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「あれ、高くない?」——7月の値上げラッシュを、棚の前で考える

いつものカゴが、いつもの金額にならない

スーパーのレジで、金額を見て一瞬止まる。買ったものは先月とだいたい同じなのに、なんか多い。

この夏、それが気のせいではなかったことがはっきりしました。7月は食品だけで2000品目を超える値上げがあったと報じられています。カップ麺、パン、ハムやソーセージ、缶詰、麦茶。そこに紙おむつや洗剤、文具といった日用品まで重なりました。

一つひとつは数十円の話です。でも重なると、レジの数字がじわりと動く。

効いてくるのは「毎週買うもの」

今回の値上げリストを眺めていて思ったのは、対象が驚くほど日常品に寄っていることでした。

年に一度の贅沢ではなく、毎週カゴに入るもの。だから家計への効き方が、単純な値上げ幅以上に大きくなります。

10%上がった商品を月4回買えば、影響は月4回分。同じ10%でも、年1回買うものとは重みが違います。

家計を見直すときは、値上げ率の大きさより買う頻度から見たほうが早い、というのがここでの実感でした。

電気代は、補助と値上げが同時に来る

ややこしいのが電気代です。

この夏は電気・ガス代への補助が7月から9月にかけて再開される一方で、そもそもの単価は上がっている、という状態です。

つまり請求書の数字だけ見ていると、補助のある間は「思ったより上がってないな」と感じ、補助が切れた月に急に跳ねたように見えます。

本当の水準を知りたいときは、補助の欄がいくらか、明細で確認しておくといいと思います。わたしはこれを見て、想像より土台が上がっていることに気づきました。

サブスクも、静かに上がっている

もうひとつ、見落としやすいのが月額サービスです。ゲームのオンラインサービスやオフィス系ソフトなど、この時期に値上げが発表されたものがいくつかありました。

食品なら棚で気づきますが、サブスクは自動で引き落とされるので、上がったことに気づく機会がありません。メールは来ているはずなのですが、たいてい読んでいない。

年に一度、契約中のサービスを一覧にして眺めるだけでも、けっこう発見があります。

やることは、けっこう地味

対策として現実的なのは、たぶんこのあたりです。

  • 買う頻度が高いものから単価を見直す(月4回買うものが最優先)

  • 電気代の明細で、補助額がいくら乗っているか確かめておく

  • サブスクを一覧にして、使っていないものを一つ切る

どれも派手さはありませんが、値上げが「毎月効いてくる」タイプである以上、対策も毎月効くものを選ぶのが理屈に合っています。

節約の話になると気が滅入りがちですが、レジで驚く回数が減るだけでも、けっこう気は楽になります。

次の買い物のあとにでも、家族と「今日いちばん意外だったのは何か」を出し合ってみてください。頻度の高いものから見直す、という話が、いちばん自然に始まる入り口だと思います。


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