毎日更新しながら「新作小説3つ」を3週間で公募に出した私の書き方【実録】
娘の作文が受賞した。
去年の夏休みに、ふたりで一生けんめい考えたものだ。
おともだちが絵のコンクールで受賞したのを見て「すごい……」「かっこいい」「なんでもいいから賞に挑戦してみたい」という娘に、わたしが協力できるのは作文しかなかった。
娘のサポートをしていたら、自分でも書きたくなったはなし
わたし自身が文章を書くことをなりわいにしている。
実用書を6冊(海外版含む)出版したり、コラムを連載したり。
だからこそ、「わたしの色」に染めないように気をつけるのが一番大変だった。自分の力で書き上げられるようにサポートするのは、工夫と根気が必要だった。
まずは「なにを書けばいいかわからない」と言うので、マインドマップを書いてテーマを洗い出していった。
テーマが決まったら、まずは自分ですべて書いてもらった。
はじめに娘が書いた文章は、原稿用紙の半分だけだった。それを数倍の長さになるように引き伸ばして行く必要があった。
質問をしながらエピソードを引き出していく。どんな順番で書くか考えるために、ふせんを使って並べ替えながら構成を考える。
このとき、さまざまなコンクールの過去の受賞作も読んでみてもらった。
描写が足りないなという箇所は、当時の写真を見せながら、五感の記憶を探ってもらう。そうして出てきた言葉は、誤用でも変わった表現でも、できるだけそのまま使うようにした。
そうして実際に娘が書いたものを、何度も何度も推敲を重ねた。
結果的に、娘の夢のひとつだった受賞につながってよかったと思った。
授賞式にも参加した。はじめての体験に緊張で硬くなって居たけれど、名前を呼ばれてきちんと返事をして立ち上がった様子を見て、成長を感じた。
サポートするのは楽しかった。
けれども同時に、このサポートをしているとき、わたしの中には「わたしも自分の言葉でなにか書いてみたい」という思いがむくむくと湧き上がってきたのだった。
そんなわけで、6年ほど放置していたnoteを再開した──。
これまで10年ほど「お役立ち記事」をたくさん書いてきた。おそらく5,000記事をゆうに超えている。
だから、noteを再開したときも、はじめは自分の”専門分野”を書いていた。
けれどももともと作家志望だったわたしは、交流する人が増えるにつれて、うずうずしはじめた。──小説が書きたい。
「小説家になろう」に息抜き気分で小説は書いていた。
けれども、異世界恋愛はたくさん読んでもらえるけれど、現代ものは読まれない。
noteに載せてみた。
やっぱりあまり読んでもらえずにいた。そのとき「小説を本にしたいのだな」と気づき、すとんと落ちるところがあった。
これまでは子育て中で時間がないことを言いわけにしていたけれど、やっぱり、公募への応募を再開させてみようか──。
そう決めたのは1月末。
応募したい賞の締切まで、5日しかなかった。
公募の結果(ひとつめ)
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