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小泉今日子と安野ともこの7インチコレクション(6枚)


安野とも子「フラワー」

84年3月頃リリース

A面「フラワー」
作詞:作詞センター/作編曲:近田春夫
歌:安野とも子 & ヒョーバンオールスターズ
B面「フラワー(カラオケバージョン)」

プロデューサーは秋山道男、サウンドプロデューサーは近田春夫という布陣

秋山道男責任編集の西友が発行していた広報誌「熱中なんでもブック」が84年にリニューアルされて「青春評判ブック」になった記念に発売されたレコード、西友や西武関係のレコード店しか販売されなかったらしい(ジャケには1000枚限定とある)

レア盤ゆえディスクユニオンであれば1万円くらいするはずだが、自分は他所でその半値以下で入手、それでも我が7インチコレクションの中では最も高価なうちの1枚

「青春評判ブック」創刊フラワー号、曲名と一致

誌面にキャラクター的に登場しているのが安野とも子だが、いわゆる芸能事務所やレコード会社からデビューしたわけではないため、歌手ともアイドルともいえず、この時点では企画盤の意味合いが強い、冊子の附録レベルだとソノシートになりそうだが、別途しっかり販売されたレコード、よって便宜上「ラッキーレコード」とあるが、このレーベルが他に何か制作したのかは不明

おそらく同じ頃、安野とも子はCMにも出演していた




安野とも子「FLOWER BIRD WIND MOON」(12インチ)

84年11月21日リリース、右下に広告が入っているのも珍しい、ひょっとしてイメージソングだった⁈

『LA MUSIQUE EXOTIQUE』
全作詞:秋山道男/作編曲:細野晴臣
A-1.Flower Bird Wind Moon "Jungle Mix"
(CD化『テクノ歌謡ポニーキャニオン編』)
B-1.Sur La Terra
(CD化『細野晴臣の歌謡曲~20世紀BOX』)
B-2. Flower Bird Wind Moon "French Mix"
(未CD化)

秋山道男プロデュースで当時ハウスマヌカン(ショップ店員)でありモデルであり、現在はスタイリスト/デザイナーとして第1線で活躍中の安野ともこが流行だった12インチシングルで歌手デビュー(とはいえ近田春夫プロデュースのプレデビュー盤「フラワー」あり、入手困難)

各業界から錚々たるメンツによる8Pのコメントブック付き、サウンドプロデュースは細野晴臣、時期的には新レーベルノンスタンダード始動直前であり、そっちからリリースされた方が面白かったような気もするが、推測するに秋山道男が当時チェッカーズ(キャニオンレコード)をプロデュースして大ヒットさせた御褒美で通った企画だったのではないか、今でこそショップ店員や読者モデルがタレントデビューするのは珍しくないが、当時のいわゆる芸能界/歌謡界とは一線を画す前人未到のポジションでの活動、単なるアイドルではないということはジャケでも一目瞭然

A面は45回転はらいそ』『コチンの月以来のジャングルサウンドとアンニュイなテクノポップの融合、スパイスで場末のカラオケ感少々(後にこれをエスカレートさせたのが夜霧のハウスマヌカン? 当時カラオケといってもまだカラオケボックスは無く、スナックかバーで、オケは8トラックレーザーディスク出始めくらいの時期)

33回転のB面はアーシーなカップリング曲とA面曲のヴァージョン違いを収録

このプロジェクトは残念ながらこの12インチと次に出たタイアップ絡みの7インチ1枚のみ、フルアルバムがもしあれば、80年代半ばの「テクノポップ冬の時代」も少しは暖かくなったのだけれども

このレコード、ノンスタからリリースすれば面白かったのではないかと書いたが、まさに84年12月21日シネヴィヴァン六本木にてエキゾティクナイトショーなるイベントが開催(出演は細野晴臣、安野とも子、秋山道男など)、企画構成ペヨトル工房、そして協力はやっぱりというか何というかノンスタンダード(テイチク)とキャニオンレコード、この2社がドッキング(死語)した唯一の機会だったのではないかと




安野とも子「FLOWER BIRD WIND MOON」(非売品7インチ)

7インチ用にエディットされているのも貴重(ゆえに未CD化音源)

全作詞:秋山道男/作編曲:細野晴臣
A面「Flower Bird Wind Moon 」(12インチより2分40秒ほど短い)
B面「Sur La Terra」(12インチより3分ほど短い)

84年11月21日リリースの12インチシングル「FLOWE BIRD WIND MOON」プロモオンリー7インチ、7インチシングルのプロモ盤(=商品盤の見本盤)は当たり前のように存在するが、12インチシングルのプロモ用7インチやアルバムのシングルカットではないアルバムプロモ用7インチは7インチを集めている人間にとっては堪らない醍醐味、しかもどの作品もプレスされるわけではなく、そもそも存在するかどうかもわからない、プロモ盤オンリーゆえディスコグラフィには載らず、プロモ盤ゆえ配布されたメディア先で廃棄される可能性も大ということで、自慢ではないのですが、単に人気があって皆が欲しくて高いレコードというのの他にこのような盤の価値がコレクションしてない人にも伝われば幸いです

ポストニューウェーブナウだ!(ジャケ裏のコピーより)




安野ともこ「Mystéieux」

85年4月5日リリース

A面「ミステリユ」
作詞:秋山道男/作編曲:細野晴臣
B面「エンゼル来たる」
作詞:秋山道男/作曲:飯島美織/編曲:細野晴臣

当時はてっきり12インチ1枚で終わってたのかと思いきや、その後テクノ歌謡というコンピで危険な女たち映画主題歌シングルがあったことを知りました、このクオリティでアルバムまで作られていたら伝説となっていたような

そしてそして34年の時を経て、2019年1月に行われた安野ともこのコスチューム展にて「エンゼル来たる」をどうやら歌われたという驚き、そして香港で行われたアジアンフィルムアワードで細野さんと当時以来の再会を果たされたようで(現在もスタイリスト等で御活躍中の安野ともこのInstagramからの情報)

このプロジェクト(安野ー秋山ー細野)はキャニオンではなく「ノンスタンダード」でリリースすれば面白かった的なことを書きましたが、ここへ来て結論が出ました、ノンスタンダード/モナドテクノに全く理解がないテイチクではなく、そもそもキャニオンでやれば面白かった、つまり逆でした、そしてそしてキャニオンといえばTENTレーベルも始まります、ということは、¥ENレーベルがアルファからそのままキャニオンに移行出来たというわけです! 「ノンスタンダード/モナド」T.E.N.Tを合体させてみて下さい、凄くないですかと、TENTレーベルのディレクターは元々クラウンの方でトロピカルダンディ』『泰安洋行も担当してたので細野サンがキャニオンでレーベルやっても何ら不思議ではない、とまぁ40年前のタラレバに何の意味もないですが、1人で興奮してます🤣




小泉今日子「GOOD MORNING CALL」

88年3月9日リリース

A面「GOOD MORNING CALL」(クノールカップスープキャンペーンイメージソング)
作詩:小泉今日子/作曲:小室哲哉/編曲:清水信之
B面「は•じ•め•て」(NHK「みんなのうた」)
作詩:森雪之丞/作曲:細野晴臣/編曲:西平彰

88年はもう8cmCDシングルなるものが出始めていましたが、まだ7インチありましたってことで、A面はどうでもいいんですが、B面が細野サンの曲だったので⏰

デザインはYMOのアメリカ盤のジャケも手掛けているLou Beach

ジャケ中にツアースケジュールが載ってますけど結構ハードですね、パジャマ着てるのはCMの衣装(A面はそのCMソング)、それで思い出したが、スープ飲んで応募券集めてパジャマが当たる的なやつを送ったかも、しかも当たったはいいが実際着れるわけもなく困ったこと、… と思い巡らすが何せ30年以上前、送ってもなければ当たってもないかもしれない、もー記憶があやふや、それにしても子供の頃コーンスープといえばポッカだったが、これ以降クノールになってしまったかもしれない

ちなみに細野サン松田聖子中森明菜小泉今日子薬師丸ひろ子原田知世の5人に曲提供した唯一の人ではないかと
... と、長年思っていたのだが、林哲司もそうだったと気づく、他にもいるのかいないのか⁈




小泉今日子「短篇夏のタイムマシーン」

88年7月6日リリースの12インチシングル(と8センチCDとカセット)のプロモオンリー7インチ

A面「夏のタイムマシーン」(12インチより約5分短い)
作詩:田口俊/作曲:筒美京平/編曲:川村栄二
B面「快力!ヨーデル娘」(三菱エアコン霧ヶ峰CFイメージソング)
作詩:秋山道男/作曲:細野晴臣/編曲:戸田誠司

80年代中頃からCDに移行するまでの数年間、7インチシングルはもう古い、これからは12インチシングルだと(今思えば大した理由もなく)煽られていた時期があり、アイドルもそのようなリリースをしていたが、この夏のタイムマシーンは通常3〜4分の曲を12インチ用に長めにミックスするというような事ではなく、単純に4番まである長い曲(9分43秒)、この時期ならではの実験的な試み

そしてシングルのプロモーションとして12インチを配るのは営業の人間が嵩張ると文句を言うので(勝手な憶測)、例によって配布用7インチが作られ、7インチに9分43秒をカッティングするのは酷なことから(33rpmでやれなくはないが)、2番までをエディットして「短篇」となった

そんな諸事情よりもB面である、これが12インチのカップリング曲である「夏のタイムマシーン」同様の長い曲Live On Saturday Night(8分08秒)であったなら買わなかったが、もう1曲のカップリング曲「快力!ヨーデル娘」であったがためのレア盤入手、この曲に至るまでの数年間、KYON2(キョンキョンからのキョンツー)周りの諸々を秋山道男が関わってたりしたが、この辺が最後だったっぽい

毎日グラフ独特別冊「活人」責任編集:秋山道男他、85年12月1日発行
ビデオ作品「Phantasien」(87年8月1日発売)、制作総指揮:秋山道男、監督:李泰栄
ARENA37℃臨時増刊『小泉記念鑑』企画・編集:秋山道男、86年12月26日発行
「夏のタイムマシーン」アザーカット、1989年ビクターのカレンダー

小泉今日子のコレクションは2枚だけ?と思われる方もいるかもしれません、あと「怪盗ルビイ」「Fade Out」が欲しいのですが、両方とも高値で買えない状況です、上記の21枚組7インチボックスではちょうどその2曲がカップリングされており、それだけバラ売りしてくたら最高なのですが...

ラストに7インチではなくアルバム曲になりますが、『Phantasien』(87年7月21日リリース)より「連れてってファンタァジェン」(作詞:安野ともこ/作曲:細野晴臣/編曲:土屋昌己)をシェアして本稿を締めたいと思います

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