東京物語UW⑩〈中山道仲宿と滝野川稲荷湯の物語〉
東京物語UW、板橋区内に入りました(2025年3月22日に歩きました)。

前回「板橋」を渡りましたが
中山道の板橋宿は3つの宿場、上宿・仲宿・平尾宿(下宿)の総称で
ここでは仲宿を歩いています。
仲宿商店街として宿場町の雰囲気を残している商店街になっています。
進行方向は逆ですが仲宿は中山道歩きでも歩きました。
しばらくコースはこの旧中山道沿いを進みます。

所々古い建物もあり宿場町の面影も残っています。
さすがに20時を過ぎると人通りはさほど多くなかったです。

こちら昼間の仲宿の様子。
人通りもかなりあります。

仲宿の終わりの交差点に
板橋区のキャラクター「りんりんちゃん」と
一万円札の顔渋沢栄一のマンホールがあります。
以前も触れましたが、渋沢栄一は現在の板橋区内に恵まれない子供のための養育院を設立しました。中央に描いてあるのが跡地にある東京都健康長寿センターだそうです。

板橋宿不動通商店街に入りました。

ちょうどここが50km地点。およそ中間点。
20時40分ごろの到着なので
このままのペースで単純計算すると22時間20分くらいでゴールできることになります。
もっともここから先は一筋縄にはいかないでしょうけれど。

板橋駅付近のホルモン焼き屋さん。
店内からワイワイと楽しそうな声が聞こえてきて、いい雰囲気だなあ、とふと写真を撮りました。
後で調べてみると「孤独のグルメ」で五郎さんも訪れていたようですね。おいしそう。

板橋駅前。
ここに「りんりんちゃん」の石像ありますが、何度見てもちょっと怖い。
ミニりんりんちゃんと記念撮影。
わたくし、りんりんさんは辞退いたしました(笑)

駅前広場に「むすびのけやき」とありますが
江戸時代から板橋の少し先の方にある「縁切り榎」という榎の木が有名で
それと反対で「縁を結びたい」という事で名づけたのでしょう。
「縁切り榎」を見た時の様子はこちらで。
東京物語UWも半分くらい。
ここで以前から温めてきた、休憩を兼ねて、とある「寄り道」をしようと思います。
それは何でしょう。
旧中山道から1本細い路地に入るとあるのは

「稲荷湯」とありますね。
え?100kmウォーキング中に銭湯?
はい、そうなんです。
ちょうど中間地点に近いですし、銭湯に入って体の疲れを癒し、リフレッシュして後半戦に臨もうというプランだったのです。
100kmだと気持ち的に長く感じるので、50km×2本の前後半戦と思えば少しは精神的・肉体的にも楽かなと思いまして。
つまりハーフタイムに銭湯で入浴って事です。

こちらは
滝野川稲荷湯
という銭湯で
創業は1913年(大正2年)で現在の建物は関東大震災後、1930年(昭和5年)年に建てられました。
東京都内では最も古い銭湯の1つで、銭湯としては数少ない(14件)国指定有形文化財として登録されています。
では入ってみましょう。

下駄箱も木の札のある昔風。
こちら滝野川稲荷湯の紹介動画。
そしてこの滝野川稲荷湯は
映画「テルマエ・ロマエ」
にも登場した銭湯として有名です。
阿部寛さん演じる古代ローマの技師ルシウスが初めて現代日本にタイムスリップ(?)した銭湯の場面の撮影にこの滝野川稲荷湯が使われました。
0:25からの映像に出てきます。
ルシウスが初めて「平たい顔族」に出会い、お風呂や施設などに驚いたのもこの稲荷湯だったという事ですね。
「続テルマエ・ロマエ」6話目が公開されました。
— ヤマザキマリ( Mari Yamazaki ) 公式 情報用アカウント (@THERMARI1) April 8, 2024
今回ルシウスが現れたのは、青森県の下北半島の、あの場所です!https://t.co/U42cc5mD18
新刊「続テルマエ・ロマエ」1巻も発売中 pic.twitter.com/KaBJRsPFZS
「テルマエ・ロマエ」原作者ヤマザキマリさんの公式X。
お風呂に入る前に昼間の様子をGoogleマップで。
左側に国有形文化財登録の銘板があります。
もちろん、中は撮影できませんので、更衣室もGoogleマップで。
銭湯といえば富士山。
これぞザ・銭湯という富士山の絵ですね。湖があるから富士五湖からの眺めをイメージしたのでしょうか。
自分が入ったときは年配の方が3名ほどいらっしゃいました。やはり地元の方々がほとんどなのでしょう。
体を洗ってさあ浴槽へ。
お風呂は3つだけのシンプルなもの。
左から高温・中温・ぬるま湯の3種類です。
特に高温のお風呂は45度と、熱めのお風呂が好きな私でも「おお、あっつーい!」と思わず声が出てしまうほどの熱さでした。
お湯の中ではぶくぶくと泡が出るジャグジー風で疲れた体を優しくマッサージしてくれます。
わたくし、サウナ好きでもありますが、サウナと同じように熱いお風呂に入った後に水風呂に入るという「温冷交代欲」は疲れが取れやすいとスポーツ選手も取り入れている入浴法です。
稲荷湯には水風呂がないので、高温のお風呂に入った後に桶で水を全身にかけて温冷交代欲代わりにしました。
リフレッシュしてやはりなんとなく体も回復してきたような気がしました。
元々30~40分ほどゆっくりと入浴しようと思っていたのですが、ペース的にちょっと遅れていたので20分で切り上げ。それでもばっちり。
お風呂から上がって着替えていると、外国人の方3人ほどが稲荷湯に入ってきました。
話している言葉からするとフランス語らしい。「テルマエ・ロマエ」では古代ローマ人が来ましたが、現実にはフランス人がやってきました。手慣れている感じなのでこの近くに住んでいる方々なのかもしれません。
有名になったので国内外から観光で入浴してくる方々もいるようです。
お風呂に入って疲れを癒してリフレッシュ!では後半戦です。
滝野川稲荷湯の詳しくはこちらもどうぞ。

庚申塚通りのこちらも古そうな建物。

庚申塚駅前に来ました。
ちょうど踏み切り待ちでしたが
都電荒川線(東京さくらトラム)がちょうど発車していました。
⑪に続く。
