【書籍化のお知らせ】11月8日発売・『定義から読み解く日本の貧困:なぜ「働いても苦しい」のか?』
note読者の皆様へ
いつも活動を見守ってくださり、誠にありがとうございます。
このたび、連載として続けてまいりました「定義から読み解く日本の貧困」を、大幅に加筆・再構成し、電子書籍として出版する運びとなりました。
11月8日(土)より、Kindleストアにて発売を開始いたしました。
タイトルは、『定義から読み解く日本の貧困:なぜ「働いても苦しい」のか?』です。
なぜ、いまこの本を出すのか
「働いているのに、なぜ暮らしは楽にならないのか?」
貧困という社会問題に関して、多くの日本人が抱えるこの素朴で切実な疑問に、本書は「定義」というレンズを通すことで答えます。
物価高、不安定な雇用、長時間労働――。私たちは日々の苦しさを「自己責任」や「個人の努力不足」という言葉で片付けてしまいがちです。しかし、その困難の背景には、社会に深く埋め込まれた「構造」が存在します。
本書は、高価な専門書を紐解かなくても、貧困問題の全体像が体系的に理解できるよう設計された入門書です。「絶対的貧困」「相対的貧困」といった基本的なものさしから、「生活剥奪」「主観的貧困」「時間の貧困」「アクセスの貧困」といった現代特有の問題まで、元になった全12話の連載記事をベースに、一冊の書籍として体系的に再構成しました。なぜ非正規雇用が拡大し、なぜ高齢単身女性やひとり親世帯が困窮しやすいのか、その歴史的背景やデータの裏側まで深く掘り下げています。
「日本の閉塞状況を読み解く」三部作、完結
本作は、『あなたは悪くない:自己責任論に異議申し立てする』、『生きづらさの社会学:報われなさに別れを告げるために』に続く、「日本の閉塞状況を読み解く」三部作の締めくくりとなる一冊です。
「自己責任」という呪いを解き、「報われない」と感じる社会構造を分析し、そして本作で「貧困」の定義そのものをアップデートする。この三部作を通じて、現代日本を覆う閉塞感の正体を解き明かすことを試みました。
少しでも多くの方にお読みいただけるように、定価は380円と、コーヒー一杯とほぼ変わらない価格に設定しました。 さらに、Kindle Unlimitedの会員さまは、追加料金なしの「無料」でお読みいただけます。
実際に生活で困難を感じている方、福祉や社会学を学ぶ学生、支援の現場で働く専門職の方、そして「なぜ?」の答えを知りたいすべての社会人にお届けします。
この一冊が、複雑な社会を見る解像度を上げ、問題を「自分ごと」として考えるための「最初の鍵」となることを願っています。
ぜひ、お手に取っていただければ幸いです。
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