小さな命が教えてくれたこと
普段は当たり前だと思っていることが、ある日突然、当たり前ではなくなる。
一匹のハムスターが教えてくれました。
今年の冬、私は突然無職になり心身ともにどん底の状態でした。
仕事を辞めると、時間の流れは一気に変わります。曜日の感覚も薄れ、生活のリズムも崩れていく。
そんな毎日の中で、変わらず続いていたことがありました。
それはペットのハムスターの餌やりとケージを掃除すること。
毎日行う、小さな命のお世話をする時間
今思うと、あの時間は「自分はまだ誰かに必要とされている」と感じさせてくれる、大切な時間だったのだと思います。
月日が経ち、
起業を決意し、それでもなかなか収益は見えず、不安だけが募る毎日。
それでも試行錯誤を重ね、ようやく事業の方向性が定まり、「これでいこう」と心から思えたその時でした。
彼女は静かに眠るように旅立ちました。
まるで私の人生がもう一度動き出すのを見届けてくれたかのように。
ペットは、不思議な存在です。家族にもなり、友人にもなり、ときには子どものような存在にもなる。
毎晩、滑車を勢いよく走る音は、正直なところ少しうるさいと思うこともありました。
でも今は、その音が聞こえない夜が少し寂しい。
あの時間も、かけがえのない日常だったのだと気づきました。
「もっと遊んであげればよかった。」
「もっと写真を撮っておけばよかった。」
そんな後悔は、失ってからしか気づけないものなのかもしれません。日常が変わる時、人も、動物も、仕事や仲間も、いつもそこにあると思っているものほど、失った時に「もっとできたことがあった」と過去を振り返ります。
人はどうしても、つい「ないもの」に目を向けがちです。
もっとお金があれば。
もっと時間があれば。
もっと能力があれば。
でも、本当に大切なのは、「あるもの」を磨くことなのではないでしょうか。
今そばにいる家族。
今関わってくれている仲間。
今できている仕事。
そして、今日という何気ない一日。
「ないものねだりではなく、あるもの磨き。」
言葉としては知っていても、それを毎日の行動で実践できている人は、どれくらいいるのでしょう。
何もない日常にこんなにも価値がある
失ってから、そうだったと振り返るよりも、今あるものに感謝を忘れない。
そして命には、リミットがある。
生かされた日々を誠意杯過ごす。
いい時もそうでない時も、家族と過ごし、いっぱいご飯食べて、懸命に仕事して、寝る。
平穏な毎日を好きな人と過ごす幸せ。
人生が好転し始めるとなぜか後回しにしてしまう人や事がありますよね?
「おいっ!それ、当たり前じゃないからな!」
って、言われた気がします。
小さな命が教えてくれたことより
最後までお読みいただきありがとうございます。
なんのために働く?
50代からは、静かな環境に身を置き自分の人生を歩みたいものです。
