見出し画像

第2話 神の刺客/神を拒む力


神の刺客


空はまだ裂けたままだった。



夜が来ても
その亀裂は消えない。



むしろ
暗闇の中で
さらに深く
存在感を増していた。



まるで
世界の“傷口”のように。



丘の上に立つカイは
じっと空を見上げていた。



胸の奥が
ざわついている。



危険が近づいている。



そんな
単純な感覚ではない。



もっと根本的な――
存在そのものを
否定されるような圧迫感。



「……嫌われてるな」



小さく呟く。



この世界に来てから
初めて感じる感覚だった。



死ぬ前の世界では
人に嫌われていた。



だが今は違う。



これは
“世界”に拒絶されている感覚だ。



「当然よ」



背後から
レイヴァの声。



振り向くと
真紅の翼を半ば広げたまま
風に揺られている。



その姿は
人というより
災厄に近い美しさだった。



「神域を壊した存在なんて
 世界から見れば異物よ」



さらりと言う。



だが
その言葉に責める色はない。



むしろ
どこか誇らしげだった。



「それで?」



カイは
静かに聞く。



「どうするんだ」



レイヴァは
ふっと笑う。



「戦うしかないでしょ」



次の瞬間だった。



空間が
歪んだ。



音はない。



だが
視界そのものが
ひしゃげるように揺れる。



そして。



そこから
“現れた”。





人の形をしている。



だが
生命の温度がない。



白銀の装束。



光の粒子で構成されたような身体。



瞳は
虚空そのものだった。





「……対象確認」



機械のような声。



だが
それは言語ではない。



直接
脳に流れ込んでくる感覚。





「排除を開始する」



次の瞬間。



地面が消えた。



いや
消えたように見えた。



カイの視界が
一瞬で遠ざかる。



衝撃。



身体が宙に浮く。



遅れて
激痛。



丘の岩壁に
叩きつけられていた。



「……っ!」



息が詰まる。



何が起きたのか
理解する前に
身体が悲鳴を上げる。



速い。



圧倒的に速い。





「遅いわね」



赤い閃光が
夜を裂く。



レイヴァの蹴りが
光の存在を弾き飛ばす。



だが。



それは
ダメージではなかった。



ただ
位置が変わっただけ。





「……面倒ね」



レイヴァの表情が
わずかに険しくなる。



「これは
 本気で神の兵器だわ」





カイは
ゆっくり立ち上がる。



身体の奥が
熱を帯びている。



恐怖ではない。



怒りでもない。



もっと静かな――
覚悟に似た感情。



「……なるほど」



拳を握る。





世界が
自分を消そうとしている。



それなら。



「……消されるわけにはいかないな」



その言葉と同時に
空気が変わる。



大地が
わずかに軋む。



光の存在が
初めて反応した。





「脅威レベル上昇」



無機質な声。



次の瞬間。



世界が
さらに大きく揺れた。





――ここから先は
戦闘の核心描写となるため
有料パートとなります。

この先では

⭐ 神の刺客の真の能力
⭐ カイの“上限なし”の一端
⭐ レイヴァの魔王片鱗

が描かれます。

この物語を
最後まで見届けたい方だけ
続きを受け取ってください。

ここから先は

954字
この記事のみ ¥ 100
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

📱SNSラボ Threads・noteで“届ける言葉”をつくるための構成術、導線、誘導術などを凝縮…

🌟 フルコンププラン

¥980 / 月
1ヶ月無料

全12話 2話以降、後半部有料 単話100円/最終回300円/+スピンオフ小説(有料) マガジン購入なら格安でお読み頂けます。 4月半ば頃より随時更新

第2部 全12話 2話以降、後半部有料 単話100円/最終回300円/+スピンオフ小説(有料) マガジン購入なら格安でお読み頂けます。…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

🌟ぜひ応援お願いします🌟 もっとがんばります(ง •̀_•́)ง