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声優を目指したきっかけは「日給6万円以上可!」という文言に釣られたから

たまに「何で声優になろうと思ったんですか?」みたいな事を聞かれる事があったりします。

演劇部だったとか、声優が好きだったとか⋯そんな感じならば良かったのですが、僕はそのような事は全く無く、何なら高校入学時に演劇部の先輩に無理やり体験入部させられた時にやらされた変な宗教っぽい発声練習がトラウマになっていて、演劇に対して嫌悪感がある位でした。

そんなこんながあったにもかかわらず、何故かタイトルにも記した通り、金に目が眩んで声優を目指し始めるのです。

今回は、その金に目が眩むまでのお話を少々。

まず、高校3年生の時、進路をどうするか悩んでいたのですが、特にやりたい事も無いし、まだまだ遊びたいと思っていたので、とりあえず、親と学校を安心させる為に、大学を受験する事にしました。

僕は学年でトップ10に入る程の学力⋯を持っていれば良かったのですが、逆で、常にワースト10、もしくはワースト5をキープしていた程の頭の悪さだったのでどう考えても大学なんて入れるわけがないような状況でした。

とりあえず受験して、受からないだろうから浪人でもして、プラプラ遊んで過ごそうと思っていました。

一番偏差値が低いような大学を3つ程探して、受験してみましたが、問題の意味すらわからず、ちびまる子ちゃんの花輪くんの絵を書いて提出した記憶があります。親には三校大学を受けると言ったものの、試験を受けた記憶が一回しか無いので、きっと二校は願書も出さず、受験費用をネコババして遊びに使ってしまったのでしょう。

当然、合格するわけもなく、いよいよ夢の浪人生活の始まり⋯かと思いきや、親父が「お前のような奴が浪人なんてしたらろくな事にならないから専門学校にでも行け」と言い出し、2月でも入学を受け付けてる学校なんてあるのかいなと思ったけど探せばあるもので、面接を受け、めでたく専門学校への道を切り開きました。

高校生の時はバンドをやっていた事もあり、音楽関係の専門学校にしました。ありとあらゆる音楽関係の仕事を学べるという専門性がありそうで全く無い学科にしました。ここは三年制なので三年間は遊べるなと思ったからです。これで親も一安心した事でしょう。

専門学校生活が始まります。
専門学校ってのは高校の時のように小うるさい先生がいないので、サボり放題!夢のような学校生活でした!そうです!サボり放題なので全然学校に行かなくなります。学校の最寄り駅まで行ったのに何故か駅前のパチンコ屋に吸い込まれて学校に行かないなんて事も多々ありました。

あの手この手を使って二年生には上がれたのですが、上がれた安心感からかまたサボり出したりバイトを始めたりして学校に行かなくなります。そして、バイト先が楽し過ぎて専門学校を辞める事を決意します。

カラオケ屋でバイトをしていたのですが、親父が「カラオケ屋なんかでバイトなんかしてて将来どうするんだ!」みたいな事を言って来てウザかったので、ガソリンスタンドでもバイトを始めることにしました。これは、ガソリンスタンドで車の事を学び、車関係の仕事に就くかもよ~、みたいな事を匂わせて親父を大人しくさせたかったからってのもありますが、単純にこの頃、車をイジるのにハマっていたのでガソリンスタンドでバイトする事にしただけです。当時、親父は車屋を経営していたので、もしかしたら店を継いでくれるかもと期待したかもしれませんが、継ぐ気はゼロでした。

という事で、フリーター生活が始まります。フリーターという言葉が流行りだしたのもこの頃位からかもしれませんね。昼から夜はカラオケ屋、深夜から朝はガソリンスタンド、というように、とにかくバイトしまくり人生でした。

こうなってくると、どれだけバイトで稼げるかみたいなモードになってきて、バイト中に内職をやってみたり、面白そうな単発の仕事があればやってみたりして、とにかく色んな仕事をつまんでバイトを楽しんでました。

長くなってしまって申し訳ありませんが、いよいよ本題です!

バイト中に、いつものように求人誌を眺めていると⋯

『声優!日給6万円以上可!』

夢のような広告を見つけてしまったのです!

「声優!?なんだそりゃ!喋るだけだろ?楽勝じゃん!」

みたいな感じになり、履歴書を送れと書いてあったので即応募しました!

返事が来るまでワクワクが止まらず、本屋に行って声優関係の本を読み漁り、モチベーションは最高潮!ヤル気に満ち溢れていました!

そして数日後、ついに我が家のポストにその会社からの郵便物が!

ドキドキしながら封を開けると⋯

『養成所のご案内』

ん?養成所?ナニソレ??

読み進めて行くと、どうやら養成所に通って審査に合格すれば声優になれますよ、的な事が書かれていました。

「騙されたー!しかも授業料高ぇ!詐欺か!!」

一瞬落ち込みましたが、火がついてしまった僕の声優に対する気持ちは収まらず、本屋で買った声優雑誌をペラペラめくっていたら、日ナレ(日本ナレーション演技研究所)という声優養成所の広告が目に入り、授業料も詐欺会社の授業料より爆安だったので「日ナレならこんなに安いじゃん!やった!」と、何かしらの効果が働いて頭がバグってしまっていたのか、日ナレに通う事になります。

とまぁ、声優を目指したきっかけはこんな感じです。

声優とか芝居とかに無縁だった僕が、こんな変なきっかけで声優を目指すというのもおかしな話ではあるのですが、多分、きっかけなんてどうでも良いんですよ。むしろ、全く興味の無い事でも、やってみたら楽しかった、なんて事は世の中に沢山あるでしょうから、少しでも気になったらまずやってみるって事が人生を楽しむコツなのかもしれませんね。

養成所に入った頃の年齢は23歳位だったと思います、ちょっと記憶が曖昧ですが。

養成所に入ってからも当然、あんな事やこんな事も色々あったりしたのですが、長くなりそうなのでまた別の機会に記事にしたりしなかったりすると思います。

こんなきっかけで声優を目指した奴でも、長々と声優を続けられているわけですから、人生、何が起こるかわかりません。

では、また来週!

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