鳥人戦隊ジェットマン、第41話「変身不能!基地壊滅」
「無能な指揮の元ではどんな宝石も輝きを失う。所詮お前たちはな、見世物小屋の道化師だ…」
我々が生きる中で誰しも経験する上下の関係。
その上が振るタクトに私情は入ってはいけない。
そして、上は周りを生かす指揮を執らなければならない。
※以下、1991年11月22日の放送回になります📺
前回(第40話「命令!戦隊交代せよ」)の復習はこちらから📰
…変身ができない…。
反バードニウム光線を浴び、ジェットマンへの変身ができなくなった竜たち。
…鳥は翼をもがれる。


「我らの勝利に乾杯。見ろ、ジェットマンの最後だ。」…ラディゲたちは祝杯をあげ、竜たちは意識を失う…。
守る者たちが倒れ、地球は悲鳴をあげようとしていた。

「皆んな、しっかりしなさい!竜ー!」
その叫びは地球の温かさ、彼らの家族である小田切の声だった。

意識を取り戻した竜の前に広がる光景。
それはジェットマンが一つになった時にできたテトラボーイがボロボロになりながら果敢に戦う姿であった。

必死の想いで操縦桿を握る竜。
テトラフォーメーションは彼らの絆の形。
放たれた5つの弾光は1つになって隕石ベムを貫く…。
手応えの無い勝利…。そして、この心から喜べない心のモヤモヤは後に大きなピンチになって彼らに帰ってくる事になる…。

ネオジェットマンを殴り飛ばす一条…。
「私の指揮に敗北の文字はない!その上、民間人のあいつらに助けられ、それでも貴様たちは戦士か!?」
…もう一度チャンスを与え下さい!
歪んでいるように見えた一条の視線に反して、J1(ネオジェットマン)の視線は真っ直ぐに見えた。
…そう、竜たちへ向けられているかの様に。
そこにあがってきた、反バードニウム鉱石に関するレポート。

「これによると彼らの変身機能は…回復可能であると…。」
J1の言葉を掻き消すかの様に一条はレポートを手の中に丸める。…二度と竜たちにジェットマンを語らせない為に。

医務室で怪我の治療をする竜たち。
そこには小田切の姿もあった。
…反バードニウム鉱石の解析レポートが出れば、変身が再びできる様になる術が見つかるかもしれない。…それまでの辛抱。小田切は皆と一緒に耐える覚悟をしていた。それは仲間…いや、自分が一番信じている家族の様な存在として。
しかし、一条から浴びせかけられたのは非常な言葉であった。
「君たちは私の命令に背き、出撃した。今日限りジェットマンを解任する!」
「あの時出撃しなければ、あなたの部下はやられ、街は崩壊していました!」
小田切の反論に対して一条は…
「そんな事は問題ではない。すぐにこの基地を出て行きたまえ!念のために言っておくが、コンピューターは君たちの変身機能が回復不可能であると断定した。」
…私情の為にタクトを振りかざす。

「待ってください!
あなたは私に対する個人的な感情で
彼らを追放するのですか!?
もしそうなら、この私を追放してください!」
「君を追い出す?ハハハ…。
とんでもない。
上層部が君を鳥人戦隊の長官に任命した時、
君は最高の栄誉と祝福の中にいた。
だが、私のプライドは深く傷付いた…。
上層部の馬鹿どもに何が分かる!?
鳥人戦隊の長官には私がなるべきだったんだ!
そう簡単に辞めさせはしない。
一生私の下で働き、
私と同じ苦痛を味わわしてやる!ハハハハハ…!」
…一条の捻じ曲がった感情。
自分の地位の為だけの為に…小田切に対する妬みが彼の心を悪に染めていった。
…無能な指揮の元ではどんな宝石も輝きを失う。

竜たちを追い出すネオジェットマン。
辛辣な扱いを彼らにするネオジェットマンを見て、小田切は胸を痛める。
しかし、一条の教えは完全にネオジェットマンたちを染めてはいなかった。

ただ、一条と小田切のやり取りを見ていたJ1だけは、彼らに感謝の気持ちを述べる。
「すまん、君たちには命を助けてもらった。礼を言う。」
たった一言でも良い。感謝の気持ちは人の心を救う。

「俺たちの分まで頑張ってくれ。一緒に戦えなかったのは残念だが、今の俺たちの体ではどうしようもない…。」
竜とJ1の間でできた戦士としての絆。
その絆は後に大きな光となり、竜たちに力を与える事になる。

その頃、スカイキャンプでは倒したはずの隕石ベムが現れていた。
ジェットガルーダが小田切の声で目を覚ました時、隕石ベムの心臓部を自らのサイコキネシスで抜いたトランザ。竜たちがテトラバスターで壊したのは隕石ベムの抜け殻であった…。
起死回生の兵器を奪われ悔しがるラディゲを他所に、トランザの振るタクトにより、隕石ベムは破壊兵器としてスカイキャンプを崩壊に追い込んでいく。
…そう…全ての崩壊に…

隕石ベムを倒す為に向かうネオジェットマンだったが、新しい力を手に入れた隕石ベムを前に彼らは無力だった…。
隕石ベムの侵攻を止められない彼ら。
一方で竜たちは一条に対する不満を漏らしながらも小田切やスカイキャンプの事を想っていた。
連絡手段が無く、肩を落とす彼ら。
そんな彼らを救ったのは、アコだった。

アコがこっそり持ち出したクロスチェンジャー。
これにより、ジェットマンとネオジェットマンは本当の絆で結ばれる事になる。
※ここで何というセリフを言ったのかは、まーぼんの取り乱しコーナーで(笑)

小田切に通信しようと開いたチェンジャーから流れたのは、彼らの危機を知らせる声だった。
スカイキャンプへ向かう彼ら。
そんなスカイキャンプ…。
小田切が一条に手渡したのは、ビークスマッシャーだった。

「奴の狙いはこの司令室です。
ここをやられれば、我々は終わりです。」
…そう言って一条に手渡したのは
竜たちと小田切の絆の形である
ビークスマッシャー…

「私は指揮官だ!…そうだ、竜たちを呼び戻せ。」
一条の捻じ曲がった考え…

家族を貶された屈辱に小田切は見切りをつける。
「どこまで見下げ果てた人間なの!」
これ以上もこれ以下もない彼女の言葉。
そして、一条が育てたネオジェットマンを助けに隕石ベムの元へ走る小田切。
彼女が鳥人戦隊の長官に選ばれた理由は、その深い愛情だった。

勝てるとは思っていない。
ただ、命の大切さを誰よりも分かっているから。
小田切の誰よりも深い優しさは、一条によりカチカチに凍らされたネオジェットマンたちの心を溶かしていく。
そして、先頭に立って彼らを守る小田切の口から生まれたセリフは今話の神セリフ。

今話の神セリフ
「仕方がない!基地を放棄しましょう!
基地はいつでも造る事ができる。でも、あなたたちの命は1つしかないのよ!」
多くの仲間たちの最期を目の前で見てきたから小田切だったから、鳥人戦隊の絆は家族になった。
精密機器が揃うスカイキャンプ。
″また作れば良い″
そして、これが小田切綾。
そんな長官がトップにいる鳥人戦隊だったからこそ、竜たちは仲間としての絆を繋ぐ事ができ、平和へ向けて同じ方向を見ながら飛ぶ事ができた。

そんな感動を閉ざすかの様に司令室への通路は一条によって閉められてしまう。
「逃げる事は許さん。貴様たちの命に代えてもこの基地を守れ。」
人は地位にこだわる事で、その地位に嫌われる。

変身できないと分かっていても、もしかしたら自らの命を犠牲にしてしまう可能性をもっていても、竜たちはそんな悲鳴を聞き逃さない。
生身で隕石ベムに向かう竜たちの姿を見て、ネオジェットマンの心を完全に溶かす。
そう、命を守る為に戦う戦士としての熱い炎によって。

一条の声を聞きつけて、司令室へ隕石ベムが向かう中、ネオジェットマンの口から出たのは竜たちの変身機能回復の方法だった。
変身機能の回復に関して書いてあったレポートを一条が握りつぶした事、復活させる為には1億ギガ電子ボルトのバードニックエネルギーが必要という事。
これをネオジェットマンが口に出す…。
それはジェットマンに翼を預けるという事。

大量のバードニックエネルギーの補給に、自らのエネルギー反応炉を使う様に竜に提案するJ1。
もう戦えない体になる。

「俺たちは力だけに拘り、人を愛し、平和を愛する心を忘れていた。俺たちは戦士としての力を失うが、君たちこそ真のジェットマンだ!」
授けられたネオジェットマンの力を受け取った竜たちは生まれ変わる。

一方、地位にこだわり続ける一条の元へは破壊兵器が向かっていた。

「お前は…、この基地は誰にも渡さん!
出てけ!出てけー!」
一条の想い、それは自らの地位へのこだわり。
ジェットマンが守っているのは
人の地位では無い!
それは″人の命″。

ネオジェットマンが託したバードニックエネルギーを手に竜たちは再びジェットマンになる。
一条という1人の命を守る為に

⚪︎Another talk
巨大化した隕石ベム。
ロボの修繕が間に合っていない彼らにとっては窮地の場面…。

しかし、そんな窮地をも小田切長官は救ってしまう。
「みんな!ジェットイカロスの修理、完了!!」
小田切の笑顔は竜たちへの感謝の想い。
″大切な命を守る″
自らの想いを形にしてくれた事に対して…。

命を守るバードメイザーに勝るものは無い。


⚪︎今回のアコちゃん
さあ、お待ちかねのこのコーナー(笑)
今回のアコちゃんはクロスチェンジャーをこっそりスカイキャンプから持ち出したアコちゃんのシーン🎬

ちなみにセリフは何だったか気になった方も居たかと思います✨
そんなセリフはこちらでした!
「ジャーン!くっくっく…失敬してきちゃったのよ〜」
🤭やっぱりアコちゃんはジェットマンの中和剤だわ🥹笑

ではでは、そんな所で今回はこの辺で締めたいと思います。
それでは、皆様!青空さえも夢を見る、そんな明日へ〜!!(せーの)バイバイ👋
