運動会でおきたハプニング。そのとき次男が取った行動は―
前回の記事「おかあさんがわるい!」―芽生え始めた自尊心―では、
登園時のちょっとした出来事を通して、
次男の“心の成長”を感じた瞬間を書きました。
今回は、その少しあとに迎えた初めての運動会での出来事です。
わずか2分ほどのダンスの中で見せてくれた、
次男の「行動で見せた成長」のお話をお届けします。
〝恥ずかしい〟 けど 〝嬉しい〟
入園して半年。初めての運動会が近づいてきました。
「見られるのは恥ずかしい」と言いながらも、
見てもらえるのを楽しみに、家でも一生懸命練習していました。
初めての運動会。そこで起きたハプニング
運動会当日を迎えました。
年少さんのダンスは2分にも満たない、短い曲です。
曲が流れ、元気いっぱいに踊り始めたそのとき――
指につけていた衣装の一部がポロッと外れてしまったのです。
「先生、取れちゃったー!」
次男の声は、音楽にかき消されて先生には届きません。
ピンチを自ら切り開いた次男
「先生ー!!」
何度も叫びながら、目には涙がいっぱいに。
見ているこちらの胸が張り裂けそうでした。
「あ、泣くかも…」
そう思った瞬間、次男は自分の手で涙を拭き、
ぐっとこらえて走り出しました。

一番近くにいた先生のもとへ駆け寄り、
「先生、取れちゃった」と自分の口で伝えます。
そして直してもらうと、最後のポーズだけはしっかり笑顔で決めました。
涙をこらえて走った先の「成長」
2分にも満たない短いダンスの中に、
こんなドラマがあるなんて思いませんでした。
「せっかくのダンス、ちゃんと踊る姿を見たかったな」
という気持ちも、もちろんありました。
でもそれ以上に、
“どうしたらいいか考えて、自分で動いた”その姿に、
心から感動しました。
またひとつ、忘れられない運動会が増えました。
🕊
小さな失敗の中にこそ、
子どもたちの「強さ」が隠れているのかもしれません。
これからも、こうした「子どもの成長の瞬間」に
立ち会えたらいいなと思います。

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