【数字でわかる健康⑮】汗をかいていなくても、1日に約500mLの水分が失われている。
今日の数字は「約500mL」。
「今日は汗をかいていないから、水分補給はあまり必要ない。」
そう思ったことはありませんか?
実は、それは少し違います。
私たちは汗をほとんどかいていなくても、1日に約500mLもの水分を失っています。
これは「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼ばれるもので、皮膚や呼吸から自然に蒸発していく水分のことです。
つまり、自分では気づかないうちに、ペットボトル1本分ほどの水分が身体から出ていっているのです。
さらに、ここへ尿や便による水分の排出が加わります。
だから私たちは、毎日意識して水分を補給する必要があります。
「喉が渇いたら飲めばいい。」
そう考える人も多いでしょう。
しかし、喉の渇きを感じた時点で、身体はすでに軽い脱水状態になっていることがあります。
特に高齢になると、喉の渇きを感じにくくなるため注意が必要です。
私はリハビリで、「あまり喉が渇かないから、水はあまり飲まない」という方に出会うことがあります。
でも、身体は正直です。
水分が不足すると、血液は流れにくくなり、体温調節もうまくできません。
疲れやすくなったり、立ちくらみを起こしたり、便秘の原因になったりすることもあります。
夏だけの話ではありません。
冬は空気が乾燥し、暖房で室内の湿度も下がります。
そのため、知らないうちに不感蒸泄が増えていることもあります。
季節を問わず、水分補給は大切なのです。
では、どのように飲めばよいのでしょうか。
おすすめは、「喉が渇く前」に少しずつ飲むことです。
朝起きたとき。
食事の前後。
外出の前後。
入浴の前後。
寝る前に少量。
このように生活の中でタイミングを決めておくと、無理なく水分を補給できます。
もちろん、一度に大量に飲む必要はありません。
こまめに補給することが、身体にとっては一番効率的です。
私たちは毎日、気づかないところで水分を失っています。
だからこそ、「喉が渇いていないから大丈夫」ではなく、「今日も身体は水を必要としている」という意識を持つことが大切です。
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今日の数字は「約500mL」。
汗をかかなくても、身体は毎日ペットボトル1本分ほどの水分を失っています。
この記事を読み終えたら、ぜひコップ一杯の水を飲んでみてください。
その一杯が、あなたの身体を静かに支えてくれるはずです。
次回の数字:約860億個。
あなたの脳には約860億個の神経細胞があるといわれてきました。
私たちが考え、感じ、動くことができるのは、この小さな細胞たちのおかげなのです。
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