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kawachinbooklog
2025.1.SEP 炭酸飲料.本棚.ボーリングピン|ショートショート5
「なあ、なんでお前の本棚にボーリングピンつまってんだよ。」
珍しく恵が先に喋った。
「ああ、それ、もらったんだよ。前の学校の先輩に。」
悠は炭酸飲料をがぶ飲みしながら答える。
「だからって、こんなところに入れとくことないだろう。」
そう言って恵はボーリングピンを持ち上げようと手を伸ばした。
「あっ、そこは駄目だって、さわんなよ!!」
悠は珍しく取り乱して言う。
恵は「はは〜ん、こいつ隠してるな?」的な顔をして思いっきりボーリングピンを本棚から引っこ抜いた。
「駄目だって、やめろって!!」
悠の声虚しく、次の瞬間——
ガラガラガッシャ〜ン!!!
と本棚は崩れ落ちた。
突然の出来事に唖然としている恵をよそに、悠は言った。
「この本棚、ネジが足りなかったんだよ。丁度ボーリングピンで補強できてたんだよ。
あと、俺見たからな。“はは〜ん”じゃねーよ!! 本棚になんて隠さねーから!」
部屋中に散乱した漫画の中で、恵はひとり爆笑した。
了

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