16歳の娘とWickedを観に行った日|"For Good" に感動する娘と、ぽかんとする私
娘「for good が for good なの!」
私「……は?」
そんな朝の出来事。
映画公開前のワクワク
映画「Wicked」が日本で上映される前から、
娘はYouTubeで英語版のミュージカルを見たり、海外の情報を調べたりして、もう待ちきれない様子でした。
映画が公開されると、前編・後編どちらもすぐに観に行き、
気づけば親子でどっぷりハマった作品に。
家でも「Popular」や「Defying Gravity」をよく歌っています。
日本語字幕版を観ているのに、歌うのは英語の歌詞。
YouTubeで英語版をたくさん見ていたので、自然とそうなるようです。

今朝のスマホから始まった話
今朝、スマホから偶然「For Good」が流れてきたとき、娘が歌い出しました。
「この歌いいよね。for good って、言葉がかかってるのよ」
「for goodでfor goodなのよ」
……は?
「“永遠に”って意味と、“良いことのために”って意味、両方かかってるんだよ」
娘はうんうんと満足そう。
私はというと、正直よく分からないまま。
英語の台詞をさらっと混ぜながら説明されてもついていけず、
何度か聞き返したら「ウザい」と言われて終了。
Wickedの言葉遊び
気になって少し調べてみました。
“for good” には
永遠に(forever)
良いことのために(for good)
という二つの意味があります。
Wicked の “For Good” は、
この二つの意味を重ねて歌っている曲だと言われています。
つまり、
「あなたと出会ったことで、私はもう元には戻らないほど変わった」
「あなたのおかげで、私は良い方向へ変わった」
そんなふうに受け取ることもできる歌なんだと知りました。
さらにタイトルの “Wicked” も、本来は「邪悪な・悪い」という意味ですが、
英語の口語では「すごくいい」「最高」という意味で使われることもあります。
ひとつの単語に
“悪い” と “最高”
という、逆のニュアンスで使われることもある言葉です。
これは作品のテーマとも重なっていて、
「悪い魔女と呼ばれているけれど、本当は悪ではない」
という視点と、どこか響き合っているようにも感じました。
ただ、正直に言うと、私はここまできれいに理解できたわけではありません。
娘に「wicked goodってこと?」と聞いたら、
「はあ? wicked が cool ってこと!」と一蹴されました。
細かく確認しようとすると、すぐにウザがられます😅
私はというと、日本語字幕を追うだけで精一杯。
英語は耳に入ってきても、意味がわかるのは本当に簡単なところだけ。
こんな言葉遊びに気づけるはずもありません。
字幕を見ない娘
日本語字幕版を観に行くと、私は字幕を追うのに必死。
でも娘は字幕を見ずに、英語を聞きながら映像を楽しんでいたそうです。
英語の歌詞もすらすら歌えて、
「ここの部分がさー」と教えてくれる。
でも、そもそも私はその歌詞が聞き取れていません。
英語は英語のままで楽しめる。
羨ましい以外の言葉が見つかりません。
5歳の頃と重ねて
少し前の回で、
5歳の頃の娘は映画を「表情や動き、ストーリーの流れで自然に意味を補いながら見ていた」と書きました。
あの頃は雰囲気でなんとなく見ていたけれど、
16歳になると、英語の言葉遊びまで楽しめるようになったようです。
頭の中で日本語に訳しているわけではないそうで、
英語は英語のまま理解しているとのこと。
本人にとっては当たり前でも、
横で見ている私は、ただただすごいなと思います。
英語の動画をただただ好きで見続けていたら、
意味を理解するだけじゃなくて、
言葉の“遊び”まで受け取れるようになった。
私にはまったくつかめない感覚。
同じ映画を観ているのに、
受け取っているものは少し違う。
そんなことを思った朝でした。
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