なぜ今「ジョブ型雇用」が来てるのか。元メンバーシップ型公務員の視点
「ジョブ型雇用」って言葉、ここ最近よく聞くようになった。
でも、正直「ちゃんと説明できる?」と聞かれて、言える人、意外と少ないんよね。
これ、今までの「メンバーシップ型」とは転職の考え方が根本から違うから、今転職を考えてる人は絶対に知っておいた方がいい。
ちょうど警察という「超メンバーシップ型」の世界からビジネスの世界に出た人間として、わかりやすく話します。
1|「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型」の違い
まず、ここから。
「メンバーシップ型」は、今までの日本企業の主流だった雇用スタイル。
「とりあえず会社に入って、会社が職務を決める」スタイル。終身雇用、年功序列、定期異動、これらはすべてメンバーシップ型とセット。
一方「ジョブ型雇用」は、「この職務をやってほしい」というポジションごとにスキルをもった人を採用するスタイル。
職務記述書(ジョブディスクリプション)で仕事の内容と要求スキルが明確に定義されてて、それにマッチする人を雇う。
グローバルに見るとこちらがスタンダードなんだけど、日本もここ数年で一気にジョブ型に傾いてきてる。
2|ジョブ型だと「職務記述書」が職場を決める
これ、マジで重要だから押さえてほしい。
メンバーシップ型だと、入社したら上司が「さあ、今日からはこれをやって」と仕事を振ってくる。
ジョブ型だと、「職務記述書に書いてあること」以外は、原則やらない。
警察だと「状況に応じて何でもやる」って訓練をしてきたけど、ジョブ型企業で「これもやっておいて」って言われたら、「いや、これ自分の職務記述書に入ってないです」って言える。
「何でもやります!」ってジョブ型企業でアピールしても、逆にマイナス評価になることもあるから、ここは要注意。
3|ジョブ型転職で押さえるべきこと① スキルを数字と業務で語れる状態を作る
ジョブ型転職、評価されるのは「あなたは何ができる人か」の一点突破。
だから、スキルを「やりました」じゃなくて「これとこれを、こんな規模で、こういう成果を出した」と語れる状態にしておく必要がある。
たとえば「SNS運用」じゃなくて「フォロワー1万のInstagramを6ヶ月で構築、エンゲージメント率6%、公式LINEへの流入月500件」、これだと語れる。
ここがふわっとしてる人、ジョブ型転職だとスタートラインにさえ立てないんよね。
4|ジョブ型転職で押さえるべきこと② 何点セットでスキルを育てる
ジョブ型だと、「一つのスキルだけで勝負」しようとしても、壁にばかりぶつかる。
そうじゃなくて、「何点セット」で勝ちに行くスタイルが強い。
たとえば「マーケティング×デザイン×AIツール」とか、「営業×データ分析×プロジェクトマネジメント」とか。
3つくらいのスキルを掛け合わせたセットは、同じスキル量を持つ人より、職場での価値が一気に上がる。
「警察×コーチング×サロン経営」みたいな、他人が持ってないセットだとさらに圧倒的に強い。
5|ジョブ型転職で押さえるべきこと③ 長期雇用を期待しない
これも重要。
ジョブ型雇用は、企業も「このポジションが必要な間だけ雇う」という考え。
だから、「長期雇用してもらう」前提で転職を考えると、意外と外れる。
めちゃめちゃ中途採用をしてても、企業の状況が変われば、そのポジションごとなくなることも普通にある。
だからこそ、「この会社で何を身につけて、次にステップアップするか」を3年スパンぐらいで考えておく人が強い。
転職は、もう「人生を預ける」ものじゃないんよね。
6|まとめ:転職のルールが変わると、勝てる人も変わる
ジョブ型雇用、ここからさらに加速していくと見てる。
それはつまり、「見られるポイント」も「勝てる人」も、今までとガラッと変わっていくということ。
① スキルを数字と業務で語れる状態を作る
② 何点セットでスキルを育てる
③ 長期雇用を期待しない
この3つを押さえておけば、ジョブ型雇用時代にもぜんぜん勝ち残れる。
転職は、「人生を預ける一大決断」じゃなくて「スキルを掛け合わせて渡り歩く道」ぐらいに軽やかに考えておいた方が、今の時代には合ってると思うよね。
