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【シロクマ文芸部】晴れた日に|エッセイ


晴れた日に、散歩へ出る。

特別な目的はない。
ただ、自然の中を歩きたくなる。

空は高く、雲はゆっくり流れている。
鳥の声が遠くから聞こえて、風が頬をかすめる。

夜の空には星座があるけれど、
昼の空にも、きっと見えない星座があるのだと思う。

誰かの歩いた道。
木の影の形。
揺れる草の線。

それらが静かにつながって、
ひとつの星座のように並んでいる。

歩きながら、ふと足を止める。
空を見上げる。

昼の青い空は、星が見えないだけで、
本当はそこにある。

自然の中を歩くと、
自分もその星座の一部みたいな気がする。

大きな宇宙の中で、
ほんの小さな点。

でも、確かにそこにいる点。

また歩き出す。

散歩は、
空の星座を思い出すための、
静かな時間なのかもしれない。


*下記企画に参加させて頂きました*


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