です。」
と言われるがまま前を見ていると一面の青い花が光っていた。まるで照明にでも照らされたようだ。その真ん中には小さな円柱型の休憩スポット見たいのがある。
リバーさんはどんどん歩いていき、花畑の真ん中へとたどり着いた。
着くと私を優しく降ろしてくれ、石でできた椅子に座ってと言わんばかりにってでうながされた。私が座るとリバーさんも目の前に座った。
「あの、どうしてここに、、、」
「今日はこの青い花。ブルーマジックが光る日なんです。一ヶ月に一度近くにいる人の魔力量に反応して光るんです。それを見せたくて連れ出してしまいました。ですがこんなにも光ってるのは初めて見ました。きっとゆかり様の魔力が多いのですね。」
「ああ、ありがとうございます。すごく綺麗です!」
元の世界では花畑なんて見に行こうなんて思ったことは無かった。
恋人がいたら行ったのかも、、、、いなかったですけどね!
「あの、言ってもいいのかいいのか分からなかったのですが、、今日ジャックに魔法を教えるように教えたのですが、、、」
あ、まさかジャックさん、、、
「その顔だとお分かりのようですが、全部聞いてしまったというか、、いやジャックから話そうとした訳ではないのですよ!何だか報告を受けている時にすごく目が泳いでいたので少し聞いてみたと言うか問い詰めてしまったと言うか、、、私もゆかり様の個人情報を聞くつもりでは無かったので、、、
ジャックを責めないでやってくださいね、、、、」
と慌てた様子で早口で話している様子を見て私は
「あははははっおかしい!王子様がこんなに慌てて話すなんて!」
と自分の素直な気持ちをそのまま言ってしまっていた。
あ、やばい。タメ口だし、キャラ変わってるよね私!
物静か系で行こうと思ってたのに、、、
「あ、すみません急にタメ口になったりしてきちんと戻しますから、、、」
と頭を下げるとリバーさんが
「頭を上げてください。僕が王太子だからと言ってあまりかしこまる必要はないですよ。どちらかというと今のゆかり様の方が素のように見えます。
もちろん公の場ではきちんとしなくてはいけませんが、、
さっきのゆかり様の方が楽なら二人の時はその感じで話しましょうか」
何だその二人きりの秘密ですみたいなやつは、、、
「リバーさんがよろしければ、、、、あとゆかり様と言うのもやめていただくと嬉しいんですが、、」
「そうですか、、、では、ゆかり、、さん。でどうでしょうか?」
「それでよろしくおねがいします!」
「敬語抜けないですね」
「じゃあ、よろしく!、、、でどこまで聞いた?」
多分もうわかるけど一応ね。
「振られたところまでの経緯全部、、、で宿題を出したところまで、、、」
おお、ほんとに全部じゃん。
「そっか、、、そのことについては、今はあまり気にしてないないの。
その人が目前に居ないって言うのもあるんだけど、なんか色々ありすぎっていうか毎日が濃すぎで、、、、」
「と言う割には涙出てるよ」
と言われて頬を拭ってみると大量の涙が出ていた。と同時に思った。ここで泣くと大きな声が出る。大きな声が出ると、、、、今日の昼間みたいに地面が抉れてしまう。なんて思っていると涙が引っ込んでしまった。
とすん。と言う顔をしてると。
「え、どうしたの?」
「いや、ここで泣いたら地面が抉れる。花がちる。」
私が地面を抉ってることももう聞いてるだろう。
「じゃあ、空を向いて言ってみるのはどう?上なら何の障害物もないし」
「、、、、」
それを聞くと私は屋根のないところに行き
「あーーーーー」
と大声を出した。言った途端に雲が割れたけどまあ、気にしない。
すっきりした。
「ありがとう。なんかすっきりしたよ。まだあの人のこと忘れるって言うわけにはいかないけど。でも聞いてくれてありがと」
リバーさんは少し唖然とした顔になったあと一言
「涙は引っ込んだ?」
「うん!」
まだ引きずるんだろうけどこれはこれでかな。あ、でも宿題の答えもなんか出そうだな。このために連れてきてくれたなら感謝しないとだな。
