〜第74夜〜「終わったはずの席」
🕯️ はじめに
えぇ……
前にもお話ししましたがね……
コックリさんって、
怖いから危ないわけじゃないんですよ……。
いちばん危ないのは……
遊び半分。
真剣じゃない。
でも、
ちゃんと終わらせる覚悟もない。
今日はね……
まさに、その状態で
“終わったつもりになってしまった人”
のお話です……。
📖 本編
これは、
私の知り合いが
学生時代に体験した話です。
放課後の教室。
雨の日でした。
クラスの数人で、
「暇つぶし」のつもりで
コックリさんをやった。
怖がる人もいなければ、
真剣な空気でもない。
笑いながら、
質問をしていたそうです。
「誰が好き?」
「テストどうなる?」
十円玉は、
ちゃんと動いた。
盛り上がったところで、
チャイムが鳴る。
「やば、帰ろ」
慌てて終わらせた。
「ありがとうございました。
どうぞお帰りください」
十円玉は
「はい」に動いた。
……それで、終わり。
そう、
全員が思っていた。
その中の一人――
Aさんだけが、
違った。
その日の夜から……
Aさんの様子が変わる。
ぼんやりする。
授業中に、
誰もいない後ろを
気にする。
そして、
よくこう言うようになった。
「……今、呼ばれた気がする」
📝 あとがき
気のせい。
思い込み。
そう言われれば、
それまでです。
でもね……
異変は、
それだけじゃなかったんですよ……。
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・Aさんだけに起きた異変の正体
・なぜ「その人」だったのか
・本当に終わっていなかった理由
……その裏側を、
もう少し深くお話しします。
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