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【エッセイ・運動会】好きだから、見に行くんだよ。

👩好きだから、見に行くんだよ!

今週末(つまり、今日)運動会を控える息子に言った言葉だ。「頑張っているのを見に行くんだよ」じゃなくて、あなたのことが「好き」だから見に行く。そんな風に伝えてみた。

この言葉のチョイスが合っていたのかは分からない。でも、それを聞いて、なんだか少し嬉しそうな息子がいた。

去年の運動会に良い思い出がない。皆に見られるストレスからか、息子は実に不安そうな顔をしていた。そして、開会式で大号泣。理事長の話が全く聞こえなくなるほど、息子の泣き声で会場が包まれた。

かけっこは、なかなかスタートできず、恥ずかしさを抑えるように、手をほっぺに当てて走った。ダンスはもはや放棄。突っ立たまま直立不動。

顔から「なんでこんなこと、やらなきゃいけないの?」という声が滲み出ていた。雨が降っていて寒かった、というのもある。親でさえ「運動会なんてなくても良いのに」と思ったほどだった。

さて、今年は転園して初めての運動会。前の幼稚園より1/4程度の小規模園だ。それに、今回は屋内。さらにさらに、妹ちゃんも一緒に出る。なんと心強いことだろう。

それでも去年のことがある。運動会の練習が始まっても、家で運動会の話題は出ない日々が続いた。「運動会でエビとカニになるの?」と聞いても、息子が反応してくれることはなかった。

「やはり乗り気ではないか・・」と思っていた頃、意外にも園ではすごくノリノリでダンスの練習をしていると、園長先生から聞くことができた。

そこで、こんなことを言ってみた。

👩運動会、失敗しても大丈夫だからね。楽しんでおいで。練習も、楽しんでやっておいで。

すると息子は「なんで?失敗、イヤ!!!」と強く反発してきてくれたのだ。


そうか、失敗が嫌だったの。
失敗を恐れていたの。


息子が持つASDの特性の一つに「失敗を極端に嫌がる」というものがある。「頑張ってやって、失敗しちゃったらイヤ」そんな気持ちで、最初から「挑戦しない」という選択肢をとる場合もあるそうだ。

運動会で言えば「ふざけてやる」「演技を放棄」そんな行動となって現れることだろう。でも、それはとても勿体無い。


「失敗しても大丈夫」
「失敗しても、次に活かせばいい」
「子どもの頃にたくさん失敗したもん勝ち」
「成功も大事な経験だけど、失敗の経験も大事」


色んなことを伝えてみた。そんな言葉に息子は「ふーーーん。」と分かったような、分かっていないような返答をする。「失敗して良かった!!」と思うのは、ずっとずっとずーーーっと後のことだから、仕方がないだろう。

そんな息子に「失敗しても大丈夫」を感じてもらうために絞り出した言葉、それが「好きだから、見に行く」だった。

「頑張っているのを見に行く」のではなく、単純に、息子くんのことが「好き」だから見に行く。どんな結果になっても大丈夫。


好きだから、見に行くんだよ。
楽しんでおいで。


そう、送り出した息子くんと娘ちゃん。どんな運動会になったのか。

続編はこちら▼

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☀この記事はクロサキナオさんの企画参加記事です☀
#クロサキナオの2024CalmSept
https://note.com/kurosakina0/n/n54081bea4bc2

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クロサキナオさんのお題「9月」に倣って、運動会にまつわる記事を書かせていただきました。ドキドキの運動会。どんな結果になったのか、来週の続編もお楽しみに♫

どうぞよしなに。
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