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あなたのカードが海外に吸われ続けている理由。ネットの解説、半分くらい間違ってますよという話

最近、こういう光景が当たり前になりました。

都心のカードショップに、外国人のお客さんが列を作っている。フリマに出したカードが、住所を見ると転送業者経由で海外に飛んでいく。スタートデッキのカートンが¥777,777で出品され、それでも海外なら買い手がつく。

日本のポケカが、ものすごい勢いで海外に吸われています。

こんにちは、現カードショップ店員のRioruです。

この「海外流出」、なんとなく知ってはいても、なぜ起きているのかを構造から正しく説明できる人は、ほとんどいません。

実際、ネットで「ポケカ 海外需要」と検索してみてください。ある解説サイトはこう書いています。「円安を背景に海外勢が日本産カードを買い増した」。別の解説サイトはこう書いています。「円安で日本語版カードがドル建てで割高になり、海外需要が減少した」。

……お気づきでしょうか。真逆のことが書いてあります。

そして後者は、為替の基本を取り違えています。円安というのは、円の価値が下がることです。1ドル110円が150円になれば、海外の人から見て日本の商品は"安く"なる。割高になるのは円高のときです。つまり「円安で日本語版が割高になった」という解説は、経済の初歩レベルで間違っている。

こういう間違った解説が、それっぽい顔をして上位に出てくる。これがポケカ界隈の情報環境の現実です。

簡単な算数をします。10万円のカードは、1ドル110円の時代なら海外コレクターにとって約909ドルでした。1ドル150円なら、約667ドル。同じカードが、為替だけで約26%オフになっています。

海外から見た日本のカードショップは、今、常時3割引セール中の店なんです。そこに世界中のコレクターが群がっている。これが海外流出の正体の、まず入口です。

でも、これはまだ入口にすぎません。

円安はあくまで"きっかけ"で、本体は別にあります。なぜ海外コレクターは英語版ではなく日本語版を欲しがるのか。海外需要はどういう経路で国内相場を押し上げるのか。その動きを先回りして読む方法はあるのか。そして、9月16日の30thが「過去のどの周年とも違う」と私が言い続けている本当の理由。

ここから先は、仕入れと売却の判断に直結する話なので、メンバーさんにだけ話します。

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