手法探しを、やめました。──3回の失格が最後に残した「3つの死因」と、これから始める4週間
Sです。FTMOを含む複数のプロップファームで、Fundedアカウントを合計3回取得しました。出金回数は、いまだに0回です。借金は50万円あります。まだ壁の内側にいる当事者として書いています。
今日、一つ決めたことがあります。
手法探しを、やめました。
新しいインジケーターも、新しい時間足の組み合わせも、もう探しません。理由はシンプルで、3回口座を溶かして、やっと分かったからです。私を退場させたのは、手法ではありませんでした。
3回とも、同じ場所で死んでいた。それを今日、言葉にします。
私の口座を殺した「3つの死因」
チャートを見返すと、崩壊はいつも同じ3つの感情から始まっていました。手法ではなく、この3つです。
1つ目は「もっといける」──慢心。勝っている日ほど危ない。含み益が出ると「今日は流れが来ている」と感じて、決めていたロットを勝手に上げる。ルールではなく、気分でサイズを決めた瞬間に、口座は死にはじめていました。
2つ目は「取り返す」──リベンジ。負けた直後、頭の中で電卓が回りだす。「あと1回勝てば戻せる」。この計算が始まった時点で、もうトレードではなく賭けです。取り返そうとした1回が、いつも一番大きな負けになりました。
3つ目は「早く場所を決めなきゃ」──恐怖。まだ根拠が揃っていないのに、乗り遅れる怖さで飛び乗る。そして逆行すると、今度は損切りできずにナンピンする。恐怖から入って、恐怖でナンピンして、静かに退場していく。
3つとも、手法の問題ではありません。全部、感情です。
「早く結果を」が、4万円を溶かした
正直に書きます。過去に、焦りが引き金になって4万円を溶かしたことがあります。
早く結果を出したかった。借金を早く返したかった。その焦りが、上の3つの感情に全部つながっていました。「もっといける」も「取り返す」も「早く場所を」も、根っこは「早く結果を」という一つの焦りです。
手法をいくら磨いても、この焦りが残っている限り、同じ場所でまた死ぬ。4回目も同じです。だから、探すのをやめました。
残った課題は、たった一つ。感情だけです。
これから4週間、デモで自分を証明します
課題が一つに絞れたので、やることも一つに絞りました。
これから4週間、デモ口座で、決めたルールを1回も破らずにトレードします。チャレンジは買いません。給料が入っても買いません。リアルのお金は、自分を証明できてから。順番を逆にしていたことが、これまでの失敗の全てでした。
ルールはシンプルです。ロットは口座残高で機械的に決める。1トレードとデイリーの損失上限を先に決めておく。1敗したらその日は終わり。ナンピン禁止。週プラスなら金曜まで触らない。負けた日は、必ず記録を書く。
そして一番大事なルールがこれです。前進は、金額ではなく「守れた回数」で測る。
いくら稼いだかは、4週間は見ません。ルールを守れた日が何日続いたか。それだけを数えます。金額を追った瞬間に、あの3つの感情が戻ってくることを、もう知っているからです。
この宣言の、正直な限界
これで勝てるようになる、とは言いません。デモでルールを守れることと、リアルで勝てることは別の話です。私はまだ1回も出金していない人間です。約束できることは小さい。
でも、はっきり言えることが一つあります。感情を制御できないトレーダーは、どんな手法を持っていても、いつか必ず同じ場所で死ぬ。私がそうでした。だから、手法ではなく感情に、4週間を賭けます。
これから毎日の記録と、週ごとの「ルールを守れた率」を、隠さずここに出していきます。うまくいっても、いかなくても、全部書きます。それが、まだ壁の内側にいる私にできる唯一の誠実さだと思っています。
同じ壁の前にいる人がいたら、一緒に見ていてください。
失格するトレーダーに共通する「崩れの構造」と、感情が入る前に自分を止めるための14項目のエントリーチェックリスト、ドローダウン計算シートを、一冊のPDFにまとめています。完璧な手法書ではありません。3回失格した人間が書いた、失敗の解剖書です。プロフィールのnoteに置いています(¥4,980)。
