気がつけば本ばかり買っている
2025年9月21日(日)
高円寺(西部古書会館)
日曜日の高円寺。西部古書会館は即売展2日目。何か買いたい気分だが何も買いたいものがない。うろうろしていたら棚に大屋政子『帝人の大屋政子社長夫人はダンプ型外交官といわれるものすごい肝っ玉トップレディー』のサイン本が刺さっている。200円だったしとりあえず買っておく。因果応報。とりあえず買っておくことにより本は増殖を続ける。そこから西荻窪を巡るも悲しいかなこんな日は欲しい本には出会えず、ふと思い立ち東西線で早稲田へ。
早稲田(古書ソオダ水、丸三文庫、芳林堂書店)
1980-2000年代のマニアックな純文学の単行本ならここしかない、とまずは古書ソオダ水を訪ねる。ここは昭和末期から平成初期にかけ群像新人文学賞、文藝賞を受賞した作家の作品を多く並べていた。黒田夏子、佐藤亜有子、稲葉真弓…こうした作家が好きだったら一度は行って欲しい。
そこから数分、日曜日の為ほとんどやっていない古本屋のシャッター見物をしながら歩いて丸三文庫へ。おもての棚にいまはちくま学芸文庫から出ている吉田健一『甘酸っぱい味』(新潮社)と万城目学『バベル九朔』のサイン本、草間彌生『聖マルクス教会炎上』(PARCO出版)を買う。おもての棚に数百円でこれらの本が並ぶ。油断ならない。ここは定期的に行かねば。眼力を磨くと宝がそこにはある。
さらに高田馬場の芳林堂書店で安彦良和『原点 THE ORIGIN』木爾チレン『静電気と、未夜子の無意識』の文庫をサイン本で買う。サイン本といったらまずここである。ここか、ときわ書房だ。
神楽坂(アルスクモノイ、コ本や)
まだまだ飽き足らず、このまま神楽坂に。神楽坂。行ったことがない。神楽坂の駅に降り立つとまさに例大祭の真っ最中。だが祭りに興味などこれっぽっちもなく古本屋へ。目指したのはアルスクモノイ。以前、萬書百景市で常光徹の本をここから買ったので気になっていた。するとやっぱり常光徹『魔女の伝言板』しかも署名箋を見つける。やっぱり。木の匂いがする古本屋がすきな人間にとっては有難いほどに木の匂いがする。好きだ。アルスクモノイでもらったチラシを見ると近くにコ本やもあるらしい。ではここにも。コ本やは神楽坂駅から歩いて数分(くらい?)のところにある。まるで現代美術館の一角に古本がならんでいるかのような室内。ここでは横溝正史『横溝正史読本』(角川文庫新版)を200円で手に入れる。ここでくたびれ果て帰途につく。
