雑談なんてしなくていい! 話すの苦手なライターさんへ
「取材の本題に入る前に、雑談で盛り上げなきゃ……」
と、取材のハードルを上げているライターさんはいませんか?
私の知る限り、取材ライターさんの多くは、書くのは好きだけど話すのは苦手。
私も例に漏れず、過去にはこんなことを思っていましたが……
「コミュニケーションが苦手だからこそ書く仕事を選んだのに、書くために人と話さなきゃならないなんて……!!」
その後も10年、500名以上を取材してきた経験をもとに、一言だけ言わせてください。
取材時に無理に雑談しなくても大丈夫!
あなたが今、
・雑談が苦手すぎて、毎回取材がちょっと苦痛
・話すのが苦手だから取材ライターを諦めている
いずれかに当てはまるなら、ぜひこの先も読んでみてください。この記事を読めば、取材へのハードルがグッと下がるはずです。
▶無理な雑談は事故のもと
ここから先は、あくまでも取材ライター歴10年の私の持論です。「雑談が苦手」が前提なので、話すことが得意だったり、雑談が好きだったりするライターさんには参考にならないかもしれませんが……
無理な雑談は事故のもと!
そう思うきっかけとなった経験を3つご紹介します。
①盛り上がりすぎて脱線する
ちょっと場を暖めようと発した一言が、取材相手に過剰にヒットしてしまうことがあります。本題に入る前から話が大幅に脱線し、時間が押して大変なことに!
例えば、
私:梅雨が明けましたねー! 先週は◯◯祭りの日も晴れて、大盛り上がりだったんじゃないですか?
社長:そうなんだよー。よく知っているね! 僕も神輿担いだんだけど、写真見る? ちょっと待っていてね!(取りに行くのに数分)
私:ぜひ拝見したいですー!
心の声:ちょっと一言のつもりだったのにな。写真見始めちゃったら、取材始められないよ〜(泣)
……みたいなこと。
基本、相手のご厚意なので、遮って本題に入るのは心苦しい。でも、取材時間は限られているので、なんとか軌道修正しなくてはなりません。
②取材相手をもっと緊張させてしまう
取材相手が取材に慣れていない方の場合、私たち以上にとても緊張されています。なかには、ちゃんと答えられるようにと、事前の質問票に一言一句の回答を書き込んで準備してくださっている方も少なくありません。
「緊張をほぐすためにも、雑談から入らなきゃ!」
と思って世間話を振ってみたところ、相手が考え込んでしまい、シーンとなってしまうことがあります。
自分に置き換えて考えてみてください。緊張しているときは、一刻も早く本題に入って、終わらせて楽になりたいと思いますよね。
冒頭から予定にない話題を振られたら、返事に困るのも無理ありません。
でも、本題が終われば、相手の方も緊張から解放されます。話を深掘りしたり、雑談したりは、最後にリラックスした時間にすればいいのです!
③取材相手をイライラさせてしまう
基本的に、取材対象になるような方は忙しい方ばかり。そのなかで取材のために、貴重な時間を割いてくださっています。
ですから、人によっては雑談を嫌い、本題に入らないライターにイライラしたり、時計をチラチラ見たり、落ち着かない態度を取られる方もいます。
これ、ライター初期の頃の私がよく経験していたこと。
途中で相手の様子に気づき、
「やばい、怒らせてしまったかも!」
「うわぁ、すべってしまったー!」
と、自分自身が焦り、その焦りを本題に入ってからも引きずることに。
……今思い出しても、冷や汗が出ます。
▶取材の目的を思い出して
こうした初期の反省から、徐々に無理な雑談を控え、早めに本題に入るスタイルに変えていきました。(相手から話を振られたときは、シンプルに答えます!)
名刺交換などが一通り終わったあと、
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。このテーマについて○○さんにお話を伺うのをとても楽しみにしていました。さっそくですが——
という感じで、すぐに本題に入ります。
ちょっと物足りないように見えるかもしれませんが、これでネガティブな展開になったことは一度もありません!
むしろ、
・本来の目的を果たすためにたっぷり時間を使える
・ライターも取材相手も無駄な不安・緊張なく話せる
いいことばかりです。
上記の「本来の目的」というのは、もちろん取材相手と仲良くなることではありません。目的はただ一つ、
原稿を書くために必要な素材を集めること
です。
この目的を果たすことだけに集中して取り組めば、話すのが苦手なライターさんも問題なく取材できます。
取材の準備の仕方や、質問の組み方などについては、また別記事を作成したいと思っているので、気になる方はフォローしてお待ちくださいね♪
今回伝えたいことはただ一つ、
雑談苦手なあなたのままで大丈夫!
でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
注:繰り返しになりますが、これはあくまでも話すこと・雑談が苦手なライターさんへのメッセージです。雑談そのものを否定するものではありません!
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