Photo by
nisshingeppo123
【青ブラ文学部】冬の夕映え|エッセイ
冬の夕方は、少し立ち止まりたくなる。
空気が澄んでいて、光だけがやけに目立つ。
街路樹は葉を落とし、枝だけになっている。
寒そうなのに、夕映えを受けて静かに立っている姿は、どこか凛としている。
無理に飾らない強さ、みたいなものを感じる。
ビルの隙間から見える空は、驚くほど高い。
切り取られた四角い空なのに、広さだけは嘘をつかない。
コンクリートに囲まれているほど、空の高さが際立つのが不思議だ。
冬の夕映えは、派手じゃない。
でも、今日一日をちゃんと終わらせてくれる色をしている。
「よくやったね」と、誰にも聞こえない声で言われている気がする。
私は空を見上げて、深く息を吸う。
冷たい空気の中で、心だけが少し軽くなる。
この高さがあるから、また明日へ進めるのだと思った。
了

*下記企画に参加させて頂きました
☆次の作品はこちらです↓↓↓
前回の作品はこちらです↓↓↓
悠・恵 日常・ほのぼの↓↓↓1
最後までお読みくださり、ありがとうございます😊すず
いいなと思ったら応援しよう!
読んで下さりありがとうございます!励みになります!