滑り台で「weeee!」|英語が“自然に出た瞬間”の話
ある日の公園。
滑り台の上から、
娘が勢いよく滑りながら叫んだ。
「Weeee!!」
え?ここ日本だけど??
正直、めちゃくちゃ驚いたし恥ずかしかった。
一瞬、まわりを見た。
でも、ここで「やめなさい」は違う気がした。
だって、
滑り台で“weeee”が出てくるってことは、
ちゃんと見て、
ちゃんと聴いて、
ちゃんと使ってるってことだよね?
びっくりしたけど、
同時に「すごい!」と思った。
それなら私も、と勇気を出して
「Weeeee!」
最初は人の目が気になった。
でも、誰も私のことなんて見てない。
そう思ったら、だんだん気にならなくなった。
人間、図太くできてるね。
次に滑った夫が、
一番大きな声で「Weeee!」と叫んだ(笑)
彼はこういうの、全く気にしない人。
私とは正反対。
ちょっと救われた。
実はそのころ、
映像と体験がつながった娘を見てから、
私は俄然やる気が出ていた。
家では手遊び歌をよくやっていた。
♪Open, Shut Them
♪The Wheels on the Bus
娘は一緒にするとゲラゲラ笑ってとても喜んでくれた。
もっともっととリクエストされれば、飽きるまで一緒に歌ったことも。
英語が苦手な私でもリズムに合わせて踊っていればノリでなんとかなったのが本当によかった。
そんな遊びや映像から、娘はいろんなものを吸収していて
今回の「weeee!」につながったんだと思う。
あの日から何年かたった今。
くしゃみをすれば「Bless you」。
物を落とせば「Oops」。
でも、やみくもに英語を混ぜるわけじゃない。
英語しか話さない人には英語で。
日本語の場では日本語で。
いつの間にか、
ちゃんと使い分けができるようになっていた。
たぶん娘にとって、
言葉を“勉強”した感覚はない。
生活の中にあっただけ。
「weeee!」も、ただの「滑り台の声」だったんだろうな。
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