第十五話 答え合わせのその先|10年越しの答え合わせ
ここまで物語を読んでいただき、ありがとうございます。
続きをお読みいただく前に、少しだけお話させてください。
『10年越しの答え合わせ』は、私自身の実体験をもとに書いています。
そして、この最後の再会で交わした言葉は、夫にも、親しい友人にも話したことがありません。
数年経った今も、ナオ君と私だけが知っている思い出です。
ずっと二人の間だけに残してきた記憶を、今回初めて言葉にしました。
この物語を書くなら、あの頃の私たちが本当はどう思っていたのか、その先に何があったのかまで、最後まで残したい。
そう思って、ここに綴ることにしました。
十年越しに知った答えと、その先にあったこと。
ここから先は、その続きを知りたいと思ってくださった方だけに、読んでいただけたら嬉しいです。

「それは……」
ナオ君は少し照れたように笑い、
手元のグラスへ視線を落とした。
少しの沈黙が流れる。
店内は相変わらず賑やかなのに、
その時間だけは不思議なくらい
静かに感じた。
ここから先は
3,448字
/
5画像
¥ 200
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
