生涯ベストワンの映画なんて決められない
先日、妻から生涯ベストワンの映画は何だと聞かれた。
ぼくは返答に困ってしまい、一言答えた。
「選べない」
鮮烈な印象を残してくれた映画はいくつもある。
その中から一つを選ぶことが難しい。
映画は何百本と観て来たが、一つを選ぶようなことを今まで考えたことがなかった。
50年ほど前に観たスターウォーズの衝撃は、忘れられない。
ぼくはまだ子供だったが、それまでウルトラマンや仮面ライダーを観ていた。
はっきり言って特撮はB級以下だ。
戦闘機を紐で吊っていない、本当に飛んで飛んでいるように見える、今では当たり前のような映像だったが、B級特撮世代にはあまりに衝撃だった。
ただ、ただ、面白いという観点で評価をすれば、アベンジャーズだ。
個別に戦っていたヒーローが集結すると言う設定は、この映画が初めてなんじゃないだろうか。
とにかく最初から最後まで、観客を楽しませるために作られたような映画だ。
観終わった時の爽快感を今も覚えている。
20年前にラストサムライを観た時、ぼくは号泣してしまい、腰が抜けてシートから立ち上がれなくなってしまった。
泣き過ぎて腰が抜ける、おそらくこんな体験は二度とないだろう。
妻に腕を引っ張ってもらって、やっとを席を立つことができた。
とにかくぼくの魂を鷲掴みにされて、揺さぶられてしまった。
あの映画以上に泣いたことはない。
ぼくはトムハンクスのファンだから、フォレスト・ガンプ、プライベートライアン、グリーンマイル、キャストアウェイなどなど、彼の出演作はどれもこれも印象的だ。
ケビンコスナーのフィールドオブドリーム、ダンスウィズウルブズも見過ごせない。
邦画も負けてない。
今も公開されている国宝は素晴らしい。
何度でも観たい。
他の邦画で思い出すのは、永遠の0、万引き家族、海街ダイアリー、ロクヨンなどなど。
日本アカデミー受賞作を選んだ訳ではないのだが、そうなってしまった。
やはり、良い作品は誰が観ても良いのだろう。
アニメ映画も捨てがたい。
天気の子を観た時は、言葉を失った。
ただただ、凄い、としか言いようがなかった。
今も公開されている鬼滅の刃の映像は、アニメの域を超えてもう芸術の域に達している。
とにかく映像が素晴らしかった。
そんなこんなで、それぞれの映画にそれぞれの良さがある。
ベストワンを絞るのは、ぼくにとって難しい。
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