【美術館めぐり】山形美術館の常設展が良かった話【電車旅】
はじめに
先日、山形県鶴岡市にあるスイデンテラス(というホテル)に宿泊した。
その帰りに、山形駅の近くの山形美術館に行ってみた。
山形駅から徒歩20分程度。
ホームページを見てもどのような展示をやっているのか正直よくわからなかったが、とりあえず行ってみた。
入口付近に看板があり、そこで分かったのは、
「フランス近代絵画の精華 没後40年マルク・シャガール特集展示」
をやっていること。
受付のお姉さんからチケットを購入する(800円)と、展示室の入口の説明と、「マルク・シャガールの特集展をやっています」と教えてくれた。
これが山形美術館のコレクション展ってことか?(値段的に)
(その美術館の所蔵作品の中からテーマに沿ったものが展示されるもの。その美術館の所蔵作品に加えて海外の美術館から有名な作品を借りてきたりして、ホームページで大々的に宣伝しているような展示は「企画展」と呼ばれることが多い。)
・・・と思っていたのだが、後から調べてみると、どうやら古くは吉野石膏株式会社のコレクションの寄贈を受け、その後もいろいろ寄贈してもらって、今は吉野石膏ホールディングス株式会社の所有するものと吉野石膏美術振興財団が所有するものがあるみたいなのだが、とにかく吉野石膏関係のコレクションを常設展として展示しているようだ。
ちなみに、日本美術の展示室もあり、そちらは山形銀行の長谷川会長がその昔に寄贈したコレクションが常設展として展示されているとのこと。
お金持ちってすごいなあ。(投資的な利点もあるとは思うが・・・)
所有者の説明終わり。展示室に入る。
西洋美術の展示室
展示室は大きく分けて、西洋美術と日本美術に分かれていた。
まずは西洋美術の方へ。
モネ、ピサロなど印象派の目に優しい作品、マネの《イザベル・ルモニエ嬢》、ルノワールなど、充実したコレクション。
アンリ・ルソーもあった。
つい最近、山田五郎先生のYouTubeチャンネルでアンリ・ルソーの特集をを見ていたので、「おお〜〜〜〜」と楽しい気持ちに。
そして、たくさんのマルク・シャガール。
小さめの作品が多いが、15点も集まっていた。
シャガールといえば、第一次世界大戦と第二次世界大戦の間くらいにパリに集まった異邦人の画家集団、「エコール・ド・パリ」の代表的画家の一人。鮮やかな色で画面を覆い、人が宙に浮いていたり、逆さまになっていたり、首がどう考えても折れてるみたいな角度に曲がっていたり、とにかく一度見たら次の機会にはシャガール作品を漏れなく「シャガールだ!」と判定できるようになる、そんな個性的な絵を描く。《誕生日》などで検索してみてほしい。
これは私の限られた経験に基づく感想なのだが、日本の美術館のコレクション展にはやたらシャガールがある、気がする。
どこの地方の美術館にも、コレクション展を覗くと大体シャガールがいる。
有名なところだと、青森県立美術館にバレエ「アレコ」のための背景画がどどーーーんと展示されている。まあ、青森県立美術館の例は、コレクションの一部としてたまにコレクション展に出されるとかいうのではなくて、美術館の目玉の一つとして大々的に展示されているのだが(4点あるうちの一つはフィラデルフィア美術館からの借用)。バレエの背景画だけあってものすごく大きくて迫力満点なので、青森に行く際にはぜひ訪れてほしい。
話が逸れてしまったが、とにかく、日本の美術館にはシャガールが多い(気がする)という話。
シャガールは長生きしたようだし(さっき調べたら98年くらい生きていた。)、作品数が非常に多いということなのか、日本人が特にシャガールが好きということなのか。はたまた、シャガールの絵は見たらすぐにシャガールだと分かるし、かなり目立つので印象に残っているということなのだろうか。
これからも各地の美術館を訪ねて解明したい。
ロビー
西洋美術の展示室と日本美術の展示室をつなぐホール(というか、入口入ったところのロビー)にはいくつかの彫刻作品が展示してあるのだが、それらの奥に、ピカソとルオーの大きい絵が展示されていた。
本当は・・・確か、このロビーには大きい絵が3つ飾られていたと思うのだが・・・
ピカソとルオーの印象が強すぎてもう一人を覚えていない!!
美術館のホームページを見たが、ホールにどの作品が展示してあるかは書いていないようだし、どうにも思い出せない。
ちなみに、ジョルジュ・ルオーは、20世紀前半のフォーヴィズムと呼ばれる芸術の流れの一部であり、とにかく、一度見たら忘れられない力強い筆致と大胆な構図がものすごい画家だ。検索してみてほしい。
フォーヴィズム自体、ゴッホやゴーガンの影響を受けたと言われていて、まあ確かにルオーの絵からはゴッホを感じる・・・ような気もする。
そのルオーと、説明不要なピカソと並んでいたもう一人は誰だったか・・・
うーん、残念ながらやはり思い出せない。
日本美術の展示室
その後、日本美術の展示室にも入ったのだが、西洋美術の展示室に時間を取られてしまい、歩き疲れたのであまりじっくり見ていない。
とりあえず谷文晁があったり与謝蕪村があったりして充実したコレクションなのだろうな、と思った。
まとめ
以上、旅行の最後になんとなく寄った山形美術館が思いの外良かった話。
山形駅からもほど近く、山形タウン最大の観光スポット、山形県郷土館文翔館にも歩いて行ける距離にあるので、山形駅で時間を余らせた人は、ぜひ行ってみてほしい。


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