香川の小学生は、全員◯◯だった! #青林檎のさぬき暮らし
インターホンが鳴る。
モニターに映し出されたのは、数人の男の子たち。娘と同い年。いつも一緒に登下校している、近所の小学生たちだ。
「三條、いますか?」
表に出たわたしに彼らは緊張した顔でそう言って、娘と遊びたいのだと言った。
学校帰りにそのまま来たのだろう、と、わかる服装をしていた。
去年、娘が小学生になった。
青森育ちのわたしは2つのカルチャーショックに出会った。
1.香川の小学生は、全員制服
まず驚いたのは、制服があること。
家にやってきたとき、男の子のうち数人は学ランを着ていた。
調べてみたところ、香川県では、すべての小中学校で制服(標準服)を採用している。──そう、タイトルの答えは「香川の小学生は、全員制服(着用)だった!」ということ。
移住してからしばらく、小学生を見て違和感があったのだけれど、理由がわからずにいた。
ランドセルと制服という見慣れない組み合わせが原因だと気がついたのは、娘のラン活をはじめたころだった(遅い)。
地元の青森を含め、これまで東西南北さまざまな場所に住んできた。でも、どこの場所でも、私服通学の小学生しか見なかったのだ。
ランドセルに制服一式を揃えると、恐ろしい金額の諭吉が飛び去って行った。
(転勤族や高身長の子を持つ親泣かせのシステム……娘は2年生だけどそろそろ買い替えが必要です……)

制服を着ているだけで、年齢よりも大人びて見える。
実際に小学生になってみると、さらに驚くべきことが続く。
ヘアアレンジは禁止。
幼稚園のときも、やはり制服があるんだけど、髪型に関してはかなり自由。
大きめのリボンを付けたり、玉ねぎヘアにしたり、連続くるりんぱをしたりと、母であるわたしも大変に思いつつ、楽しめていた。
ところが小学生になってからの娘は、後ろの低い位置でひとつに結ぶだけ。ローポニーか、ローツインテールか、三つ編みお下げ。この三択は、わたしが中学性のときと同じだ。
わたしの小学校では、ヘアアレンジらしいヘアアレンジをしている子はいなかった。でも、髪の毛をおろしてサイドだけ三つ編みにしていたり、三つ編みのハーフアップだったりする子もいた。飾りゴムもつけていたような…気がする。(記憶が定かではない)
でも、香川では中学生時代のような「きっちりとした」格好でいくことが、小学生のうちから義務付けられている。
先生方の服装も違う。
香川では、先生方も、スーツやオフィスカジュアルといったような、かっちりとした服を着込んでいるケースが多い。
わたしが小学生だったころ、先生の8割くらいはカジュアルな服を身につけていた。トレーナーにジャージみたいな感じのズボン。女性も男性も、そういう出で立ちの先生が多かったと記憶している。
2.香川の小学生は「名字」で呼び合う
1年生の最初の1ヵ月は、多くの親が門まで迎えに行っていた。
わたしも例に漏れず、自転車で小学校に向かっては、娘が出てくるまで門の前で待っていた。
そのとき、2つめに驚くことに出会う。
出てきた小学生の男子と女子が、お互いを名字で呼び合っていたのだ。
「田中さん」
「大西さん」
みたいな感じで。
わたしが小学校に通っていたころ、女子からは名前にちゃん付け。
先生たちは、わたしのことを「凛花ちゃん」あるいは「凛花」と呼んだ。先生によるとは思うけれど、低学年のときはちゃん付けで、高学年になると呼び捨てだった。
男子からも「凛花」と6年間呼ばれ続けた。
(※あるいは名前をもじったふざけたあだ名)
中学生になって、急に先生からも男子からも名字で呼ばれるようになって、不思議な感覚があったのだけれど……。
娘の担任の先生は、娘のことを「三條さん」と呼ぶ。男子もやはり「三條さん」「三條」と名字呼び。
1年生のころは、幼稚園の名残で、女子同士なら名前で呼びあっていたのだけれど、2年生になってみたら変化があった。
仲良しの女の子同士でも「三條さん」「中西さん」というように名字にさん付けで呼び合うようになったのだった。
ちなみに男子のことは、名字にさん付けも多いけれど、フルネームに「さん付け」または「くん付け」が多い印象。
「香西太郎さん」「工藤二郎くん」みたいな感じの呼び方だ。
家に訪ねてきた男の子を、どんなふうに呼んだらいいのか、わたしは頭を悩ませることとなった。
平成と令和の違いなのだろうか?
それとも学校や先生固有のもの?
もしかして今は、青森でも「名字にさん付け」?
いろいろ考えて、わたしと同い年で四国出身の夫に聞いてみたら、夫のところも、制服から呼び方までまるきり一緒だったという。
「名字で呼ぶのがふつうだって。青森が変わってるんじゃない?」
わたしは答えを持たないけれど、こういう”違い”を見つけるのが好きで、日々ふるさとと移住先の違いを探して楽しんでいる。
追伸、
よかったら、あなたの小学生時代について、聞いてみたいです。コメント欄で教えてもらえたら、喜びます!
1.制服登校でしたか?
2.先生からはどんなふうに呼ばれていましたか?
3.先生の服装、どんな感じでしたか?
できれば地域も教えてもらえたらうれしいです。
▼こちらのマガジンで似た記事を書いています。
テーマは、青森を離れたからこそわかった青森のいいところ & 移住先の香川で見つけた素敵なところ。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
実用書作家の三條凛花です。
急に秋めいてきましたね。今日は、学校の終わり時間が早かった娘といっしょに息子のお迎えに行ってきました。駅から歩く時間を1秒でもなくしたいと思っていた先月とは違い、子どもたちが望むまま、30分近くも散歩をできました。川の周りを散歩するのって楽しいですね。名前を知らない鳥や花を見つけると、図鑑を開きたくなります。
普段は暮らし系コラムのお仕事をしています。家事ブログは今 3,550日 以上連続更新してます。
コラムもブログも大好きなんですが、違うことも書いてみたくなったんですよね。この10年で5,000以上の文章を出してきたというのに、書いても書いても、飢えています。
noteは、役に立つことだけじゃなくて、青森と香川の人にしか通じない話だったり、フィクションとノンフィクションの間の話だったり、なんのはなしかわからないことまで集めた、小さな私設図書館のように使ってみるつもりです。お好きな話題をマガジン(書架)から選んでみてくださいね。少しずつ充実させていきます♡
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