コバラよ、頬張る流れ
ーよもぎさんに捧ぐ
この日は鼻づまり。
ワナワナ震えなさんなって
提供はワーナブラザーズかっての
どうやらいつの世も何流行りは面白いものって相場が決まってるみたいだ
ちょっと真面目なフリをしただけで誰にも見向きもされない有様だ
いんだよ
何時だって何かに夢中になれる奴が楽しめるんであって
誰かに楽しませてもらおうなんて輩はしょっちゅうあっちふらふらこっちふらふらの昼行灯って相場がおきまりだ
図書館に横光利一返却
行きそびれて督促状
飯沼が
飯沼太一ちゃんが
君の言葉は生きているなんて褒めやがるから
柄にもない
本気にするはずなんてこれっぽっちもないと粋がっていたはずなのに
奴が
奴に
てめえが言った言葉がどれだけの影響力もっているのか自覚できてるのかって
逆に問い詰めてやりたい
ああでもこんなに何も浮かばないなんて
ホントにボンクラもいいとこだよ
盆暮れ正月でもないのに
これっぽっちも思いつかない
言葉ってのは考えれば考えるほど出てくるもんだってのは完全に嘘っぱちのがらっぱちだ
ついでに言わせてもらえばデコッパチだ
考えてスラスラ出てくるようならむしろ世話がない
考えれば考える程枯れた井戸みたいに水なんて一滴も出てくる素振りもない
おかげで喉はカラカラで
指切って原稿用紙のマス目を血で埋める有様じシャレにならねえ。
シャレーダビッドソンだ
甘いもんもそういつもばっかじゃた食べ飽きたし。
ああだからあいつの言葉に
なんか変な扉開けられちまったみたいで
自分でも始末に困る
コバラには、頬張る流れ
小腹が減ったら何でもいいからとにかく腹に詰め込めば落ち着くのよ
さあ食べなさい
腹が減ったら戦は出来ぬと昔の人はいうが如し
ラーメンでもちゃんぽんでもたこ焼きでも
好きな物なんでも食べたらええねん
アホにはアホの生き方があんねんやから
なあ
名文じゃ腹は膨れんやさかい
なあ
うるさいやないで
そっちかてなあなあいわせなさんな
さっきの茶屋の娘の雑な関西弁が頭でこだまする
なあ
じゃなくて
ニャア
じゃなくて
ああ
ホントに俺は大丈夫か
オレは柄にもなくオロオロしている
流行りのオロオロ詐欺に引っかかったか
なんてな
オロロンオロロンオロロンバイ
オロロンオロロンオロロンバイバイ
