フェブリク(フェブキソスタット)ってどんな薬?薬剤師がやさしく解説!
① はじめに
「痛風の薬っていろいろあるけど、“フェブリク”はどんな薬なの?」という疑問を設定
痛風治療だけでなく高尿酸血症に使われる薬であることを紹介
② フェブキソスタットとは?
分類:選択的キサンチンオキシダーゼ阻害薬
作用機序:尿酸の生成を抑える(プリン体代謝の最終段階を阻害)
特徴:
腎機能に配慮して使いやすい
アロプリノールに比べて副作用が少ないことがある
尿酸排泄を促す薬ではなく、尿酸の「生成を抑える」薬
③効果効能・用法用量
効果又は効能
1.痛風、高尿酸血症
2.がん化学療法に伴う高尿酸血症
通常、1日1回、10~40mgから開始し、効果を見ながら最大で1日60mgまで増量
2023年6月26日には「痛風、高尿酸血症」の小児用量の適応拡大について承認されました
高尿酸血症の管理には血中尿酸値を見ながら調整される
腎機能や肝機能によっても調整あり
④ よくある副作用
肝機能障害(定期的な血液検査が必要)
発疹、かゆみ、下痢、頭痛など
尿酸値が急に下がると痛風発作が起こることがある(導入初期)
⑤ 服薬指導のポイント
継続が大切! 尿酸値が下がっても自己判断で中止しない
初期は**痛風発作の予防薬(NSAIDsやコルヒチン)**を併用することがある
水分摂取(1日2L目安)と食事管理(プリン体控えめ)も大切
肝機能検査の予定があるか確認
⑥ 他の尿酸値を下げる薬との違い
薬剤名作用機序腎機能への影響特徴アロプリノール尿酸生成抑制調整が必要安価・歴史ありフェブキソスタット尿酸生成抑制(選択的)比較的安全腎障害でも使いやすいベンズブロマロン等尿酸排泄促進腎機能悪化時は注意肝障害のリスクあり
⑦ おわりに
「フェブキソスタットは、腎臓にも配慮できる“現代的な”痛風・高尿酸血症の治療薬です。」
痛風は再発しやすい病気。薬だけでなく生活習慣の見直しも大切です!
尿酸血症の治療は生活習慣病の改善が第一です。
性別・年齢を問わず、血清尿酸値が「7.0mg/dL」を超えるものを“高尿酸血症”と定義しています。高尿酸血症による症状を繰り返す場合や、無症状でも尿酸値が8.0mg/dLを超えている場合には薬物治療が行われることがあります。
薬物治療で使用できる尿酸降下薬としては以下の2種類があります。
尿酸排泄促進薬:ユリノーム(ベンズブロマロン)、パラミジン(ブコローム)、ベネシッド(プロベネシド)
尿酸生成抑制薬:フェブリク(フェブキソスタット)、ザイロリック(アロプリノール)
