【晩夏のベルギー&オランダ旅⑤】Day8
アムステルダムに来て3日目。あっという間にこの旅も最終日です。
●憧れのゴッホ美術館へ
改めて、今回の旅先をオランダにした決め手は「ゴッホ美術館」と「アンネ・フランクの家」に行くこと。旅の最終日は事前に入場予約しておいたこちらの2つの施設に向かいます。
2つの楽しみなイベントもあり、早朝からはりきってホテルのモーニング会場へ。ホテルの朝食ビュッフェはつい食べ過ぎてしまうため、いつも「朝食無し」での部屋予約が多いのですが、今回の旅はなぜか朝食付きになっていたらしい。やっぱり朝から大盛り食べてしまいがちで、重いお腹を抱えて、美術館へ向かいます。

ゴッホ美術館へ到着。事前予約必須!と言われている通り、10分ごとに予約入場者も制限されていました。


こちらの美術館、結論から先にいうと、『一生のうち一度はここを訪れたほうがよい』と思う素晴らしさ。
ゴッホ作品の展示数もさることながら、彼の生き様と、その時代の背景と画家たちの表現が年代ごとに丁寧に構成され、作品と共に自分がゴッホのそ側に付き添って歳を歩んでいくような、エネルギーが伝わってくる場所でした。





絵画を音声ガイドで聴きながら進むうちに、強いエネルギーに徐々に〈もがき〉のような苦しさが交わってきます。こちらの「麦刈る男」はサン=レミ療養所での収穫期が題材を題材にした、聖書の比喩て「刈り入れ=死」といわれるとおり、
生きていく意味を追求していた彼の象徴、という音声ガイドの説明にも納得。
下の絵の「カラスのいる麦畑」も晩年の作品で、先ほどの麦の刈り入れと同じく曇った空とカラスが舞う姿から、その不穏な空気がビシバシ伝わってきます。

サン=レミの孤独な療養所生活のなかでも、「花咲くアーモンドの枝」は花が芽吹く優しいイメージが伝わってきました。彼の弟テオの息子の誕生を祝ってゴッホが贈った絵だそう。白いアーモンドの花は新しい命の象徴とされるそう。

そして彼の最期の作品といわれている「木の根」。絡み合う根は人生の苦悩を表しているそう。

素晴らしい絵画はもちろん、ゴッホが苦しみながらもエネルギッシュに生きた変遷を感じることができ、勇気をもらえた場所でした。
美術館を出て、外にある【なんちゃって夜のカフェテラス風】露天カフェで、軽くワッフルでひと休み。
(ここのワッフル、こちらの期待を大きく上回るおいしさでした)

⚫︎アンネ・フランクの家へ
午後からは、もう一つの旅の目的である「アンネ・フランクの家」へ。


こちらは事前予約枠が少ないなか、旅前から何度か空き状況をチェックし、ようやく旅の最終日に予約が叶いました。
しかもミュージアムの展示予約だけではなく、「ミュージアムチケット+入門プログラム付き」枠が運よく予約できました。
※「入門プログラム」は、ミュージアムでの展示を見る前に、第二次世界大戦とユダヤ人迫害についてやアンネ・フランクの歴史を、約30分程、講師のかたが別室でレクチャーしてくれるものです。
導入プログラムはとても貴重なお話ばかりで、アンネの生涯やその生活を知ることができたり、その時の貴重な物品や写真なども展示されています。すべて英語での講義ですが、ぜひ講義付きの参加をおすすめします。(ミュージアム館内は全て撮影禁止でしたが、こちらの講義会場だけは写真撮影OKでした)






導入プログラムの後、実際にアンネたちが暮らしていた屋根裏部屋へ(日本語音声ガイドがとてもよかった)。古い本棚の隠れ戸をくぐると、物置のような狭くて急な階段が目の前にあり、階段を上り下りするごとに小さなスペースがそれぞれの住まい(部屋)になっています。彼らが生活していた洗面所、台所、そしてアンネとその姉のマルゴットの小さな部屋まで全て残っていだことに驚きでした。家具や調度品はもちろん既に何もありませんでしたが、姉妹の部屋の壁には10代の女の子が好きそうな写真やポスターの名残がたくさん残っており、ここで息を潜めて2年間も過ごしていたとは本当に想像し難く、小さい頃に本で読んだ「アンネ・フランクの日記」が、彼女の生活と残された多くのメッセージとで今目の前にあることがなんだか信じられませんでした。

そして、一人生き残ったアンネの父オットー・フランクさんの収容所での状況、戦後解放されてオランダに戻ってくるまでの軌跡や、アンネの日記を読んだ後に、「私とアンネは仲良しで、彼女のことをよく理解していると思っていたのに、自分の娘が自分の想像以上に様々なことを考え、大人だったことに驚いた」、というメッセージにも、感じるものがありました。
この場所を体験するとしないでは、自分のこれからの人生において、心持ちや考えも変わるだろう、と思います。
ゴッホ美術館、アンネ・フランクの家を訪問し、アムステルダムの街を歩いて、この国はなんとディープでおもしろい街なんだろう、、と改めて感じました。
最終日の夕方は、またもやランチ恒例のスープランチを楽しんだり、

アンティークショップや、古着屋さん、レコード屋さんなどオランダのディープカルチャーを楽しむことができ、アムステルダムでの最終日はあっという間に終わりました。




翌朝は後ろ髪ひかれる思いで、アムステルダム・スキポール空港へ列車で向かいます。
ホテルから空港まで15分であっという間に到着してしまったので、空港で2時間くらいやり過ごしました。

アムステルダム・スキポール空港から、フランクフルト空港経由で羽田へ。今回フランクフルトからの乗り換え時間が40分ほどしかなく、フランクフルト空港で買い物をする暇もなく、慌ただしく羽田行きの便に乗り込みました。
ドイツコスメ買いたかったのに残念😢。

フランクフルトからの長い13時間の帰路は、久々の和食と久々の邦画を楽しみつつ、今回の旅がとても楽しくて、またすぐにオランダに来たい衝動にかられ、携帯のカレンダーで次の旅の候補日を睨めっこしながら機内で過ごしました。


※余談ですが、機内でみた「The Life of Chuck」という映画が本当によかった!まだ日本公開未定のようなので、とても楽しみ。
⚫︎The Life of Chuck
晩夏のベルギー&オランダ旅、最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり
