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toukanote
【シロクマ文芸部】コーヒーに|エッセイ
朝、窓を少し開ける。
冷たい風がカーテンを揺らして、
部屋の隅にこもっていた昨日の空気が逃げていく。
コーヒーを淹れる音だけが、
静かな部屋にポツンと響いた。
「今日も、なんとかなるかな」
そんな小さな声を、湯気に混ぜてみる。
飲み口の苦みが、
胸の奥のモヤモヤを少しだけ溶かしてくれる気がして。
誰かの優しさが恋しい日も、
世界がうるさく感じる日も、
結局私は、コーヒーに助けられてる。
あたたかい一杯の中に、
昨日の涙も、少しの希望も、ちゃんと居場所を見つけてる。
——今日も、生きていけるね。
そう思えるまでの5分間。
それが、私の朝の魔法。
了

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