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怒ったあとの、わたしたち

怒ったあとのことを、ふと思い出す。

怒ってしまったことも、
そのあとに残った気持ちも、
まだ自分の中に少し残っている。

あの日、あんなに感情が揺れていたのに、
時間が経つと、少しずついつもの時間に戻っていく。

でも、「元に戻る」って、どういうことなんだろうと思う。

私は、怒ったあと、できるだけそのままにしないようにしている。

何で怒ったのか、自分の中でも整理して、
娘にも「ママはここで怒ったんだよ」と伝える。

そして、娘にも聞く。
「どこで、何をして、どう思っていたのか」

うまく言えないときもあるし、
すぐに答えが出るわけでもないけれど、
それでも、少しずつ言葉にしていく時間を大切にしている。

そのあとで、怒鳴ってしまったことを謝る。

そして、ぎゅっと抱きしめる。
力いっぱい、抱きしめる。

抱きしめると、娘は大泣きする。
わんわん泣くこともある。

張り詰めていた気持ちが一気にほどけるように、
大粒の涙がぽたぽた落ちていく。

涙が止まるまで、私は抱きしめる。

その時間の中で、ふと思う。
「私も、こうして抱きしめてほしかったんだろうな」と。

理解してもらうこと。
受け入れてもらうこと。
あたたかさを感じること。

きっと、そんなものを求めていたのかもしれない。

だから私は、娘に同じように関わろうとしているのかもしれない。

うまくできない日もあるし、
感情に飲まれてしまう日もある。

それでも、こうして向き合う時間の中で、
少しずつ、また近づいていく。


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