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第9話:「日本人🇯🇵ファースト」は本能寺の変だったのか

――陰キャ属性のギャルが、歴史から考える日本と外との距離感9

◽️「人々が恐れたのは“外”ではない──信長が消された本当の理由」

最近、
「日本人ファースト」という言葉を
目にする機会が増えてきた。

一見すると、
これは排他的な考え方に見えるかもしれない。
でも、多くの場合その背景にあるのは、
単純な外国嫌いではない。

人々が感じているのは、
「この国は、どこへ向かっているのか分からない」
という不安だ。

◽️不安の正体は「外」ではなく「内」にある

仕事、雇用、税金、社会保障、家族の形。
これまで当たり前だと思っていた仕組みが、
理由を十分に説明されないまま、
少しずつ変わっていく。

変化そのものが悪いわけではない。
問題なのは、
• なぜ変わるのか
• どこまで変わるのか
• 自分はどう生きればいいのか

が見えないことだ。

人は、
先が見えない変化に最も不安を覚える。

◽️戦国時代も、同じ不安を抱えていた


実はこの構図は、
戦国時代の日本とよく似ている。

鉄砲、貿易、外国との接触、
そしてキリスト教。

当時の日本は、
急激に「外」とつながり始めていた。

最初から怖がられていたわけではない。
むしろ、
• 強くなれそう
• 便利そう
• 役に立ちそう

という期待のほうが大きかった。

◽️変化を最も早く進めた織田信長


この流れを
誰よりも早く、強く推し進めたのが
織田信長だった。

信長は、
外から来るものを恐れなかった。
むしろ積極的に取り入れた。

しかしその一方で、
変化の意味を、人々に説明することは
あまり重視しなかった。

変化のスピードは速く、
人々の理解は追いつかなかった。

◽️人々が本当に怖かったもの


当時の人々が恐れていたのは、
外国そのものではない。

👉 「これから、何を基準に生きればいいのか分からなくなること」

だった。

仏教、神道、主君への忠誠、
これまでの価値の軸が揺れ、
新しいものだけが次々に入ってくる。

その不安の行き場がなくなったとき、
信長は
**「理解できない存在」**になっていった。

◽️信長が消された本当の理由

信長が消された理由は、
外を取り入れたからではない。

外と内のあいだをつなぐ説明が、追いつかなかったから
である。
• 何を変えるのか
• 何は変えないのか
• それによって、何が守られるのか

その言葉が不足したとき、
社会は不安に耐えられなくなった。

◽️この構図は、今の日本にも続いている


現代でも、
外国人がいること自体が
不安の原因になっているわけではない。

人々が求めているのは、
排除ではなく、足場の確認だ。
• 日本の軸はどこにあるのか
• 何を守り、何を変えるのか

それが見えないとき、
人は「内側を大切にする」という言葉に
安心を求める。

◽️答えは「外か内か」ではない

戦国時代も、
答えは二択ではなかった。

外とつながるなら、
その意味を内側に伝える必要があった。

変わるものと、
変わらないものを
自分たちの中で区別する必要があった。

それができなかったとき、
不安は限界を超える。

◽️問いは続いている


信長の時代に突きつけられた問いは、
今を生きる私たちにも続いている。

変化をどう受け止め、
どんな基準で生きていくのか。

歴史は、
答えを教えてくれるわけではない。

ただ、
同じ問いを
何度も私たちに投げかけている。

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