マンガワン/小学館|「会社として」がモヤモヤするのです@#13生きた教科書を読む
リスクコラム中井です。
小学館の漫画アプリ「マンガワン」について、重箱の隅をつつきます(事件・裁判内容には触れません)。
2026年3月4日に小学館が出したお知らせ<「週刊文春」の報道に関して>の「会社として」という表現が、どうもモヤモヤするのです。(☞欄外①)
<2022年、新たなペンネームで連載を再開していたことについては、札幌地裁判決後の2026年2月25日にマンガワン編集部より報告があり、会社として初めて確認いたしました>
マンガワン編集部が、小学館の一組織でなく、外部の別会社であるならば、分かるんです。
「会社として」ではなく、社長であったり、取締役会であったり小学館内の上位組織名だったら、分かるんです。
でも違いますよね。だから、どうも腑に落ちない。
それに先立つ2月28日のお知らせ<マンガワンにおける原作者起用について>も読んでみると……
<会社として管理監督責任を問われる重大な事案>
……という表現がありました。(☞欄外②)
二つのお知らせにある「会社として」という言葉の意味を考えてみると、「会社」と「マンガワン編集部」を厳密に区別して、マンガワン編集部がミスして、会社は管理監督責任を果たせなかったーーと読み込むしかないようです。
ここで、私の常識が混乱するのです。
内部的にどこがミスして、どこが管理監督できなかったかをハッキリさせるのは、原因究明や再発防止には役立つと思います。でも、外部から見ればミスをしたのは会社=小学館ということじゃないですかね。
はるか昔、広報担当者をやっていたころの経験に照らすと、「社員が万引きした」というような個人的案件では、「会社として初めて確認」「会社として管理監督責任を問われる」というコメントを出しても違和感はないんです。
でも、今回問題となっているのは、小学館という会社のミスなんです。
マンガワン編集部(または、当該編集者や当該編集長)に、ぐいっと責任を押し付けているーーというニュアンスを強く感じてしまい、どうもモヤモヤが収まりません。
「会社として」って、なんですかね。
◆ ◆ ◆
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。子や孫の世代に後ろ指をさされないように、また、頑張ります。 <了>
【欄外①】「週刊文春」の報道に関して | 小学館
【欄外②】マンガワンにおける原作者起用について | 小学館
*保護猫ロクの祈り「あした天気になあれ」

