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toco_33_hiyo
【シロクマ文芸部】晴れた日に|エッセイ
晴れた日に、散歩へ出る。
特別な目的はない。
ただ、自然の中を歩きたくなる。
空は高く、雲はゆっくり流れている。
鳥の声が遠くから聞こえて、風が頬をかすめる。
夜の空には星座があるけれど、
昼の空にも、きっと見えない星座があるのだと思う。
誰かの歩いた道。
木の影の形。
揺れる草の線。
それらが静かにつながって、
ひとつの星座のように並んでいる。
歩きながら、ふと足を止める。
空を見上げる。
昼の青い空は、星が見えないだけで、
本当はそこにある。
自然の中を歩くと、
自分もその星座の一部みたいな気がする。
大きな宇宙の中で、
ほんの小さな点。
でも、確かにそこにいる点。
また歩き出す。
散歩は、
空の星座を思い出すための、
静かな時間なのかもしれない。
了

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