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お好み焼きに王道なし、ぼくはその奥深さに魅了される

ぼくは関西に住んでいるが、お好み焼きが嫌いと言う人に出会ったことがない。

我が家でも夕食にお好み焼きを作ってもらうが、いつ食べても美味しいし、飽きることがない。

それにビールによく合う。


我が家のお好み焼きには必ず中華麺が入る。

いわゆるモダン焼きだ。

キャベツの水で出来上がりがべちゃべちゃにならないように、小麦粉は多め。

各自の好みに合わせて、豚肉、エビ、イカなどの具材を混ぜる。

焼き加減は焦げる前にホットプレートの電源を切って、余熱で焦げがつくようにする。

出来上がりの大きさも各自に合わせて違う。

当然ながら妻よりぼくの方が大きい。

仕上げはお好み焼きの用のソースとマヨネーズ。

青のりとカツオ節があればふりかける。


お好み焼きを何度か外食したことがある。

同じものはない。

見た目も味も粉の分量も焼き加減も微妙に違う。

お好み焼きに王道というものがないのだろう。

作る人のこだわりが、必ずしも食べる側の好みに合うとは限らない。

食べる側にもこだわりがある。

しかし、言い換えると、両者のこだわりがピッタリ合えば、最強のお好み焼きになる。


もし外国の方がいくつかのお好み焼きを食べ比べたとしたら、その違いに気が付くだろうか。

たぶん、わからないのだろうな。

ぼくらは関西と広島のお好み焼きの違いが、一口食べただけでわかる。

それは子供の頃から食べ続けているから。

しかも、いろいろと違う味も知っている。

お好み焼きのプロと言っていい(ぼくは食べる側専門だが・・・)。



他の料理はどうなのだろうか。

だし巻き、肉じゃが、すき焼き、カレーライス・・・

どの料理も王道があるようで、ないのかもしれない。

それぞれに家庭の味があって、家庭のこだわりがあるのかもしれない。

しかし、お好み焼きほどその違いが如実に表れる料理は多くない。

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鈴々堂 / 昭真 小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。