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彩野リィさんの創作大賞応募作(たぶん)ぜんぶ読んだ《感想》

彩野リィさんの創作大賞応募作を(たぶん※)すべて読んだので感想を書いていきます。

(※2025/4/22~2025/06/25までに更新された記事のうち、創作大賞のタグがついたものを読みました。期間内の記事すべて確認しましたが、漏れがあったらすみません!)




紅茶を旅する105分〜3つのスコーンを添えて〜

ひとことで言うと、都内に住んでいたときに出会いたかったエッセイ……! でも諦めずに「いつか行きたいお店リスト」に加えます。


* * *

お友だちの言葉からはじまっているので、すっと引き込まれていきます。
スコーン……。ずっと食べていないなあ。

序盤でお店のシステムの説明をしてくださってるのだけれど、すごく魅力的……!

こちらのお店の特徴は、なんといってもティーフリーと呼ばれる紅茶の飲み放題システムである。
1時間45分の間、100種類以上用意されたフレーバーティーの中から、その時おすすめのものをスタッフの方が一杯一杯注いでくれるのだ。

実際の流れはリィさんの記事へ。

自分ではあまり考えたことなかったんですけど、この前夫に「紅茶好きだよね」って言われて。あ、たしかにって思いました。
コワーキングスペースやファミレスで、ドリンクバーにある茶葉全部試したくなっちゃうんです。

もうこの時点で行きたい気持ちと戦っています。


記事を見ていくと、このシステムならではの魅力があるなあと思いました。

おすすめを出してくれるということです。

自分で選ぶとしたら、たくさんあっても”同じもの”ばかり注文しちゃいそうで。これなら、行くたびに新しい楽しみ方ができそうです。

(もちろん、苦手なものは飲まなくていいように配慮してくださるそう)

記事内で紹介されている「ムレスナティー」。
飲んでみたくなって、オンラインショップを見てしまいました。どれがいいのかまだ決めかねています。リィさんが特におすすめあったら聞きたいなぁ。


▼以前ゆにさんの記事を読んでから、水出しアイスティーにはまっていていつも常備してるんです。これ本当においしいです。いろんな茶葉で試したら風味も変わってたのしそう。


渋谷の街を眺めながら味わう「天空のアフタヌーンティー」

永遠の憧れです、アフタヌーンティー。
じつは一度も行ったことがありません。


この記事で紹介されているのも、都内・渋谷のお店。遠くて行けないけれど「いつか行きたいお店リスト」にまたまた追加しました。

”プロポーズプランもあるようなイイお店”、いいなぁ。
ほぼ行ったことないです……。

紅茶好きのわたしは、またお店のドリンクメニューに心惹かれてしまいました。

読み手としてリィさんの細やかな心遣いが効いているなと思ったのが、スイーツ写真の部分です。
スイーツスタンドに並べられたスイーツたちは宝石のよう。そんな写真とともに、その写真にスイーツ名を文字入れしてくれたverも載せてくださっています。

写真だけだとわからない、文字からの「おいしそうな感じ」ってあるじゃないですか。メニュー名が加わることでさらにおなかがすきました。


前にたぶんXだったと思うんですが、

若いときはお金がない。
おとなになると時間がない。
年を取ると体力がない。

という話を見た気がします(表記は記憶があいまい)。

わたしもまさにこれで、自由に動けたころはお金がなかったし、それから子どもが生まれて時間がなくなってしまいました。
お金のない時代でも、もっとやりくりしたりして、出かけたら良かったなぁと今は後悔しています。

さらに「安くてうまい店」が好きな夫が、とにかく行きたがらない。

今はお金はまだ厳しいけど(子どもたちの習い事に消えていく)、平日は時間があるから行ってみたいなあ。きっと動けるの今しかないだろうなと思っています。
でもまずアフタヌーンティー好きな友だちが……いない……娘とふたりで行ってみる……?

こんなふうに、読み終えるとアフタヌーンティーへのあこがれがどんどん膨らんでくるエッセイでした。


ここまでの2つを合わせて思ったけれど、リィさん、お店の紹介を描くのがとてもじょうずだと思いました。「情報」だけじゃなくて、細やかな「こういうのが知りたかった!」という体験が含まれている。
たとえば、最初の記事だと「スコーン」で後悔しないような情報がうれしい。2つめの記事ではふだんはドレスコードがあるらしいということで、服装にちょっと気を遣ったほうがいいのだなとわかるのも助かりました。
たのしいだけじゃなく、実際に行って、よく観察したからこその細やかな心遣いを感じる、そのお店に行ってみたい人にやさしい記事だと思います。


アラサー女3人でちょっとしたパーティーを全力で楽しんでみた。


パーティードレスを着る機会、少なすぎないか。

こんな書き出しで始まるエッセイ。

「た、たしかに……!」

クローゼットの奥には、アプワイザー・リッシェで買った衿がスカラップになっているくすみブルーのパーティードレスがねむっている。
また、夫に「これが一番いい」と勝手に選ばれたものの、骨格診断のモニターを受けたときイメージコンサルタントさん4人がかりで「これはどうやっても(※わたしには)似合わせようがない」と言われた真っ赤なシンプルなドレスも……。

決して安いものではない。それなのに、ずっと化石になっているドレス。それを「着て行く場所」を作り出したのが本当におもしろい。その手があったのか、と。

ひらめきの元になった漫画を紹介してくださっています。そちらはコロナ禍によってオンラインでパーティーをしたというお話。

さて、リィさんはどうしたかというと……。
この先を書いてしまうとネタバレになってしまうので、ぜひ記事で楽しんでみてください。

お友だちとの雰囲気が本当に和気あいあいとしていてたのしそうです。大学時代の気軽な感じの楽しさを彷彿とさせる感じで憧れます。

いいなあ、ちょっとしたパーティー。

今でこそママ友がたくさんいるし、個別で遊ぶくらいの「友だち」だと言えるけど、やっぱり、学生時代の友だちよりはお互いに気を遣っている感じがあって。気軽に提案はしづらい。

気のおけない友だちとする「ちょっとしたパーティー」はぜったいに最高だと思いました。


おわりに

まとめて読んでみて思ったのは、リィさんの作品には、

  • 読みやすい文章のなかにふっと潜むユーモア

  • 遠方で行けないお店であっても楽しくて読み進めてしまう筆力

  • 試してみたい(行ってみたい)人へ向けた細やかな気配り

があると思いました!

とくに2つめはすごいと思います。「実際に体験できないこと(実現できる可能性も低い)」って、読もうという気持ちがたぶん減っちゃうと思うんです。

たとえば、わたしはたまに香川の穴場の場所を書いたりするけど、県外の人からしたら面白くないだろうなあと思っていて。それをこんなに楽しく書けるのはすごいことだなあと思いました。

行けなくても記事だけで楽しめます。
そしてやっぱり魅力が伝わってくるから、行きたくなっちゃいます。

おすすめのお店の連載とか読んでみたいなって思いました。


#創作大賞感想







▼わたしも創作大賞挑戦中です。全部門応募しました。まだまだ書くので、あまり読みに行けていないのですが……7月はたくさん読めたらいいなあと思っています。

https://note.com/rincasanjo/n/n000294b84621

▼どの作品もがんばったけれど、いちばん産みの苦しみを味わったお仕事小説がお気に入りになりました。

https://note.com/rincasanjo/n/nab3f043c7a40


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三條 凛花 最後までお読みいただき、ありがとうございます♡