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なぜ中学受験を選んだのか

中学受験を考えた理由は、自分自身の経験が大きい。

私は小学生の頃を海外で過ごし、その後日本に帰国して公立中学・私立高校と日本で生活した。日本の学校生活は、人間関係にとても悩んだ記憶が強い。勉強どころではなく、学校という集団生活そのものにうまく馴染めなかった。今振り返ると、あの6年間の延長線上で日本で大学に進学する気力がなかった。結果として、幼少期に住んでいたアメリカに留学という形で進学した。当時はそれが精一杯の選択だったけれど、今思うと少し極端だったかもしれない。

一方で、息子は日本で生まれ、日本で育っている。

小さい頃は、家庭の状況も含めて、学校生活で困ることがあるのではないかと心配していた。でも実際は、その心配とは逆で、自然に周囲に馴染み、自分の環境も含めて受け入れているように見える。

小さい頃から、本や文字に対する興味が強かった。
公園に行っても、遊具よりも標識や看板をじっと見ているような子で、家でも読み書きや本が好きだった。歌も大好きで、言葉や表現に対して自然と向かっていく様子を見ていて、この子の興味や好奇心を、そのまま伸ばしてあげたいと思うようになった。

よく、公立の方が社会性が育つという話も聞くし、実際に自分もそう考えて選んだ過去がある。「いろいろな環境の中で育つこと」に価値があるという考えも、今でも理解はしている。

ただ、それ以上に、
知的好奇心をそのまま伸ばせる環境に身を置けるのであれば、それもひとつの選択なのではないかと思った。選択肢があるのなら、中学受験をさせてみたい。そんなきっかけだったと思う。

もうひとつ、今になって思うことがある。

どちらが良かった、悪かったというよりも、
あの時期にそれぞれの環境で感じた違和感や難しさが、今の自分の軸になっているように思う。何が言いたいかというと、幼少期にある程度の大きな壁にぶつかって、それをどうにか乗り越えた経験は、その後の人生で簡単には代えられないものになる、ということ。

日本の小学校生活は、良い意味でとても平和だと思う。
みんながある程度同じ方向を向いていて、その中で安心して過ごせる。
それはそれで、とても幸せなことだと思う。

ただ一方で、何かひとつでもいいから、自分の力で乗り越えたという実感を持てる経験があったら、それもまた大きな支えになるのではないかと思っている。

中学受験を選んだ理由の中には、
そういう気持ちも少しだけ含まれている。

※海外の方や日本の受験制度に馴染みのない方向けに、簡単な英語のメモも残しています。
[For non-Japanese parents]
We are in the final year of junior high school entrance exams in Japan (2027).
This blog is a simple, real-time record of our journey.
I hope this gives a small idea of what this process feels like.

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