聖光学院中2026年度第1回理科を木ノ下FIVEで解く|概算・括る・高さに置き換える

2026年度の聖光学院中学校(第1回)理科を、問題PDF・解答PDFと26分05秒の全問解説動画で照合しました。

今回の4大問を通して強く感じたのは、「知っているか」だけではなく、目の前の問題に合わせて処理の方法を選べるかが問われていることです。

大問1 条件が書かれていなければ、場合を分ける

植物や季節の知識に加え、葉のつき方を考える問題があります。ここで大切なのは、回転方向が指定されていないことに気づくことです。

「反時計回りなのか時計回りなのか、ちょっと分けて考えないとダメですね」

条件が足りないように見えるとき、止まるのではなく、あり得る場合を分けて矛盾を消していきます。

大問2 正確に計算する前に、必要な精度を考える

津波の速さと水深の関係を、与えられた式から読み取ります。数値が大きいからといって、すぐ筆算を始める必要はありません。

「概算でいってやっても記号選択ですから答え出ますね」

選択肢の差が大きければ、概算で十分です。何桁まで正確に出す必要があるのかを先に判断すると、時間を節約できます。

大問3 複雑な計算は、共通する部分を括る

プロパンとブタンの混合気体、燃焼熱、状態変化を扱う問題です。比や割合を一つずつ計算すると、式が長くなります。

そこで、共通する数値を見つけて分配法則で括ります。計算問題が得意な子は、計算が速いだけではありません。「そもそも計算回数を減らせないか」を考えています。

大問4 電圧を「高さ」に置き換える

図形分割の規則性を考え、その構造を電気回路へ転用します。複雑な回路を見て、いつもの合成抵抗だけで押し切ろうとすると苦しくなります。

「電圧っていうのが高さのイメージなんだよ」

各点の電位を高さとして書き込むと、電圧は高さの差として見えてきます。図形と電気回路は別分野に見えますが、「同じ比が繰り返される構造」と認識できればつながります。

木ノ下FIVEで振り返る

今回の問題で特に重要なのは、木ノ下FIVEの次の流れです。

見る:条件、式、単位、選択肢の差を見る
認識する:場合分け、概算、括り、電位モデルだと認識する
つなげる:既習の知識や別分野の構造とつなげる
整理する:図、線分図、短い式に置き換える
解く:必要な精度と手順で処理する

過去問の解き直しでは、正解を書き写すだけでは足りません。

・場合分けをするべき場所に気づいたか
・筆算の前に概算を考えたか
・共通因数で括れなかったか
・回路の各点に電位を書き込んだか

どの段階で止まったのかが分かれば、次に直すべきことも見えてきます。

詳しい大問別分析とタイムコードは、Web版にまとめました。
https://学問のすすめ.jp/science-lab/rika-school-strategy/seiko-science-2026/

初見問題は、木ノ下FIVEで解く。

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