【エッセイ】「ミノタウロスの皿」舞台化!!
私は、子どもの頃から藤子不二雄両先生のファンである。
特に藤子F先生は、「ドラえもん」を中心に、子どもマンガでの名声が高いが、実は珠玉のSF短編を多く遺している。
先ほど、私にとっては、実に希望の源となるニュースを知った。
初期の名作であり、F先生のSF短編に興味ある人ならたぶん、ほとんどの人が一度は読んだことがある「知る人ぞ知る名作」である「ミノタウロスの皿」(昭和44年発表)が、今年の年末に新国立劇場にて舞台化されるというのだ!!
それ以上の詳細なことはまだ、何も出ていないが、私は最近、いろいろと不調だったところへ、胸をときめかせるこのような情報が来て、本当にドキドキ、ワクワクしている所である。
ちなみに、「ミノタウロスの皿」の原作の概要はこちら。
昭和44年(1969年)と言うと、アポロ11号が月面着陸した年であり、全世界において宇宙への興味が高まっていた時代だ。
ちなみにこの前年には「猿の惑星」が公開されており、牛にしか見えない生物が人類にしか見えない生物をも支配しているという世界観は、藤子F先生も大きなインスピレーションを受けていたそうだ。
主人公は宇宙探査中に「イノックス星」に不時着し、美しい、知的な感じのする星の少女・ミノアと仲良くなる。恋心も抱くが、この星では牛が支配者であり、人間は「家畜」であった。
ミノアも家畜小屋に住んでいて、そして、その年の例大祭?で生贄になる運命が決まっていた。
しかし、この星ではそれは、人間たちにとって、当たり前の事であり、ミノアや家族も「大変名誉なこと」として喜んでいた。
主人公は憤慨し、「これは残虐だ!!」と、この事態や、根源にあるこの星の風習をやめさせようと奔走する、が・・
続きは、気になる方は読んで欲しい。
さすが、昭和のSFマンガの大家たる藤子F先生の作品だけあって、大いなる「モヤり感」を読後には残してくれる、そんな作品だ。そのモヤり感がまた、堪らない。
ここは触れておくと、この作品は決して「ハッピーエンド、めでたし、めでたし」ではない。
特に、最後の一コマでの主人公の姿は、「地球人の常識」で読んでいると、物凄い衝撃を感じるシーンだ。
作品発表から57年、今こそ多くの人に読んで欲しい作品だと今、想っている。
年末の舞台、行きたいものだ。
また、ひとつ、「そのために生きていく」目標が出来た思いでいる、私がいる。(笑)
