【#旅行的閑話】ホテルの部屋にゴキブリが出現した話【#実話だけどこのnoteに掲載された旅先の話ではない、断じて】
はじめに、兼、注意書き
さて、今日は、私が旅行先で経験したことについて語ろうと思う。
先に言っておきたいのだが、今からする話は、私のnoteに掲載された旅行エッセイ等の旅先の話ではない。
経験したものずいぶん前の話である。
なので、この記事を読む方には、
・この記事は私のnoteに掲載されたいかなるお宿の話でもないし、私のnoteに掲載されたいかなる旅先の話でもない
ということをご理解いただきたい。
ご理解いただいた方のみ、先へ進んでください。
今からする話は、私のnoteに掲載されたいかなるお宿の話でもないし、私のnoteに掲載されたいかなる旅先の話でもない。
それでは始めましょう
気付いたのは午後10時頃
私がそれに気付いたのは、旅先を見て回って、帰ってきて一息つき、シャワーを浴びた後である。
一人掛けの椅子とテーブルがあり、その傍にシングルベッドがあるという、よくある部屋のつくりだ。
私はベッドに腰かけ、確か、テレビを見ていたと思う。
・・・ふと、椅子の下に違和感を感じた。
最初に違和感を感じて、注目すると・・・っていうのは、G発見あるある。
よく見ると、そこにGがいた。
椅子の下だ。
足が細いタイプの椅子だったので、椅子の下にいれば、もう全身丸見えである。
意外なことに、叫んだりはしなかった。
前に一人暮らしの家にGが出た時は叫んで実家に電話したのに。
その後、一人暮らしをする以上はGにも慣れる必要があると感じて、Gが出てくるYouTubeを見まくった成果であろうか。
私は冷静であった。
言い忘れたが、この時ももちろん一人旅である。
対応を検討(共存 or NOT)
そのGは、後から思うと、すでに弱っていたのだと思う。
私の視線を感じたはずなのだが、かなり長時間、全く動かなかったのだ。普通、Gという生き物は、人間に見つかったと悟るや、猛スピードで物陰に向かってダッシュするものである。
しかし、そのGは全く動かず、私の視線を受け止め続ける。
まず思ったのは、動かないならまあいいか、ということだ。
Gがそこにいると分かっていれば、そこを見てもびっくりしないし、あの異様に早い動きにゾッとすることもない。
よし、共存できる。
と思ったところで、Gが動き始めた。
しかも、こちらに向かってくるではないか。
奴らが危険を感じた時に見せる猛スピードではなかったのは幸いだったが、ヨタヨタと、しかし確実に、こちらに向かってくる。
あーダメだ・・・
Gが動くということであれば、ふと目をやった場所に現れたり、私が歯を磨いている間に洗面所に忍び込んできたり、果ては寝ている間に荷物に入り込んだりする危険性がある。
これは無理だ。
共存できない・・・
そうこうしているうちに、時刻は午後11時に近づいてきた。
対応を検討(戦い方)
クローゼットを開けて隅々まで探してみたが、殺虫剤の用意はなかった。
田舎の温泉宿とかなら置いてあったりするのだが。
ただ、部屋になくても、フロントにはきっとある。
フロントに電話して殺虫剤を持ってきてもらうことはできそうだ。
しかし、そこからその殺虫剤で戦うことができるか?
実は、私は一人暮らしの中でもGに遭遇したことは一度しかなく(叫んで実家に電話した一回)、その時は電話している間にGの姿が見えなくなったので、翌朝バルサンを焚くという戦い方をした。
職場にGが出たことは何回かあるのだが、その時は、「同じ時間に同じ場所に出る」というGの性質を使い、ホイホイした。
つまり、実戦経験がない。
Gって、同じ時間に同じ場所に出ません?
考えた結果、だいたい方針が定まった。
フロントに電話してGがいることを話し、ひとまず殺虫剤を持ってくることを依頼する。持ってきてもらったところで交渉して、あわよくばホテルの人に戦ってもらう。
これだ。
いやでも、電話してGがいると言って信じてもらえなかったら?
「はあ、そうですか。だから?」みたいな反応されたら・・・?
じゃあ確認しに来てくださいと言うとして、来てもらう間にGがベッドの下とか見えない場所に行っちゃったら・・・?
その他にも、言われたら嫌なことがいろいろと頭に浮かんでは消えた。
起こり得そうな嫌なことはだいたい全部想像しきった。
これで実際に何を言われても「想定内」なので新たなダメージはない。
よし、電話しよ。
いざ!
内線は数コールで繋がり、落ち着いた男性の声が応答した。
「あの、実は、部屋にGが出て・・・殺虫剤とか持ってきてもらえますでしょうか・・・」
とおそるおそる言ってみると、普通に、初手で、
「大変申し訳ございません」
と言われた。
これからいろいろバトルすることを想定していたので、拍子抜けである。いや、有り難いことなんだけど。
さらに、「(部屋にGが出るなどということは)あってはならないことです。」とまで言われた。
いや、そこまでは・・・
提案していただいたのは、部屋の交換である。
これは予想外。正直、部屋に大荷物を広げていたので、部屋の交換はめんどくさいという気持ちもあった。
「いや、あの、殺虫剤でやれればそれで十分なんですけど・・・」と言ってみたが、今の部屋の同じ階に部屋を用意できるから移動してくれと、ものすごく丁寧な感じでお願いされた。
※今にして思えば、殺虫剤があったとて確実に●(←規制文字)せるとは限らないし、殺虫剤が荷物にかかったとか後で文句を言われたらそちらの方がホテル的には面倒だろう。いや、私は文句言わないんだけどさ。
そういうことで部屋を移ることになったのだが、驚いたことに、私の部屋にGがいることは特に確認されなかった。部屋に入ってこられることもなかった。
私が「いる」と言ったのを信じてくれたらしい。
(「あの、イスのあたりにいますんで・・・」とは伝えた。)
もっと驚いたのが、案内してもらった部屋が、たぶんそのホテルのめちゃめちゃグレードの高いお部屋だったことだ。もしかしたらこれがスイートルームってやつだったのかもしれない。
まず広い。後でホテルの公式サイトで調べたのだが、当時一人暮らししていた部屋より広かった。
デスクとは別にローテーブルがあるし、ソファもあるし、お風呂とトイレが別だし、冷蔵庫も大きい。キッチンみたいな設備もある。なんだこれ。
さらに、ホテルの人が、紙袋にジュースや水を詰めて持ってきてくれた。
いや本当に、そこまでは・・・
すでにシャワーを浴びてしまっており、お風呂を使う機会がなかったのが残念であった。
お風呂に入り直そうかと一瞬思ったのだが、正規の料金を払ってこのお部屋に泊まってるわけじゃないのに、これ幸いと必要のないお風呂まで使うのは違うかなと思い直して、やめておいた。
もちろんベッドも大きかった。
もしかしたら前のシングルルームよりも質の良いマットレスとかお布団だったのかもしれないが、そこまでは分からなかった。
それから、チェックアウトの時にもお菓子を渡された。
いやだから、本当に、そこまでは・・・
この記事を書いていて改めて心配なのは、私の部屋からちゃんとGが発見されただろうか・・・ということである。
頼むから、ホテルの人が部屋を確認するときまで目立つところにいてくれ!! いなかったら、私が嘘をついたと思われてしまう・・・
「あの嘘つきがッ!」と思われていませんように・・・あのホテルを出禁になっていませんように・・・
終わりに
さて、最後に念のため言っておきたいのだが、今回のホテルの対応は、決して当たり前ではないということだ。
人の営みがあるところにGはつきものであり、Gがいないホテルなどあり得ないのである(たぶんね)。
もしかしたら、ホテルにGが出たので対処法をネット検索してこの記事にたどり着く方がいらっしゃるかもしれないが、ホテルの人に「こういう対応をするホテルもあるんですよ!」とか言うのはお控えください。
ホテルも客も、お互い、できることをするしかないと思う。
過度な対応を求めてはいけない。
実際にホテルの部屋にGが出た場合の対処法というよりは、旅行中のおもしろエピソードとして楽しんでいただけたら幸いである。
↓お口直しに、泊まってよかったお宿の話でも読んでください。
