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【シロクマ文芸部】また明日|エッセイ


また明日、と思いながら眠りにつく。
その言葉はいつも、未来へ向かうための合言葉みたいで、実は少しだけ怖い。

未来というものは、形がないくせに重たい。
期待や不安や後悔を全部まとめて背負わせてくる。
だから私は、ときどき今日の自分をその場に置いていく。
抜け殻みたいに。

本当の気持ちは見えないようにして、
平気そうな顔をして、ちゃんとやれているふりをする。
それは弱さじゃなくて、生き延びるためのカモフラージュだと思っている。

それでも夜が来て、また明日と言えるなら、
抜け殻の中に、ほんの少し未来は残っている。
見えなくても、触れなくても、確かにそこに。

だから今日も、私はそっと言う。
また明日、と。


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