理系大学生による「共通テスト国語」で9割を取る勉強法(古文編)
こんにちは、Mr.Riverです。
夏休み、天王山の時期ですね。
私は塾講師のアルバイトで夏期講習をやっているのですが、思いの外
古文で苦戦している生徒が多いと感じたので、今日は古文の勉強法について書いてみようと思います。
私は、現在理系大学院に通っているのですが、
高校3年生の頃は文系クラスで古文や世界史を勉強していました。
そのため、共通テストでは国語で9割を取ることができました。
模試や過去問でも9割を安定して取ることができていたと記憶しています。
私は河野玄斗さんなどネットで崇められているような天才の類ではないので、満点を取れたことはありませんが、しっかり対策すれば凡人でも高得点を安定して取れるというスタンスでお話しできたらなと考えています。
実際に高校1年生の頃は古文の授業で赤点の常連でした。(笑)
私が本番受けた共通試験でも
評論文、小説、古文、漢文の全ての大問で綺麗に1問ずつ落としました。
見事なまでの凡人っぷりです。(苦笑)
おすすめの参考書なども挙げていくので、
興味あれば読んでみてください。
古文って何を勉強すれば良いか整理できていますか?
古文が苦手な人の特徴は、
・古文の全体像が見えていない
・覚えるべきことを覚えていない
・単語を知らない
・全ての文章を日本語訳しようとしている
などの傾向が多い気がします。
一つ一つの解説は下の方でやっていくとして、
先ずは古文の全体像を認識していきたいですね。
古文の全体像(勉強すべきもの)は以下のような感じです。
① 古典文法
② 古文単語
③ 古文常識
優先順位としては、
①>②>>>>③
といった感じでしょうか。
古文単語を覚えていくことは間違いなく大切なのですが、
文法を勉強して理解していないと、
推量や意思などの意味やニュアンスがわからないので誤読に繋がってしまいます。
また、古文で最もだるいのは「登場人物(主語)の省略」です。
これのせいで古文が難解なものになっているといっても過言ではありません。
そのため、古典文法の中で最も重要なのは助動詞と敬語だと言えます。
これらの文法事項は、
語の意味だけでなく、消された登場人物を補完するヒントにもなるからです。
先ずは古典文法を固めよう
古典文法の重要性をもう一度解説
古文の最大の課題は、主語の欠落に伴う文章の難解化です。
それを補完するのが敬語(や助動詞)で、意味を決定的にするのが助動詞や助詞です。
これらを抑えることは必至なのですが、敬語や助動詞は活用するので、どれがどの意味の助動詞か(或いは動詞の一部か)などを判定するために活用を理解する必要があります。
助動詞の活用は動詞や形容詞、形容動詞の活用で基本的に説明できるので、
やはり最初に動詞の活用を叩き込む必要があります。
文法暗記のコツ
まあ、裏技などはなく、何度も声に出して覚えていくしかないでしょう。
ただ、工夫して楽することはできます。
動詞の活用でも、ある程度決まった語が特定の活用をするので、
四段、上二段、下二段以外は単語が決まっている。と覚えたらシンプル化できます。
日本語が悪い気がしますが、
下で紹介する参考書をよんでもらえれば何を言っているかわかってもらえると思います。
おすすめの参考書
おすすめの参考書は、
「富井の古典文法をはじめからていねいに」
です。
この参考書は本当に素晴らしい出来だと思います。
私が知っている参考書の中で最も丁寧に体系だって書かれていると感じました。まとめ冊子も非常に良くできています。
容量の良い学生は本当にこれ一冊でOKだと思います。
極論これと古文単語帳さえ覚えればあとは問題演習だけで良いとすら思います。
内容を理解して繰り返し暗記しましょう。
文法問題集は「富井の古典文法をはじめからていねいに」の後でやろう
古典文法は「富井の古典文法をはじめからていねいに」をある程度覚えてからやる方が良いです。
先に体系だって覚えるのとそうでないのでは定着度が全く違います!
有名な基礎問題集として「ステップアップノート」なんかもあると思います。
確かに優しくてわかりやすい例文は好感触なのですが、
それぞれの文法事項がオムニバス形式で出てきるので体系立った理解がしにくい構造になっています。
数学の参考書で例えるなら、チャート式から最初のまとめの部分を取り除いていきなり例題と練習の問題演習が始まっているような感覚です。
まず動詞の活用が2章に割されているだけで結構思うところがあります。
極め付けは、助動詞です。
助動詞は古文の最も重要な単元で、接続、活用、意味を抑えないといけないにも関わらず、どの助動詞がどの接続と活用をとるのかをかなり適当にまとめてしまっています。
これでは覚えられるものも覚えられません。古文に苦手意識を持つ学生なら尚更です。
なかなか酷評した気もしますが、体系だてた文法理解(及び暗記)を実現した後に解く分には最高の問題集です。
しつこいですが、文法問題集は基礎とついていても、
「富井の古典文法をはじめからていねいに」をある程度覚えてからやる方が良いです。
古文単語を固めよう
古文単語帳の選び方
古文単語は300語以上あればどれでも良いと思います。
私は、これを使いました。
単語暗記のコツ
大前提、気合いと興味と接触回数で覚えるしかないのですが、
工夫できることはいくつかあります。暗記のコツは以下の通りです。
①漢字を意識して覚える
②良くある意味の語を整理する
単語帳を見ると単語の下に括弧書きで漢字表記がついているものがあります。ややこしい単語でも、漢字とセットで覚えて、漢字のイメージをトレースすると簡単に覚えられる単語が少なくありません。
漢字とセットで覚える習慣をつけましょう。
古文単語の中には同じ意味の単語が結構あります。一度それらをまとめておくと、後でこんがらがったりせずに済みます。
「とても・非常に・かなり」や「中途半端な」、「死んだ・亡くなった」系の単語は一度どんなものがあるかまとめてみましょう。
単語帳などに書かれている派生後なども覚えるようにしましょう。
(少なくとも目は通しておいてください)
類似した語が同じ意味を持っていることが稀にあるので、未知の単語がきた時になんとなくで察する”勘”が養われるからです。
この世の全ての単語を覚えようとしないでください
300語以上を覚えたら、基本的に必要な単語は全て覚えられたと考えて良いでしょう。
しかし、それでも知らない単語は出てくるかもしれません。よほど重要そうなら追加で暗記しても良いですが、
読めなくても解けたのではないか
という視点を持ってみるようにすると良いかもしれません。
古文には読めなくても良い或いは出題者が読み飛ばすことを想定して作る文章が存在します。読むことにこだわりすぎて点数が伸び悩むのでは本末転倒です。
これが文章の本筋か、注意して読む癖をつけてみてください。
単語帳を単語帳で終わらせるな
古文単語で最も私が主張したいのがこれです。
単語帳を単語の学習で終わらせるべきではないということです。
例文を読んで読めるかをチェックします。
例文で知らない単語があればそれも覚え、
品詞を調べて助動詞の意味などからちゃんと訳せるかを追っていきましょう。
恐ろしく文法の力が伸びるはずです。
思想が強いかもしれませんが、
私は、真の文法問題集は単語帳だと考えています。
単語帳の例文に出てくる助動詞で活用を考えて判別したり意味を考えたりして訓練しましょう。
文章を読んで問題演習を重ねよう
問題演習の取り組み方
まずは時間を測って解きます。
その後必要な箇所の品詞分解や意味調べを行い、
今まで覚えた事柄で説明できるかのチェックをします。
忘れていればそこを覚えなおします。
それを繰り返していけば、文法と単語が染み付いてくるはずです。
読解のキモとなる古典単語も有名どころが見えてもくるでしょう!
問題演習で注意すること
単語の項目でも触れましたが、
古文は完全に読破できると思わない方が良いです。
文法も単語も覚えたけど伸び悩んでいるという人は完璧主義にとらわれている可能性があります。
古文は未解明なことも多く、現在も古文に詳しい歴史学者や文学者が解読を試みています。
そんな文章を100%読もうなどというのは傲慢かもしれません。
現代文でも「例えば、〜」の後を流し読みして解くことがありますよね、
その感覚で流し読みしてOKなのです。
練習で真に培うべきは、覚えた文法と単語で読める文章か、読むべき文章か、流し読みして良い文章かという判断ができるようになる「古文の情報リテラシー」なのです。
共通試験(センター試験)の古文でもそういった文章は多々あります。
意識して演習してみましょう。
余力があれば古典常識を知っていこう
古文単語と古典文法が固まり、文章題が安定して解けるようになってきたら
古文常識に手を出してみましょう。
古文の世界の出来事は、
歌の文化や建物の構造、結婚観など現代の常識では予想できないものが多いです。
隙間時間に読み物として読んでおくことでかなり誤読を減らすことができるので、点数が安定してきます。
運が良ければ、文章がわからなくても単語を見ただけで、
「ああ、あの文化の話かな?」
とわかってしまうような問題も出てきたりします。
あくまで読み物なので、好きなものを書店で選んでみましょう。
例えば、下のような書籍などでしょうか。
欲を言えば、
単語帳を読み込んで文章を解いていく過程で古文常識を身につけていくのが最も健全な手法なのですが、受験生の時間の価値を考えるとそうもいっていられませんよね。。。
まとめ
まずは古典文法を完璧にしましょう。
(詳細は今後も書いていこうと思います)
古文単語は例文も読んで、古典文法の復習に使っていきましょう。
別の単語の復習だけでなく、「あなかま」など、慣用句に触れるきっかけになるので効率が良いです。
