共通テスト模試を受けっぱなしにしない。医学部生が教える模試の活用法【1週間前〜復習まで】
模試を受けたあと、どう勉強すればいいか迷ったことはありませんか?
大学受験に欠かせない共通テストでは、模試を受けるたびに多くの時間を費やします。しかし、正しい受け方を知らないままでは、貴重な時間を無駄にしてしまうかもしれません。
そこで、国立医学部現役合格の医学生である私が、共通テストに向けて模試をどう活用してきたかを徹底解説します。
これを読めば、模試を最大限に活かし、共通テストで周りに差をつけることができます。
模試前1週間ですること
模試まで弱点を補える時間が十分にあります。この期間を充実したものにしてレベルアップした自分で模試に挑むことができるよう準備をしよう。模試となると定期テストとは違い何から手を付けていいのかわからない人も多いと思うがこの順番で勉強を始めてみたくだい。
模試前1週間ですること① 目標点を決める
目標点をまず決めることで、1週間後のゴールを明確にしましょう。「全体で7割をとるぞ!」と合計点のみの目標を立てるのは無意味です。テストごとに国語は得意だから80点、地理は苦手だから65点を目標に設定しても大丈夫です。それぞれ得意不得意があるので、今までの点数も参考にしながら、1週間対策したらとりうる範囲の目標を立てましょう。立てた目標を意識しながらこれから模試対策進めてください。
模試前1週間ですること②苦手分野を洗い出す
点数を上げたい教科を3つから2つに絞り、その中で一番苦手意識のある分野をピックアップし、その分野について苦手が克服できるように勉強を進めます。
ここで具体的に話しましょう。
【ケース1】数ⅡBCの成績がいまいちで、点数を上げたいとき
まずすることは数学Ⅱ、数学C,Bの教科書の目次を開ことです。そして「式と証明」や「数列」、「平面上のベクトル」など約11章の中から一番苦手だと思う項目を選びます。苦手な分野がうまく決まらないときは、過去に行った模試で点数が出なかったところをピックアップしてください。
【ケース2】国語の成績が伸び悩んでいるとき
国語は分野が細分化されてないため、対策がほかの科目と比べて難しいのではないでしょうか。しかし、現代文の中にも論説文と小説がありますし、古文には対策の仕方として単語からのアプローチや文法からのアプローチ、読解の演習を積むアプローチがあります。例えば古文が苦手で、とくに問題1の正しい現代語訳を選ぶ問題で失点をしている場合はまず単語からのアプローチを実践しましょう。
模試前1週間ですること③苦手分野を特訓する
この過程が一番時間がかかりますが、一番重要な工程です。共通テストの模試対策で苦手をつぶすことができたら、模試の成績が上がることはもちろん、今後の成績向上につながります。苦手分野を少なくすることで点数の変動が少なくなります。得意な分野が出題されたから点数がいい、苦手な分野が出たから点数が悪いという人は要注意です。1年に一度しかない共通テストでは失敗は許されないですよ。この段階を適切にできるかどうかで、いざ本番になった時に大きな差が出ます。対策の時間をどれだけとることができるかは人によってさまざまですが、目安は1日30分から60分。この時に、模試前日にもう一度復習できるようにできなかった問題をメモしておいたり、覚えていなかった公式などの知識を書き出したノートを作っておきましょう。
ここでも先ほど挙げた事例をもとに対策方法を具体的にお教えします。
【ケース1】数ⅡBCの成績がいまいちで、点数を上げたいとき
この場合、目標点数によって対策方法は大きく変わります。~6割を目指す受験生はその分野の教科書の例題を自分の力でまずは一周してみましょう。その際、難しい問題は深く考えず、答えをまるまる写して大丈夫です。大事なのは公式を覚えて、使える力です。こんな使い方があるんだと知るのが大事です。7割を目指すには黄色チャート(青チャートに挑戦してもいい)など少し応用のきいた問題に触れることが重要です。チャートですすめるならコンパスの3の問題(複数の公式を組み合わせたり、少しひねった設定の問題、教科書の例題と二次試験・難関大レベルの間)を網羅できるようとき進めましょう。8割や9割を目指すには苦手分野といえど失点をできるだけ避けたいです。また、二次対策も視野に入れながらより発展的な内容を網羅しましょう。このことから、青チャートやフォーカスゴールドなどの二次対策になりうる問題集を使って対策し、その中でコンパス4や5の問題(標準より発展的な問題)を触り、考え方を学びましょう。
【ケース2】国語の成績が伸び悩んでいるとき
この場合、どのレベルの受験生でもすることはただ一つ、単語帳を読むことです。共通テスト対策のために学ぶべき古文単語は約300語、一通り目を通すことは容易です。7割以上を目指す学生は、1日70語、復習をしよう。その時、多義語には注意して、複数の意味を見逃さないように覚えていこう。覚えられていなかった単語には単語帳に印をつけたり、ノートに書きだしたりして模試直前に見返すことができるようにしておくと復習ができてより精度が上がります。6割を目指す学生は重要古文単語150から200語を重点的に学びます。1日40語を目安に単語を読み、覚えることに集中しましょう。単語の2週目ができたら、なお定着が進んでおすすめですが、負担にならないように調整して大丈夫です。大事なのは1週間やり続けることです。
模試前日にすること
前日は不安になって、夜遅くまで勉強する。新しい参考書を開いて、解き始める。こんな経験はないですか。ですが、これはかえって逆効果です。前日の過ごし方で、当日のコンディションは大きく変わります。これから私が示す正しい過ごし方で、明日の模試に備えましょう。
模試前日にすること①11時には就寝する
模試といえど、本番だと思って受けるのが、本番で失敗したり、慌てたりしないために極めて重要です。あなたは共通テスト本番の前日何をして過ごしますか。それを考えてください。わたしは模試の前日は早く寝ることをお勧めします。早く寝ることでテスト中に寝不足で眠たくなることを避けることができます。また、寝不足だと脳がうまく働かずケアレスミスにつながります。そのため夜の11時には寝るように予定を立てましょう。
模試前日にすること②「仕留める問題」の最終確認をする
この1週間対策してきたことの総復習をします。こうすることで、今までやってきたことを確実に模試で再現できるようにします。この1週間で新しく学んだことをもう一度復習します。ここでは多く勉強時間をとる必要はないです。一つの教科につき最大1時間が目安です。それ以上する必要はないですし、この工程ですべきことは思い出す作業です。新しいことはせず、テスト本番で「前やったけどあれなんだっけ?」とできるだけならないように勉強します。
模試前日にすること③持ち物を確認する
模試も本番だと思って、前日に用意をすることを心がけてください。模試を受けるために絶対必要なものから、あると役に立つものまで、当日少しでもいい点数を取ることができるようにあれこれ想像を膨らまして準備して下さい。私は、共通テスト本番に、当分補給にバナナとチョコレート、寒さ対策にひざ掛け、スカートの下にはくズボンまで持っていきました。本番を想定して何を持っていくべきか少し考えてみてください。
模試前日にすること④時間配分のシミュレーション
共通テストは時間との勝負です。厳しいことを言いますが、時間があったら解けたはただの対策不足です。私も受験生時代、問題を振り返った時に「時間があったらとけたな」と心の中で思って、そのままにしていましたが、それでは共通テストでいい点数は取れないままです。それぞれのテストごとに大問別のかける時間を前もって設定しておきましょう。そして必ず制限時間のうち10分は見直しの時間を設けてください。マークのずれは共通テストでは一番痛い致命傷です。必ずこの時間を確保しましょう。そして、それぞれの科目の前の休み時間に何を勉強するのかおおまかにきめておきましょう。
模試当日にすること
いよいよ当日になりました。この段階では今まで積み上げてきたことを最大限発揮するだけです。この日こそ模試を本番同様の緊張感で挑んでください。次の模試があるから、今回の模試はそんなに重要じゃないやとかんがえるのは危険です。そうではなくて、この模試で目標点を絶対にとって志望校に受かるんだと緊張感マックスで挑んでください。
模試当日にすること①休み時間には次の科目の勉強をする
前の科目のできが気になるのは当たり前ですが、次の科目に全集中しましょう。これは共通テスト本番にもつながる大事なことです。模試の合間で勉強することを前日に決めて、模試の会場に持っていきます。そして、最適な模試直前勉強法をたくさんの共通テスト模試の中で確立していきます。テスト前に次の科目の勉強をするルーティンを確立しておけば、共通テスト本番で同じように勉強することができ、準備満タンで模試と同じ条件で受けることができ、安心材料になります。また、直前に勉強しておくことは、試験開始と同時にトップスピードで、フルパワーで問題を解くことに直結します。
模試当日にすること②前日に練った時間配分を確認する
共通テスト模試を受ける一番のメリットは、共通テストの形式になれることです。共通テストは先ほども述べましたが、やはり時間配分が重要です。模試でも高得点を目指し、わからない問題を意地になって悩み、時間を無駄にするのではなく、時にはあきらめも大事です。わからないときには次の問題に進み、見直しの時間にもう一度考えればいいのです。わからない戻ってきて、ふと解法が思い出すことは多々ありますよ。共通テスト本番においても、制限時間内にこたえられなければ意味がありません。そのことを肝に銘じて、受けてみてください。
模試当日にすること③リフレッシュする
なんといっても共通テストは2日にも及ぶ長期戦です。そのうえ、信じられないほどの緊張に襲われるので、心もすり減らされます。そのため、疲れて、終盤の科目にうまく集中ができなかったという事態を避けなければなりません。リフレッシュする方法は人それぞれです。甘いものを食べたり、音楽を聴いたり、目薬をさしたりなんでもありです。大事なのは短時間で、試験会場でできることです。ぜひ、自分に合ったリフレッシュ法を確立してみてください。
模試受け終えた後にすること
模試を受け終えると、今まで頑張ってきた分、大きな達成感と同時に解放感を得るものです。ですが、模試終わりにどう行動するかでこの模試が
次につながるものになるるのか、受けたままにしてしまうのか大きな差が生まれています。いまからお伝えする、復習方法でぜひこの模試を自分のものに、そして志望校にぐっと近づきましょう。
模試受け終えた後にすること①当日中に「感触」をメモする
模試を受け終えて、ぐっと疲れていると思います。ですが、ほんの少し残っている力を振り絞って模試を受けてみて感想を残してください。この感触はとっても大事で、次の模試に向けてどう対策すればいいのかの重要なヒントです。しかし、当日でなければ、感触はどんどん忘れていきます。10分でいいので、できたこと、できなかったこと、悔しかったことなど思ったことを書き残してみてくださいね。
模試受け終えた後にすること②なぜ間違えたのかあきらかにする
〇付けができる状態になれば、必ず行ってください。得点アップに大きくつながる過程です。ぜひ、一度やってみてください。はじめのうちは何をすればいいのかわからいまま進めることになると思いますが、3回もすれば今からお伝えするやり方が自分のものになって、早く復習が終わると思います。
まずは間違えた問題に赤ペンで印をつけましょう。そして間違えた問題でも解説を読んで、考え方を学びます。そして、本番ではできなかった考え方などを短く文で赤でポイントだけを問題用紙に書き込みましょう。そして、青でどうして間違えたのか理由を書きます。ケアレスミスなのか、時間がなかったのか、公式や知識が足りなかったのか、まだ習っていないまたはより高度な思考力が必要なのか、をはっきりさせましょう。重点的に復習すべきはケアレスミス、時間配分ミス、知識不足による不正解です。赤ペンで要点をたくさん書いていきましょう。古文や漢文、英語では知らない単語に訳を赤ペンで書くのもいいと思います。
模試受け終えた後にすること③明らかになった弱点を記録する
これはノートにまとめる方法と参考書に書き込む方法があります。私はこの2つの方法を教科によって使い分けてきました。ノートにまとめる方法は見返したときに弱点がすぐわかるという利点があります。一方、時間がかかる弱点もあります。
参考書に書き込む方法は何より弱点であった解法や知識が書かれた場所にマーカーで線を引いたりするだけで時間はあまりかかりません。しかし、参考書のそのページを開かないと弱点を復習をできないという難点があります。この難点を改善するためにはそれぞれの教科で参考書を絞ることが有効です。こうすることで、自身の弱点も記載された完璧な参考書が出来上がります。もし、絞った参考書に学ぶべき内容が書かれていなかったときは、自身でその内容を参考書に書き込みより良い参考書を作り上げてください。
そこで私は、地理に関してはノートにまとめる方法をとりました。なぜなら、私は理系で地理を勉強する時間がほかの教科と比べて極めて少なく、共通テスト模試を通して、勉強をしていこうと考えていたからです。どちらを選ぶかは本当に時間との相談です。無理なくやってみてください。
医学部受験や共通テスト対策について、今後も勉強法をnoteで発信していきます。
勉強相談や学習計画のアドバイスも行っているので、興味がある方はnoteのメッセージから気軽に連絡してください。
